IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

社会人強さ議論スレ

s.ameblo.jp

 

toianna.hatenablog.com

 

ちょっと待ってよ

ここ掘り下げようよ

 

第1階層 上級公務員、経団連加盟大企業勤務者、難関国家資格、成功した起業家。配偶者含む

第2階層 2流中規模会社勤務者。2流公務員

第3階層 中小企業勤務者、ニート

第4階層 フリーター、非正規社員派遣社員、飲み屋、風俗嬢など売春婦

 

根が下衆なので、ランキングとか格付けとか好きですよ

議論するのは不毛なので好きじゃないですが

上位ランカーを仮想敵にして、どうすれば別ルートから勝てるか考えるのとか好きです

 

SIerを訳もなく格付けしたり

http://www.itranking.net/blg/2015/09/20/si-ranking/ 

 

下位競争で盛り上がったり

http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1441028229/

(古いです)

 

web系はどこ?と聞いたら「web系なんて圏外に決まってるだろ!!」と罵られたり

 

・・・ 

 

というわけで、私も訳もなく階層作ってみました

 

社会人つよさランキング(意味はない)

 

第一階層 偉人 全てを持つ者

大成功した実業家とその経営層

著名な政治家、アーティスト、超有名人

世界レベルの有名スポーツ選手

ノーベル賞受賞者

 

第二階層 天上人 手の届かない人たち

資産家、成功した投資家、大企業社長

 

第三階層 大成功者 一般人の最高ランク

大成功したベンチャー社長

各分野での第一人者、一部の人気者

成功した漫画家や小説家など、アイドル

スポーツの世界大会メダリスト

 

第四階層 名士 すごい上に頑張ってる人達

弁護士、開業医、官僚、無名政治家

 

第五階層 一般成功者 探せば近くに居る出世頭

小企業の経営層

そこそこ有名人、スポーツ選手

事業部長、大企業課長

著書があるような一部のフリーランス

中堅会社の部長、各業界内で知られてる人

勤務医、成功してる士業の方

普通の漫画家や芸術家

超絶イケメンや美女

やりたいことで突き抜けた人

etc

 

第六階層 優秀な人 頑張ればなれる

有名企業の社員

一般企業のチームリーダーや主任、課長

上手くいってるフリーランス

成功したブロガー

公務員

 

第七階層 普通の人

正社員、普通のエンジニア

良き家庭を持つ人

日々仕事が楽しい人

特定派遣

 

第八階層 何かがギリギリな人

社畜、給料安い人

仕事が辛い人、非正規労働者特定派遣は除く)

風俗嬢

先行き暗い人

生活保護

 

第九階層 苦しい人

ブラック社畜

ネオニート

地方のフリーター

上手くいってないブロガー

失業者

借金まみれの人

 

第十階層 生きるか死ぬかの人

貧乏でニート、浮浪者、病人

 

第十一階層 石を投げられる人

詐欺師などの犯罪者

暴力団ブラック会社のトップ

 

 

あくまで強さなので注意です

前も書きましたけど、突き抜けた人はどこか病んでるケースがあります

 

第一階層でも不幸そうな人居ますし

第十一階層でも幸せそうな人居ますよね(楽しそうな犯罪者共とか)

気の持ちようなんですよ(って自分に言い聞かせる)

 

 

所感

不毛な記事かけてたのしかったのでよかった(小並感)

スマホでブログは書きづらいとおもった(小並感)

第一階層のエンジニアが日本から出てほしいとおもった(小並感)

スレではないとおもった(小並感)

将来はエンジェル投資家になりたい(真顔)

 

 

次回はガチな奴書きます

 

(あ、俺7〜9だから大体風俗嬢とどっこいなのか)

デキる人間の方法論にご用心 会議編

よくあるビジネス書や自己啓発記事で「こうするといいよ」っていう主張を見ますが

ああいうのも、自分の状況で使えるものと使えないものがありますよね

という話と、会議の話

 

今日見た一つの例

japan.cnet.com

 

そういえば某D社に訪問してきたのですが、とてもシンパシーを感じました

類友感がありました

全く関係ないですが

 

頭いい人たちの方法は、頭悪い人には通用しない

当たり前ですが。

頭がいい人は取材なんかで「こうすると上手くことが運ぶ」という発信をよくします

しかし、その方法を誰もができるとは限りません

(そのくらいなら誰でも知ってますよね)

 

勉強でも、偏差値70の人の問題の解き方は、多くの場合、偏差値30の人には実行できないはずです

理由は単純に、スキルの差でしかないです

スポーツでも同じですよね、オリンピック選手の練習を、素人が真似しても身体壊すだけです

 

たまに、誰でもできてしまうやり方を発見する天才も居ますが・・

 

同じくらい能力があっても、状況が違うと通用しなくなる

こっちが本題。

上のような記事を見た時に、言ってることが理解できてるなら、俺ならやれそうと同意するかもしれません

でも待ってください

上のような会議の話は、チームや組織での話です

 

だから、偏差値70のチームの問題の解き方は、偏差値30のチームには適用できないかもしれません

もし自分だけが理解できても、チームが理解できなければ実行できないはずです

 

チームの状況

上では分かりやすくチームの偏差値と書きましたが

正しくはチームの状況ですよね

  • 規模
  • 頭の良さ、どのくらい話せる人がいるか
  • 上下関係
  • 文化
  • 目的

etc

これらが変わってくると、その方法が適用できるか吟味が必要になります

 

エンジニアリングに喩えれば、プロジェクトにライブラリが適用できるかどうかみたいなものです

 

チームリーダーや上司こそ気をつける

こういう「デキるチームの中の、デキる人間の、チームに対する方法」みたいなものを気にするのは特にシニア層や上司、リーダーが多いと思いますが

例え自分がデキるとして、本当にチーム全員が自分と同じようにできるかどうかは考えないといけませんよね

「また何か上が言い出した」と思われます

 

しかも自分のチームの状況を知っているのは自分だけで、記事には書いていないので

方法の適用には色々考えることが必要になるはずです

 

「会議は発言するべき」の謎

会議の例で具体的に見ていきたいです

 

会議って何するものなんでしょうね

  • 議論する場
  • 契約する場(言質を取る場)
  • 情報を共有する場

この中で、全員の発言が必須になってくるのが「議論の場」のみです

他のケースはむしろ「適当なこと言ってんじゃねぇ!」と怒られそうです

 

実際には、この3つがゴチャゴチャになった会議が多いです

議論しつつ、状況を共有し、何かを決める(契約する)

 

だとすると「発言すべき」論は

  • もっと良い議論にして、何かのジャッジに寄与して欲しい
  • 情報を共有(発信)して欲しい

のどちらかだと思います

 

この主張に適した「発言すべき」ケースは

議論力のある参加者、何かいい情報を持ってる参加者

であって

情報を持ってない参加者や、議論をかき乱すだけの参加者は別に発言しなくても良いのではないでしょうか

じゃあその参加者の役割は何かといえば、情報の共有(インプット)です

それさえ無ければ参加しなくてもいいです

 

ちなみにそこまで考えてから記事を意訳すると

「会議に出るまでに情報を持ってなく、議論を良い方向に持っていけないような社員はうちには要らないよ」だと思います

でももちろん仕事は会議だけではないので

コンサル・総合商社・事業会社なんかではこのノリでしょうけど、その他だと適用外な可能性もあります

ITで喩えれば、「コーディングで1行も書かないプログラマは要らないよ」みたいなものですかね?

 

「会議は発言するべき」の暴走

すごいデキる人が集まる業界ほど、会議や議論が重要になってきます

議論という仮想空間では、100億円でも1万人でも「仮の話」にできますからコスパがいいんです

そしてそういう業界では「発言しないのはノーバリュー」が正しくなっていきます

逆に、実際に手を動かすとか、プロダクトを作るみたいな業界では、そこまで会議が重要ではないです

仮想的な議論より、成果物や実行時間が重要になります

 

しかし、どうしても世の中はデキる人たちが情報を発信してしまうので

「会議は発言するべき」が世の中に広まっています

面白いことにこれは日本だけではありません

シリコンバレー界隈からも似た意見が伝わってきます

 

「会議は発言するべき」の目的は上に書いたとおり

  • もっと良い議論にして、何かのジャッジに寄与して欲しい
  • 情報を共有(発信)して欲しい

ですが、「会議は発言するべきだが、皆発言してくれない」ために、今度は謎の目的が生成されました

  • みんな会議に参加して欲しい

本当にこれが会議の目的でしょうか。手段と目的が逆になってませんか?

って10年も前から感じていますが、世界的に見てもこの流れがあります 

 

みんな会議に参加して欲しい^^v

参加することに意義があるんです! からの暴走について

 

まずその理由が生成されました

  • きっと皆、心のなかに良いアイディアを持ってるはず
  • 問題を自分事に捉えてもらえて、生産性がアップするはず

でもほとんどの場合、アイディアは捻り出すものだし、解決手段を持たない問題意識はノーバリューです

そいうかそれが目的なら会議しなくても、やり方はいくらでもあります

リーダーが飛び回って情報を集めても、課題一覧をつくって配布してもいいはずです

(いい案が出揃ったところで会議に持って行くというのは有りですが)

 

結果どうなるかというと、人数が多く、一向に進まない終わらない会議の誕生です

 

絶対みんな会議に参加して欲しい><

「みんな会議に参加して欲しい」ではいろいろな手法も編み出されました

一人ひとりに紙を渡して書いていくとか(KPT、デザインスプリント、スクラムetc)

もちろんこの手法も、チーム全員が本当に議論ができて、アイディアも持っているチームならよく回りますが、普通は無駄のほうが多いです

 

例えば、色んな専門家が10人居るチームで、自分だけがエンジニアだとします

そこでエンジニアリングの課題について、皆に紙を渡してアイディアを書かせるとしたら、どう思うでしょうか

これはあくまで喩え話ですが、似たようなことが行われていると思います

(もちろん、全員がエンジニアなら有意義な会議になるでしょうけど、紙は必要ないですよね)

 

これらの手法を使い、人数と情報量が増えた時には更にリスクがあり

情報の取りまとめをするファシリテーターに求められるスキルが高くなってしまいます

 

以前某社で似たような手法を用いたところ

150件くらいの玉石混交のアイディアが集まってしまい、そこからまとめられる者が居なくなってしまいました

(まあ1/3くらい私のアイディアだったんですがww)

 

暴走コラボ

会議は発言するべき

みんな会議に参加して欲しい

みんな発言しない

みんなノーバリューだ!

皆(何だこの上司、うぜーなぁ)

 

重要なのは、端を発してるのがデキる人の意見だということです

彼らは何も間違ったことを言っていませんが、全てに適用できるかといえばNOです

 

昔ならトヨタがどうたら、最近ならGoogleがどうたら、ちょっと前はジョブズがどうたら

そういうのはヒントではありますが飲み込む前によく咀嚼が必要ですね

 

翻弄されない対策5つ

デキる人たちの意見に翻弄されないために

あまりオススメしませんが5つの対策です

  • 一回疑って、反論意見や、解説意見も見てみる(はてブとか)
  • 自分の力もチームも力も信頼しない、全力で疑う
  • デキる業界に転職する
  • 自分のレベルにあった、デキてる人たちの意見を探す(ブログとか)
  • 翻弄されてる人(意識高い系)には近づかない

結局どうあがいても自分で考えてみるしかないですよね

キツイ

 

※ちなみに

 チームで相談するのはいいですけど、多数決で決めても失敗すると思います

 それなら先輩に聞いたほうが早いんじゃないですかね

【解説】参入障壁と安月給の話 美容師業界の例

ちょっと簡単に解説してみます

 

何気にIT業界も完全に無関係ではないので

 

blog.livedoor.jp

 

そしてこのブコメ

b.hatena.ne.jp

 

おっさん悲しいです!

 

だってWikipediaにちゃんと経緯が書いてるのにみんな適当なことばかり言って・・・

理美容師 - Wikipedia

規制緩和の部分)

 

要約するとこうです

1.戦後、理美容師がとても安定した職になった

2.安定してて、なりやすかったので皆が理美容師になった

3.安売り合戦になった

4.安売り合戦が行き過ぎると、質も落ちるので、非常に問題だ!となる

5.国にお願いして規制してもらった

6.理美容師は安定した職になった(町の床屋さんの時代)

7.1990年代にヘアサロンが盛り上がってきた

  規制やめた

  いちおう代わりに受験資格を高卒に縛った

8.2000年前後にカリスマ美容師が流行って、理美容師になりたい奴が増えた

9.理美容師が溢れて、安売り合戦になってきた

10.安売り合戦に適用したビジネスが出てきた

 

ここ数年「ヘアサロン業界やべぇ!」となってきましたが

2000年に15歳だった方が今30歳くらいなので

ちょうど良い塩梅に安月給が致命的な問題になってきているのでしょう

 

参入障壁が低い

参入障壁は「いかにそのビジネスを始めにくいか」という意味です

個人にも、会社にでも使える言葉です

 

例えば私が「医者になりたい!」と言ったら

医師免許を取るために凄い勉強して医学部に入り

6年きちんと勉強して、それから医師国家試験に合格して、研修を2年やって、ようやく医者の1年生になります

金も時間も努力もかかる上に頭も良くないとなれないので、医者は非常に参入障壁が高いです

 

そう言ったように、全ての職業に参入障壁がありますが

その中で理美容師業界は、参入障壁が低いビジネスです

そのため今まで規制して、参入障壁を高く(値段も高く)保っていました

 

参入障壁が高くなる理由

参入障壁が高くなる原因は

 

  • 免許が必要
  • お金がかかる
  • 設備がかかる(機械、工場など)
  • 権利が必要(漁業など)
  • すごく時間がかかる
  • すごい才能が要る
  • すごい専門的な知識が要る
  • 難しい
  • 大量の人間が必要
  • そもそも少人数しか要らない(芸能人、スポーツ選手など)
  • 国が規制している
  • お客さんが少ない

 

 

など様々ですが

理美容師はたまたまそういうのがあまりない業界なのです

だってハゲ以外はみんな利用しますし、目的はそこそこ分かりやすいですからね

人数も1人から始められます

 

逆に参入障壁が低くなる要因として「職業がカッコいい」「憧れる」というものがありますが、理美容師はそういう性質も持ってしまっています

みんな美容師になりたいし、なれちゃうのです

 

参入障壁が低い→労働者が集まる→価格競争

相場の話です

 

全ての売上はほとんど決まっています、増えません

例えば1億人が1ヶ月に3000円使ったら、月3000億円の売上が日本中でできますよね

これを「理美容師が何万人で分けるか」というのを考えてください

人が増えるほど1人あたりの取り分は減りますよね

 

どこまで減るでしょうか?

月50万円だったら、まだ参入してない人が「儲かる!」と思って理美容師になるかもしれません

じゃあ月20万円だったら? 月10万円だったら?

 

参入障壁が高くて割にあわないならあまり参入はないかもしれませんが

参入障壁が低かったら、もっと安月給の人が参入してくるかもしれません

 

そして人が増えると、今まで月50万円取れていた人が50万円稼げなくなります

それは困るので、まずは付加価値をつけようとします

 

そこで付加価値が付けば話はまだ良い方に向かいます

昔からやってるAさんは月50万円

新規参入したBさんは月10万円で、付加価値を付けられるように頑張りましょう

という話になるかもしれません

 

しかしそう上手くはいかず、皆努力すると同じくらいのスキルに落ち着いていきます

例えば10年目の人と20年目の人でどれだけ差がつくかと考えると

スキルによってはそれほど差がないものもありますよね

ひょっとしたら差があるのかもしれませんが、問題はお客さんからどう見えるかです

 

お客さんから、皆のスキルがどんぐりの背比べ程度に見える状態をコモディティ化と言います

そうすると、人が増えたのでもう月50万円も稼げなくなります

次にすることが安売りです

ちなみに実際はAさんより、Bさんの方が先に安売りすると思います

 

Aさん 1回5000円 スキル80点

Bさん 1回2000円 スキル70点

 

もしこうなると、Bさんの方にお客さんが行くかもしれません

だってAさんとBさんのスキルの差が見えないんですから

そしたらAさんも、値段を下げざるをえないですよね

じゃあ今度、若手のCさんが現れました

 

Cさん 1回1000円 スキル50点

 

こうなるともう価格競争になり、相場はどんどん下がっていきます

血みどろの戦いです

 

コモディティ化レッドオーシャン

この話はむしろ、家電製品のような商品で考えたほうが分かりやすいです

家電はここ20年位で「どれもみんな同じくらいの製品」に落ち着いてきましたよね

皆がどんぐりの背比べ(コモディティ化)になり、価格競争に陥った結果、日本の家電メーカーは苦しい思いをしています

 

ちなみにこういう状態をレッドオーシャンと言ったりします

価格競争で皆が血みどろの戦いをしている市場という意味です(市場を海に例えている)

怖い

 

1日でどのくらい客をさばけるか(労働集約産業

ちなみに、理美容師のような業界は相場が落ちるとは言え

1カット10円みたいなことにはなりません

なぜなら、全力で客をさばいても1日に対応できる量には限度があるからです

 

1日で対応できる限界の数 × 客1人あたりの値段 が、生活できる限界の安さを下回ったら、今度は理美容師が他の業界に逃げていきます

結果、その限界の値段付近が相場になります

 

実際にギリギリです

参考:美容師平均年収・給料サーチ-年収ラボ

 

そういう「1人の理美容師が居たら1日に○人~○人対応できる」みたいな状況を労働集約的と言います

1人の作業量には限界があるんです

 

労働集約産業の怖いところ

人が居なければ売上が立たない

のですが

人が居れば居るだけ売上が立ちます

 

1人の理美容師で年間1000万円売り上げるとしたら

2人居れば2000万円、3人なら3000万円、10人なら1億円、100人なら10億円です

 

どんな職業でもそういうわけではありません

例えば漫画家は売れようが売れまいが大体1人~10人くらいで作ってますよね

それで売上は雀の涙~数十億円まであり得ます

 

労働集約産業は何が怖いかというと、外部から人を連れて来てしまうところにあります

経営者は人をいっぱい抱えたいのです

1人の理美容師あたり、経営者が100万円儲かるなら、いっぱい人入れたいですよね

 

でもその結果、業界に人が溢れます

 

※ちなみにIT業界も受託会社は労働集約産業です

 

店舗型の労働集約産業に強いリクルートのサービス

労働集約産業の場合、経営者はスタッフをいっぱい抱えたい」

まではいいですが、当たり前の如く、その分お客さんが必要になります

 

スタッフ1人につき、1日5人お客さんが必要なら

スタッフを1人増やすごとに、5人お客さんを呼ばなければなりません

 

つまり営業が大変になります(呼び込み)

 

しかも面倒くさいことに、ヘアサロンはお店です(店舗型経営)

ネットでバーっと情報をばら撒いてもほとんど意味が無いです

ちゃんと来てくれるような、近場のお客さんを呼ばなければなりません(商圏って言います)

 

でも、ヘアサロンのようなお店は、商圏がだいぶ狭いです

新聞に載せたら広すぎます、雑誌もテレビもダメです、折込チラシは有りですが関係ない人にも送るのでコストが高いです

うーん困った

というところに来てホットペッパー」などのフリーペーパーが登場します

 

このような媒体はリクルートの強みだったりします

何が大変かといえば、店舗数が尋常じゃなく多いことです

美容院は現在20万店舗以上あるらしく、コンビニの数倍の数です

フリーペーパーのサービス提供会社は、この一店舗一店舗に営業をしなければなりません

何故かといえば簡単で、フリーペーパーの内容が充実してないと読者が満足しないからです

リクルートはそういう課題を、全国に張り巡らされた営業部隊で人海戦術するらしく、これは他社が中々真似しづらいものだと聞いたことがあります(想像はできますね)

 

営業費が掛かってるから高い→徐々にネット化で安く

「お客さんと理美容室を紐付ける」

のように、消費者とビジネスを仲介するサービスをリボン型ビジネスモデルなんて言ったりしますが(食べログリクナビなんかも)

営業でゴリ押ししているリボン型サービスは、もちろん掲載費も高くなってしまいます

 

その牙城を崩しつつあるのがインターネットで

実際に美容室検索などは多くのサービスが出回っています

とは言えどうしても数が多いので営業部隊が頑張ったほうが情報の質がよく

未だにホットペッパーが強いらしいです

(深い話は知りませんが)

 

安月給はホットペッパーのせい?

ここまで読んでいただけたら何となく分かるかと思いますがNOです

業界全体の営業費が安くなっても、給料はさほど上がらないでしょう

なぜなら、営業費が安くなって給料が上がればそれだけ新規参入者が増えるからです

(ちなみに今は増えまくって、大体50万人くらい?)

もし何らかの新規サービスで営業費の価格破壊が起きても、潤うのはもって5年くらいではないでしょうか

 

ただ、1店舗だけで営業費を安くできれば別です

常連のお客さんしか来ないみたいな状況にできるのなら、営業費が丸ごと浮きますし、別に1店舗がどうなろうが業界全体には影響しませんから

 

ホットペッパーは悪か

擁護するつもりはないですが、これは少しむずかしい話になります

 

ホットペッパーに限らず、コモディティ化したレッドオーシャンのプラットフォームを作るサービスは多いです(最近だとクラウドソーシングサービス)

何故かといえば、レッドオーシャンの中にいる人達は非常に困っているので、救いの手を差し伸べれば乗ってくれるしお金も払ってくれるからです

十分にお仕事がある人達に「検索サービス作りました!」とか言っても見向きもされませんよね?

 

つまり、そこにレッドオーシャンがあるからこういったプラットフォームができてしまうわけで、そこを更に血みどろにして戦わせ搾取するのは「酷いなぁ」と思う反面、彼らが居なくなっても何一つ解決するわけでもないのです

その情報を参考にしている読者的には多分マイナスなので、全体としてはマイナスかもしれません

 

この点は「いやでもホットペッパーが悪いんじゃないの?」という感覚が残るかもしれませんが

そういう方はもう一度Wikipediaを見てみてください

理美容師 - Wikipedia

経済復興の過程において、理美容業は比較的安定した収入が得られる職種であったため就業者が増加した。そのため業界は1951年ごろから過当競争に陥り、中小事業者は経営が困難となった

この当時ホットペッパーは無いですよ?

 

理美容師はどうするべきなのか

これは2つの観点があると思います

 

  • この業界どうすんのよ
  • この会社どうするのよ(もしくは、個人どうするのよ)

 

業界の方はひじょーーうに難しいです

だってレッドオーシャンからの脱出ができるなら、日本の家電メーカーはあれだけ苦しんでいません

アメリカやイギリスなんかは見切りをつけて別の産業に行きました

 

そのくらい、どうしようもないくらいに難しいです

国が規制するというのもありますが、そうすると「え、床屋の時代に戻るの? もっと自由にやりたいよ」という話になりますので、それも難しいです

 

更に面倒くさい話になるのが学校の話です

こういう「この職業憧れる。でも儲からない」みたいな業界は学校が栄えます

声優、ゲーム、歌手、芸能etc ここらへんも学校だらけです

学校やったほうが儲かるんです

でも学校やると、どんどん人が供給されて、一向に業界が直りません

だめだ、詰んだ

一旦考えるのやめましょう

 

個人の方はまだ何とかなります

どうにか工夫して、営業費を抑え、常連を作ればいいんです

って、そんなの全然簡単な話じゃないですが!

でも、業界よりはなんとかなる可能性があります

何とかならなかった負け組は諦めて別の業界に行きましょう、騒いでもムリなものはムリです

業界移動は悔しいですが、社会の流れには逆らえません

 

QBとか、ああいうのはどうなの?

ちなみに

色々売り方を工夫すればどうにかなると思ってる方は居ると思いますが

QBみたいなのは、従来のビジネスモデルからの引き算で勝負するタイプです

 

ABCDセット販売10000円!みたいな商品が常識な業界があったとして

いやいやAだけ欲しい人も居るでしょ。Aだけ4000円で売るよ

みたいな商売をする感じです

 

これは一見上手いんですが、業界全体としては「ABCDセット販売してほしい人」が一番多いわけで、何も解決できていません

むしろ新メニューができたことで全体の売上が下がっています

 

こういった「ニーズに最適化する」行為は、よーく見ると単なる価格競争の一つでしかなかったりします

(もちろんQB自体は儲かるので、ニッチなところに潜り込むのは会社の戦略としてはありだと思います)

 

参考になる調査

最近読んでた記事2つ

 

参考(数年前の話)

www.msandc.co.jp

 

最近の調査

https://www.yano.co.jp/press/pdf/1524.pdf

 

おまけ:IT業界はどうなの?

IT業界は、ヘアサロン業界よりはまだ目があります

なんせ、エンジニア職はブラックだと嫌われています!やったぜ!

そしてプログラミングはほとんどの人にとって意味不明です!ラッキー!

おかげで労働集約産業にしては給料が随分高いです

 

ですが・・・

itpro.nikkeibp.co.jp

 

>ピーク時8000人に上った要員は、3000~4000人の規模まで順次減らしていく。

気軽に4000人放流とかやめて欲しいですね

エンジニアが60~100万人なので、0.5%くらいでしょうか?

 

あと、最近「ITベンチャーかっこいい」みたいな雰囲気があってちょっと危ないと感じています

皆さんもっとITはブラックだと喧伝してください

じゃないと給料のピークが今年になるかもしれませんよw

 

 

追記

ミニモっていうアプリ広告出てきましたけど結構いいですね

https://minimodel.jp

私もヘアサロン業界気になってたんですが、サービスやるにしてもとにかく最初のアプローチが大変そうです

ある程度、地域網羅性がないとユーザー付いてこないですし

 

追記2

ブコメのスターの並び順、結構まともになってきましたね

昨晩はなんだこれという並び順でした

 

ブログと自分のこと、感傷的な話(ポエム)

誰も得しない感傷的な話

スキ=アラバ=ジブンガタリ

 

ブログについて

愚痴とメモから始めたこれですが

たまにPVが3桁いくようになったりして、ちょっとだけブログっぽくなった感じが有ります

まだメモの範囲ですが

 

メインの仕事があるので、これからも広告載せる予定もなく、どこまでも独り言だと思います

むかし、小説を書いてた時6桁PV行ったことがあって、その時はクオリティ上げようと必至になってコスパが落ちてしまったので

ブログみたいなのもこのくらいがちょうどいい気がします(2〜4桁)

Qiitaは5桁くらいいくので声を大にして言いたいときはあちらに書いてます

 

このブログは何だと思われるんだろう

ふと思いましたが

ただのエンジニアのよくあるブログでしょうか

意識高い社畜SEの雑感みたいな感じでしょうか

まあ、はてなブログって曖昧なの多いですよね

 

少し心配なのですが、もし万が一、誰かが私の大上段に構えた記事を見て憂鬱な気分になったら謝りたいです 

私は逃避行為のように仕事に取り組んでいるだけです

私生活で二度、非定型鬱に足を突っ込んで傍迷惑な死にたいマンになった私は、ここ数年仕事に打ち込むことで色々精神状態を保ってきました

普通逆ですね

 

もちろん仕事に対してきちんとしたモチベーションはあるのですが、それ以上に仕事やっていないと発狂するというSAN値がほぼない状態で

「死ぬ気になったら何でもできるだろ」を地で行ってるようなものです

 

起業された気概ある方々とお会いすると、みなさんきちんとしたモチベーションがありキラキラしていて眩しいです

エンジニアの方に目を移しても、皆さん色んな技術に目を輝かせながらワイワイやっていて非常に楽しそうです

 

私にはそういうキラキラはありません 

むしろ灰色のオーラを揺蕩えながら死んだ魚の眼で「キラキラした奴ら倒したいなー」などと考えています

 

どこからもあぶれる

以前お客さんに教えられて性格診断をやったことがあります

たぶんいちばん有名なやつです

MBTI - Wikipedia

 

いろんなテスト形式があるのでサービスによって揺れるんですが

一番多く出るのがISTP、ついでESTP、たまにINTPでした

ISTP型の性格 (“巨匠”) | 16Personalities

ISTP 危険やスリルを求める人 | 辛口性格診断16

ISTPタイプの人間関係 恋愛

ESTP型の性格 (“起業家”) | 16Personalities

ESTP いつも忙しい冒険家 | 辛口性格診断16

ESTPタイプの人間関係 恋愛

INTP型の性格 (“論理学者”) | 16Personalities

 

一見ポジティブに見えますが、ネガティブ部分が

  • 対数が少なくて他人に理解されない
  • 仕事人間で私生活がズタボロ
  • 気難しい

などということで、非常にウケました

まさにその通りです

例えば皆が好みそうなブログとか、書ける気が全くしません

2chですら意見が合わずあぶれます

 

モチベーションエンジン(逆説的に)

モチベーションエンジンについて前々回触れました

 

otihateten.hatenablog.com

 

満足して、モチベーションが尽きたら止まってしまう

そこがゴールだと思ったら、そこで止まってしまう

だからゴールとモチベーションの置き方が重要になる

みたいなことを(サービス開発目線で)書いたのですが

 

裏返すと、止まった人は満足したから止まったわけで

それはとても幸せなことなんだと思います

(厳密に言うと、モチベーションが行動する気力を下回ったということ)

 

たまに、止まらなかった人を見て羨むことがありますが

本当にその人が幸せなのかというと分かりません

そこまでして止まらなかった理由が良いものならともかく、何か良くない強迫観念に突き動かされたのであれば、実は止まった人の方が幸せなのかもしれません

羨ましいと思うのは大抵勘違いです

 

otihateten.hatenablog.com

 

せめて方向はコントロールしたい

実はブログを書いているのもはてブやりまくってるのも、脳内CPUを空けないようにしているからだったりします

脳を休めるとSAN値がピンチです

アニメや漫画でも埋めますが近ごろご無沙汰です

(前期はあんハピ♪無限ループしつつ泣きながら仕事してましたが)

 

止まれないのはしょうがないとしても、せめて方向だけはコントロールできるようになりたいですね

マグロだって泳ぐ方向は決めます

 

 

できれば止まらなかったことで、何か良いことが起きますように

そしていつか止まれますように(合掌)

【IT転職】某イケイケ事業系ベンチャーに近づかなかった理由

toyokeizai.net

 

うおおおおおおおお

みんな大好き某社をどさくさに紛れてディスっても怒られないのは今しかない!w

※エンジニアは皆某社が大好きです、はてブ民なんかも某社が大好きです

 

というわけで、ここ3年位いろいろな会社を訪問した中で

なぜイケイケベンチャーに近づかなかったかの理由です

某社はその中の一つですが、某社だけではないです

(もちろん、私なんぞが戸を叩こうが門前払いだったと思いますが)

 

サービスがほぼ完成されていた

前々回のアレです

 

otihateten.hatenablog.com

 

完成されてしまったプロダクトに係る場合

高い確率で継続開発がメインになるので必ずしも美味しいというわけではないと思います

(やはりプロダクト愛は必要なのか・・・?)

事業における次の一手が想像できない

(やばい、ディスりすぎでは)

最近成功しているITベンチャーのサービスは、勝ちパターンが分かりやすいのと、そもそも構造が複雑じゃないパターンが多いです

(単に「メディア」だったり、食べログみたいな定型パターンだったり、口コミサイトみたいな形だったり)

業界全体で見ると意外と収束しているんです

下手に新しいことをやりすぎると難易度が高くて滅びます

 

そういうサービスの場合、それ以上の機能や価値は蛇足になるリスクがあります

そんな中でスタッフ数がズバーッと増えると、非常に悩ましいフェーズに突入します

人が多い、でもこれ以上は蛇足、ぐぬぬ・・・みたいに

 

こういう事象に対し

非常に上手くやってるのがLINE

リスク選好でゴリ押してるサイバーエージェント

城を構えて色んな所にちょっかい出してるリクルート

理詰め+買収で戦ってるDeNA

というイメージです

 

事業設計と戦略は後からどうにもできないですよね

むしろ人が多いと邪魔です

 

関連の薄い事業にいっぱい手を出していた

「悩ましいフェーズ」に入り、でも金と人はある

という状況では数撃ちゃ当たる戦法になりがちです

これは昨今、ソーシャルゲーム、アプリゲーム業界で非常に起きている現象ですね

一つのゲームでの売上を元に、いろんなプロジェクトを立ち上げるという状態

メガベンチャーなんかも、精度が高いだけで似た感じです

 

問題なのは、何か明確な勝ちパターンがそこにあるわけではない(ことが多い)ということです

「誰か見つけてくれ、成功したら報酬をやるぞ」という懸賞金大作戦なのですが、これは面白さもある反面、非常にきつい作業だと想像できます

チームメンバーすら気軽に選択不可能ですからね、横断的に人を集められるならまだ目はありますが

受託企業で一発当てるのと大差ないのではないでしょうか

 

この懸賞金大作戦では、全滅するパターンもあるので恐ろしいです

 

コア事業の難易度が高いわけではない

(ディスってないですよ)

これは競合が簡単に現れる可能性があります

そうなるともう血みどろの闘いです

 

「競争するな・独占しろ」とはPayPal創業者の言葉ですが、ある程度狭い市場でも独占状態に置けないと安定基盤が築けません

もちろん、だからこその懸賞金大作戦なのでしょうけれど 

 

注意したいのは、一見して人を囲い込めているように見えるパターンで

それは単純に競合がまだ現れていないというだけだったりします

コミュニティというのは堅牢なようで居て、その実簡単に移動します

 

競合についての分析はこの記事がおもしろかったです

クックパッドに見つける創業者の妄執 | みやわきぶろぐ

※私はここまで強い意見を持っているわけではないです。というか御家騒動に関してはよくわかりませんが、ただのベンチャーあるあるですよね。ベンチャーはどの国であろうが常に揉めてます

 

所感:イケイケベンチャーってどうすればいいの?

煮ても焼いてもエンジニアには食いづらいのがイケイケベンチャーだと思っていたのですが

意外と優秀なエンジニアが集まっていたりして、やっぱりベンチャーはキラキラしていたほうが良いのか? とか悩みました

 

良い人材が集まる企業が成功するので、ここは外せない重要なところです 

どれだけ凄い仕組みがあっても、優秀なスタッフにウケなければならず

そういう意味で事業というのはtoCとかtoBの前にtoスタッフなんですよね

 

「このまま一生砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいのか」という有名な台詞があります

でも、その世界を変える道筋に落とし穴を発見したら、エンジニアとして自分はどうすればいいのか

非常に難しいところです

【就職】プロダクト愛はどこまで必要か(雑感) モチベーションエンジン

今日も仕事終わりの就活面談でしたが

少しモヤッとしてしまいました

 

プロダクト愛はどこまで必要か

会社で作ってるプロダクトに対してエンジニアはどれだけ愛を持ち合わせていなければならないのかという話

何となく答えは出ているのですが、本気で書くと超長文になるので簡単にしておきます

 

そういえば、何だか最近ベンチャーに染まってきていて忘れていましたが

普通の会社の面接には志望動機みたいなのがありますね

当たり前なんですけど、社員を採用する場合「終の場所と思ってくれる」のを前提として採ります(日本だけ?)

十中八九そこから転職することがわかっていてもです(統計的には残るほうが少ない)

そのニュアンスの違いは意外と大きいのかもしれません

 

ベンチャーであってもプロダクトに共感してくれることが重要視されますから、これは会社の規模の差もなさそうです

社長にはその事業を始めるだけのストーリーやきっかけが必要で、それを聞いた読者は自分のストーリーと照らしあわせ、共感・感動し手と手を取り合いグロースを目指さなければなりません

 

私にプロダクト愛はない

私はサービスや設計・仕組みに非常に興味があります

そのため他の人よりサービスの価値も深く理解しているつもりですが

どのプロダクトにも愛はなく、全てに対してクソ使いづらいなこの野郎!と日々思っています(※道具を使うセンスが無い

 

以前女子高生向けサービスに携わっていました

チームはおっさんだらけでしたが

死に物狂いで良いものにしようという熱量があり非常に良いチームでした

しかしそこにプロダクト愛はさほどなかったと思います

ただユーザーの声は聞いていたので問題はありませんでした

女子高生喜ばすとかオッサン冥利につきる

 

愛する?愛さない?わかんなーい

とりあえず分かることは

「プロダクト愛が重要だと思う人が結構多い」

ということです

 

参考

otihateten.hatenablog.com

 

それで、プロダクトに満足したら成長は止まると信じています

 

参考

otihateten.hatenablog.com

 

だからなんだという話ですが

難しいですね

 

モチベーションエンジンの法則

いつかまとめようかと思っていますが

面白い法則を紹介します

オリジナルです!(いや、どっかで既に語られてるはず)

 

人はモチベーションがないと動かない

人はモチベーションが満たされると動かなくなる

 

例えば、テーブルの上のリモコンを取るのが億劫な時がありますよね

距離で言えば1メートル、時間にして5秒くらいです

でも、会社へは30km以上を1時間移動して出勤しますし

海外旅行へはもっと長い距離を長い時間かけてでかけます

 

つまり、人間は行動するだけのモチベーションが無いとリモコンも取りませんが

モチベーションがあると凄い行動だってできます

 

でも、例えば東京駅がゴールだったら、その次の駅までは行きません

めちゃくちゃ当たり前なんですけど、モチベーションが満たされたからです

 

何が言いたいかというと、ゴールに到達したらモチベーションエンジンは止まるんです

ゴールに到達してはいけません

「死ぬまで絵を描いていたい絵描き」や「いくら稼いでも満たされない富豪」のように、ぶっ壊れないと遠くへは行けません

 

私はぶっ壊れていないので、色々なことが苦手です(三日坊主)

なので頑張ってぶっ壊れようと日々努力しています(変態)

 

外資企業でも受けてみようかな・・・

エンジニアの転職失敗パターン、傾向と対策

さきほど、若者やエンジニアの転職率って上がってるんだろうなーと思って統計を漁っていたところ

まったく変わっていなくてショックだったのでこっち書きます

 

前回の続きですが、所感レベルなので「まあそんなこともあるかな」程度でお願いします

(ていうか似た記事いっぱいありますよねw)

 

 

まえがき

 

「失敗」って書いちゃいましたがどっからどこまでが失敗なんでしょうね

私は一旦それひょっとして悪手かも?レベルで考えます

人それぞれですよね

 

上司嫌って転職 → 超フラット中小企業

 

ちょいちょい見ます

上司なんて要らない! でフラット中小に行くパターン

 

転職先の特徴

  • 経営陣レベルで上下関係嫌い(or苦手or悪と思ってる)
  • 上下関係嫌いな人が集まってる

 

最近こういう会社多いですが

単純に上司が居ないので、上司がやる仕事が抜けてるパターンが多いです

問題点としてはこんな感じです

 

  • 業務効率化ができていない → 給料が安くなる、戦略がない
  • 業務の役割分担が抜ける → 仕事が漏れて品質が落ちたり、スケジュールが合わない
  • 負荷分散機能がない → 局所的に激務が発生する

 

もちろんこれらを回避出来てる組織もありますが

特に急ごしらえで50人超えてしまったフラット組織では、意外とこんなことが起きていたりする印象です

皆から頼られれてるシニアが改善してくれるといいんですが、そういう人は基本出て行ってしまうので一向に解決しません(役職手当とかないですし)

 

さらに悲劇的なことに、転職した人は元々上司不要論者と化しています

なので失敗したことにも、上司の必要なことにも気づくことができず、やり場のない怒りを吐露しながら仕事をしてる印象です(主に経営者に矛先が向かう)

その上フラットは居心地がいいので脱出も結構難しいです

 

もう一段階ヤバイ状況としては、経営者が人件費を抑えるため&社員を制御しやすくするためにフラット組織にしているパターンですが

こういうのは早めに気づいて、対策を練りたいですね

 

思いつく対策(事前):尊敬できる上司がいる会社も探してみる

思いつく対策(事後):不満が大きいなら転職するか検討(フラット組織を後から改善するのは相当きつい)

 

ブラック中小 → エンジニアを大事にする受託企業

経営者が元々エンジニアで

私達の会社はエンジニアを大事にします!

そういう会社に行っちゃう人も見たことがあります

別に会社自体は悪くないんですが、袋小路だったりするので注意が必要です

 

転職先の特徴

一見いいんですが

「エンジニアを大事にします」が先行し過ぎるとこういう問題を抱えがちです

  • PM層が弱い、あるいは経営者がPM層だったとして、スケールに限界がある
  • エンジニアが強すぎる → 誰もPMになりたがらない
  • 会社がエンジニア向けに特化 → 誰もPMになりたがらない
  • PM層が弱い → 仕事がエンジニア層に特化し、単価が上がりにくい
  • エンジニアが強くPM層が弱い → QCDバランスが崩れ品質過剰になりがち、見積もりがきつくなりがち

あと更に悪いパターンとしては

単に若く安い労働力を増やし会社の規模を大きくしたいが育成はしたくないみたいな会社もあるので注意が必要です

 

思いつく対策(事前):会社のプラスαを観察する。エンジニア以外を気にする

思いつく対策(事後):わかりません

 

受託会社でくすぶる → 有名サービスのイケイケベンチャー

上場後くらいのイケイケベンチャーってキラキラしてますよね

受託会社で「もっとプロダクトに関わりたいなぁ」と思って、有名なベンチャーに行くパターンも多いと思います

ですがここにも罠があります

 

転職先の特徴

  • 30人~200人くらい
  • 今まさに有名
  • 輝いてるエンジニアとかが居る
  • 給料もそこそこ

一見いいんですが

上場後くらいのキラキラベンチャーの仕事は継続開発・保守みたいなことが多くなります

考えてみたら当たり前なんですけど、入ってから面食らうはずです

  • 重箱の隅を突くような継続開発
  • バグ取り
  • キャンペーンなどでイレギュラーな事をする際の実装
  • ひたすらABテスト

 いいんだけど、こんなはずじゃなかった、という気持ちと

新規開発に追われなく開発力の維持への焦りと

「あの案件に関わっている」という居心地よさで雁字搦めになることうけあいです

 

「10年前に流行ったけど今は微妙なサービスに10年関わってた人」をイメージすると良いかもしれません

 

思いつく対策(事前):プロダクトに伸びしろがあるのか。仕事内容の確認

思いつく対策(事後):そのサービスと心中しても本望なくらい熱量あるか確認

 

受託会社 → 特徴ある受託会社

受託会社で労働時間や賃金の問題を抱えて、他の事業会社に移ろうとする時

うっかり事業会社だと思って受託会社に入ってしまうパターン

事業会社のほうが目立つので意外と起きます

 

また、「事業や特徴があるなら受託の問題も解消できてるだろう」と思って入ってみるものの、そうでもなかったというパターンもあります

 

受託会社は何かと難しいです

  

otihateten.hatenablog.com

 

一部に強みを持つこともいいんですが

強みが偏ってしまうと、その強みが効かなくなった時に苦しくなります

下手に規模を拡大してるとゲームオーバーです

(自分が入社する時点で規模大きくしている可能性大なんですよね)

 

思いつく対策(事前):規模拡大しすぎてないか、いつまで戦えるか、その強みを生み出した人たちは残っているか確認

思いつく対策(事後):継続して強みを持ち続けられるように努力。会社を立て直すのか、逃げるのか、考えておく

 

転職が高確率で失敗する原因

  • 一要素しかみてない
  • その事業形態に疎い
  • 事業形態に興味がない

時間に迫られてるわけでなければじっくり観察したいところです

最近は面接の前に「面談」というものができるようになってきたので

積極的に情報収集しましょう

 

あとは転職しまくってる人や、フリーランスに聞きましょう

餅は餅屋です

 

転職が失敗しても怖くなくなる方法

 

世知辛いですね

でもこれが若干許されてるエンジニアは有利だと思います

他の業界の人は大変ですね

 

おわりに

転職について統計を読んでたら

人生で1~3回転職するのが一般的みたいです

できれば失敗したくないですね

 

今度、IT業界の次の10年と転職について書きたいんですが

ちょっと重くなりそうです

 

 

全く関係ないですが、Qiita書いてたんですがブログの20倍は時間がかかりました

どっちも1円にもならないんですが何やってんでしょうw

いい加減アプリ作らないとなぁ

qiita.com