IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→法人化済)

Web・アプリサービス形態のパターン

改めて脳内にあるものを言語化するためにまとめます。
あまりまとめられている記事をみたことがない印象です。

 

 

サービスのライフサイクル

ざっくり大体こんな感じのイメージです。

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コンテンツというのは、色んな形態が考えられます

  • 物的商品
  • デジタル商品
  • 飲食
  • 旅行
  • 記事
  • ゲーム
  • ツール、機能
  • 株・為替
  • 仕事・人材
  • 美容院

などなど


枠に入りづらい形態にSNSやコミュニティのような人にまつわるものがあります。これは右に別途まとめています。繋がってるようで居て独立しています。

コンテンツは1個(1店)であるケース、1種(1ジャンル)であるケース、多種であるケースが考えられます。

このライフサイクルは営業方面でAIDMA・AISAS・SIPSみたいな概念で語られているのを参考にしていますが、それ以外は私のオリジナルです。もっと洗練できるかも。

 

AIDMA・AISAS・SIPS|マーケティングにおける購買行動モデルをおさらい | リクナビNEXTジャーナル

 

現実はもっと複雑ですが、考えやすいようにシンプルに体系立てています。

 

全てを担保するサービスはまだ無い

ユーザーにとって価値がある組み合わせができればサービスは成立します。

しかし、全ての要素を盛り込むと上手く行かないようです。これは色んな要因があると思います。例えば価値(=仕事)を企業間で奪い合うだとか、得手不得手があるだとか、権利の関係だとか。

商世界でも百貨店があったり専門店があったりと、多様な生態系を形作っていますよね。

 

コンテンツが主たる誘引体であり、各項目が副たる誘引体

ユーザーにとって非常に強いモチベーションである対象を誘引体という言葉で表現してみます。飯・金・人・仕事・コンテンツ・エンタメ・情報などが強い誘引体です。

コンテンツは主たる誘引体と定義しましょう。コンテンツはユーザーにとって最高に誘引されるものであり、そのためにユーザーは行動します。例えば旨い飯を食べたくて検索したり予約したりするわけです。そのために機能的なサービスが成立します。

誘引の強さはコンテンツによって差があります
非常に強力なコンテンツは多数のサービスプレイヤーが参画しています。
またコンテンツによって儲かる金額にも差があります。非常に高単価なコンテンツは営業部隊が形成されます。単価が安いが市場規模が大きいものほどITの出番です。

注意したいのは、コンテンツそのものが含まれないサービスというのは、ユーザーにとって中身のないガワでしかないので成立しづらいという事情があります。とはいえ全コンテンツホルダーをまとめ上げることは大抵は不可能なので、ガワだけでどう成立させるかという問題を、全サービスプレイヤーが解いているような状態です。

 

パターン:コンテンツホルダー

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コンテンツを持ってる人、作ってる人がこれにあたります。クリエイターでありIPホルダーであり権利者です。これのみで非常に大きな市場が形成されています。
飲食店であれば例えばラーメン屋もそうです。アニメで言えば製作委員会でしょうか。
彼らはしかしサービスを作りません。作ってもほとんど上手くいきません(例外あり)
理由は割愛します。

 

パターン:コンテンツ配信サービス

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例えばSpotifyNetflixTverみたいなコンテンツ配信サービスがこれにあたります。
コンテンツホルダーと違うのは、彼らはコンテンツを作っていないというところです(Netflixなど例外あり)

サービスプレイヤーとしては一番手堅く、支配的・天下を取れる形態ではありますが、そう簡単ではないというのは世の中のレッドオーシャン振りを見ると分かると思います。大きな資本と政治力が物を言います。

 

パターン:EC・モール(ジェネレート系含む)

 

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ECサービス全般はこんな感じ。
物販というのも基本的に同じですよね。商品の製造者と販売者は分かれていることが多いです。

 

パターン:決済システム

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決済は決済単独でサービスたり得ます。
購入・決済・予約は特殊な機能ですね。1個でビジネスが成り立つ。

 

パターン:予約サービス

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こちらも分かりやすいサービスです。
予約という機能が非常に重いので、そこを中心としてコンテンツ不在でも成立しています。

 

パターン:レビューサービス

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コンテンツの感想サービスです。そこそこありますが、どうしても上場まで行っていないケースが多いですね。
コンテンツ感想サービスの難しいところはマネタイズにあると思います。

 

パターン:ニュースサービス、キュレーション

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ニュース、情報がコンテンツになります。
情報をコンテンツと見なせば2重のコンテンツとなり複雑になります。

 

パターン:比較サービス

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比較を売りにしたサービスです。価格.comが思いつきますね。

 

パターン:出会い系・コミュニケーション

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これは分かりやすいですが、コンテンツが主体となっていないので今回の考え方とは少し変わります。

 

パターン:出会い系+コンテンツ

 

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最近ちょいちょい目にするデートプラン追加系サービスです。ワークしてるのかは知らないですが。

こういうのを見ると成立するサービスパターンの模索が進んでいる感じがしますね。

 

パターン:SNS

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SNSは非常に複雑怪奇ですね。最初は右側のコミュニケーションが中心だったと思いますが、コンテンツ主体としても見れるようになりました。SNSSNSだけで別の生態系で考えたほうが良いかもしれません。

 

これ以外のパターンは成立しづらい

 

コンテンツがないという所からスタートしたら、どうしても誘引が弱くなりますので、成立するパターンは少ないです。他にもあるかもしれませんが。

 

考察:リボン型ビジネスモデル

リボン型ビジネスモデルは、例えばBtoBtoCの場合はB側、C側に対してそれぞれのパターンを持っているとみなすことができると思います。
マーケットプレイス型のビジネスモデルも同様です。

 

考察:他にもビジネスモデルは大量にある

念の為頭に置いておきたいですが、当然ビジネスモデルはもっと沢山あります。
ただ、Webやアプリでサービスを作ろうとする場合には上記のようなパターンが主に成立するパターンなってくるようです。

 

考察:新しい「コンテンツ」を作る旨味

例えば「飲食」という強力なコンテンツが存在することで、多岐に及ぶサービスが存在しえます。コンテンツによって大規模な市場が形成されるわけです。
近年登場し成長したコンテンツには「ゲーム」があるでしょう。

そのためこのコンテンツ作りという部分でチャレンジするベンチャーも沢山あります。ただしそれは非常に困難なものだと認識しておかなければなりません。未成熟なコンテンツだと成立するパターンはより少なくなります。

 

考察:新しいパターン探し

そういうことをしてる会社もありますが、これも新しいコンテンツ作りほどではないですが難解な作業です。
滅多に新しいパターンは見つかりません。
(機能として盛り込むことはできても、規模を持ってワークできない)

 

私が作りたい新しいパターン

これは蛇足ですが。私も作りたい新しいパターンがあります。

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コンテンツの前と後の両方を盛り込んで成立させるというのは難しく、工夫が必要になるんですが、そこをまだ世界は取りきれていない感じがするんですよね。