さきほど、若者やエンジニアの転職率って上がってるんだろうなーと思って統計を漁っていたところ
まったく変わっていなくてショックだったのでこっち書きます
前回の続きですが、所感レベルなので「まあそんなこともあるかな」程度でお願いします
(ていうか似た記事いっぱいありますよねw)
- まえがき
- 上司嫌って転職 → 超フラット中小企業
- ブラック中小 → エンジニアを大事にする受託企業
- 受託会社でくすぶる → 有名サービスのイケイケベンチャー
- 受託会社 → 特徴ある受託会社
- 転職が高確率で失敗する原因
- 転職が失敗しても怖くなくなる方法
- おわりに
まえがき
「失敗」って書いちゃいましたがどっからどこまでが失敗なんでしょうね
私は一旦それひょっとして悪手かも?レベルで考えます
人それぞれですよね
上司嫌って転職 → 超フラット中小企業
ちょいちょい見ます
上司なんて要らない! でフラット中小に行くパターン
転職先の特徴
- 経営陣レベルで上下関係嫌い(or苦手or悪と思ってる)
- 上下関係嫌いな人が集まってる
最近こういう会社多いですが
単純に上司が居ないので、上司がやる仕事が抜けてるパターンが多いです
問題点としてはこんな感じです
- 業務効率化ができていない → 給料が安くなる、戦略がない
- 業務の役割分担が抜ける → 仕事が漏れて品質が落ちたり、スケジュールが合わない
- 負荷分散機能がない → 局所的に激務が発生する
もちろんこれらを回避出来てる組織もありますが
特に急ごしらえで50人超えてしまったフラット組織では、意外とこんなことが起きていたりする印象です
皆から頼られれてるシニアが改善してくれるといいんですが、そういう人は基本出て行ってしまうので一向に解決しません(役職手当とかないですし)
さらに悲劇的なことに、転職した人は元々上司不要論者と化しています
なので失敗したことにも、上司の必要なことにも気づくことができず、やり場のない怒りを吐露しながら仕事をしてる印象です(主に経営者に矛先が向かう)
その上フラットは居心地がいいので脱出も結構難しいです
もう一段階ヤバイ状況としては、経営者が人件費を抑えるため&社員を制御しやすくするためにフラット組織にしているパターンですが
こういうのは早めに気づいて、対策を練りたいですね
思いつく対策(事前):尊敬できる上司がいる会社も探してみる
思いつく対策(事後):不満が大きいなら転職するか検討(フラット組織を後から改善するのは相当きつい)
ブラック中小 → エンジニアを大事にする受託企業
経営者が元々エンジニアで
私達の会社はエンジニアを大事にします!
そういう会社に行っちゃう人も見たことがあります
別に会社自体は悪くないんですが、袋小路だったりするので注意が必要です
転職先の特徴
- エンジニアがめっちゃ多い
- エンジニアが強い
- 皆古傷を抱えている
- ワークライフバランスが大事
一見いいんですが
「エンジニアを大事にします」が先行し過ぎるとこういう問題を抱えがちです
- PM層が弱い、あるいは経営者がPM層だったとして、スケールに限界がある
- エンジニアが強すぎる → 誰もPMになりたがらない
- 会社がエンジニア向けに特化 → 誰もPMになりたがらない
- PM層が弱い → 仕事がエンジニア層に特化し、単価が上がりにくい
- エンジニアが強くPM層が弱い → QCDバランスが崩れ品質過剰になりがち、見積もりがきつくなりがち
あと更に悪いパターンとしては
単に若く安い労働力を増やし会社の規模を大きくしたいが育成はしたくないみたいな会社もあるので注意が必要です
思いつく対策(事前):会社のプラスαを観察する。エンジニア以外を気にする
思いつく対策(事後):わかりません
受託会社でくすぶる → 有名サービスのイケイケベンチャー
上場後くらいのイケイケベンチャーってキラキラしてますよね
受託会社で「もっとプロダクトに関わりたいなぁ」と思って、有名なベンチャーに行くパターンも多いと思います
ですがここにも罠があります
転職先の特徴
- 30人~200人くらい
- 今まさに有名
- 輝いてるエンジニアとかが居る
- 給料もそこそこ
一見いいんですが
上場後くらいのキラキラベンチャーの仕事は継続開発・保守みたいなことが多くなります
考えてみたら当たり前なんですけど、入ってから面食らうはずです
- 重箱の隅を突くような継続開発
- バグ取り
- キャンペーンなどでイレギュラーな事をする際の実装
- ひたすらABテスト
いいんだけど、こんなはずじゃなかった、という気持ちと
新規開発に追われなく開発力の維持への焦りと
「あの案件に関わっている」という居心地よさで雁字搦めになることうけあいです
「10年前に流行ったけど今は微妙なサービスに10年関わってた人」をイメージすると良いかもしれません
思いつく対策(事前):プロダクトに伸びしろがあるのか。仕事内容の確認
思いつく対策(事後):そのサービスと心中しても本望なくらい熱量あるか確認
受託会社 → 特徴ある受託会社
受託会社で労働時間や賃金の問題を抱えて、他の事業会社に移ろうとする時
うっかり事業会社だと思って受託会社に入ってしまうパターン
事業会社のほうが目立つので意外と起きます
また、「事業や特徴があるなら受託の問題も解消できてるだろう」と思って入ってみるものの、そうでもなかったというパターンもあります
受託会社は何かと難しいです
一部に強みを持つこともいいんですが
強みが偏ってしまうと、その強みが効かなくなった時に苦しくなります
下手に規模を拡大してるとゲームオーバーです
(自分が入社する時点で規模大きくしている可能性大なんですよね)
思いつく対策(事前):規模拡大しすぎてないか、いつまで戦えるか、その強みを生み出した人たちは残っているか確認
思いつく対策(事後):継続して強みを持ち続けられるように努力。会社を立て直すのか、逃げるのか、考えておく
転職が高確率で失敗する原因
- 一要素しかみてない
- その事業形態に疎い
- 事業形態に興味がない
時間に迫られてるわけでなければじっくり観察したいところです
最近は面接の前に「面談」というものができるようになってきたので
積極的に情報収集しましょう
あとは転職しまくってる人や、フリーランスに聞きましょう
餅は餅屋です
転職が失敗しても怖くなくなる方法
- 転職人生を覚悟する
- いっそフリーランスになる
世知辛いですね
でもこれが若干許されてるエンジニアは有利だと思います
他の業界の人は大変ですね
おわりに
転職について統計を読んでたら
人生で1~3回転職するのが一般的みたいです
できれば失敗したくないですね
今度、IT業界の次の10年と転職について書きたいんですが
ちょっと重くなりそうです
全く関係ないですが、Qiita書いてたんですがブログの20倍は時間がかかりました
どっちも1円にもならないんですが何やってんでしょうw
いい加減アプリ作らないとなぁ