技術者の性格とキャリアのパターン
こういう方がいらっしゃいまして
これは一つの例ですが、そういえばエンジニアの転職パターンって性格依存だなというのを以前考えたことがあるので、さくっと書いてみます
大企業→現場志向の高い会社
このケースは昔からかなり見ます
例えばソニーや富士通に居たけど、別の中小に移るとか、そういうやつです
(日立とかで聞かないのはグループ内で完結するから?)
モチベーションとしては「このままでいいのかという不安」です
変化の遅い大企業にいて、しかも人を回したり技術特化してしまうと、人材として汎用性が失われることに恐怖するらしいです
そのトリガーとなるのがネットから流れてくる情報だったりします
ここでおもしろいのが、彼らは攻めているようで実は守っているということです
別に悪いことではなく、よくよく分析していたあとで、攻守のバランスを取ろうとする方が多いです
この転職の特徴をいくつか上げると
・大体アラサー~30代中盤
・中小には行く、でもガチのベンチャーにはあまり行かない
・行った後で中小の待遇の悪さに愕然とする
とはいえITで言えば、最近はちょっと景気が良いので(エンジニアが不足してる)
こういうキャリア変えにはちょうど良い気もしますよね
大切なもの:定年までの安定と、安定したやりがい(RPGとか好きそう)
受託中小→大企業(特に事業系)
これもよく見ます
クライアントの言うことを聞くだけの仕事が嫌で転職先を探したら大企業しか残らないパターン
モチベーションは「待遇改善」「上流に行きたい」「もっと優秀な人と働きたい」
彼らは単純に現状が不満で、攻めていたがその成果がうまく出てこなく疲弊していることが多いと思います
特徴は
・20代後半~30代中盤
・転職後、大企業のスピードの遅さに引く
・何かSEっぽくなったり、成果出なかったり、スペシャルな同僚が居すぎて悩む
・でも待遇は良いし話が分かる同僚も居るので抜け出せなくなる
このパターンはあまり情報発信されないケースが多いと思います
その後どうなるんですかね?
大切なもの:頑張りに対するリターン(ソシャゲとかにはまりそう)
大企業→ガチベンチャー
出世した後「よしいっちょやってやる!」とドロップアウトする方
モチベーションは「何か行ける気がした」「誰かに触発された」
危機察知能力というか、温度感は一番上のケースの方より落ちるので
大抵失敗します
大企業とガチのベンチャーではタスクがあまりに違い過ぎます
ただ成功される方も大勢居て
・組織立ち上げから自力でやったことがある
・同僚と一緒にドロップアウトした(仲間がいる)
・コネが既にある
こういう方は持ち前の優秀さと強かさで、そこそこの企業に成長するイメージです
でもそこそこで、やがて元の会社の傘下に入ったりしますよね
まるで組織的フリーランスです
大切なもの:やったるで精神(格ゲーとか好きそう)
まだまだありそうですがここまでに。
(無知蒙昧パターンとかあるんですけど、色んな人をディスるだけなのでやめておきます)
ところで、ガチベンチャーに行く人やフリーランスになる人はやっぱりどっかちょっとおかしいですね
たぶん私もおかしいのでしょう
追記:
意外と(?)反応もらえたので、無知蒙昧パターンをあとで書いてみますw
技術者の転職失敗パターンみたいな