IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

何とかする系アプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業?)

【議論】なぜ否定的な意見ばかり目立つのか?「議論」を攻略する①

ネットでも会社でも、何か意見を言うと否定してくる人って居ますよね
これは何故なんでしょうか?

それを突き詰めていき、議論の本質と、人間の感情について考えていきます

 

これは個人的に大変おもしろい発見でした

ちなみに去年、サービス開発の時に考えたものです(会社はもう潰れました!w)

※ちゃんと調べれば、認知心理学言語学などに学術的な論文があるかもしれません

 

 

意見に対する反応は、同意か否定

意見に対する反応はほとんどが「同意(共感)」と「否定(指摘)」です

もちろん他にもありますが、大抵のものはこの2つにまとめられます

 

例)

A「昨日親と喧嘩したんだ。部屋を勝手に掃除されてさ、プライバシーを考えろっていうんだ」

B「うわ、そりゃ酷いなー」 同意

C「俺も前されたわ」 同意

D「いや、親なんてそんなもんだよ」 否定

E「お前の部屋が汚いのが悪いんだろ」 否定

F「仲直りはできたのかよ」 否定

 

ちなみに同意、否定以外では提案や議題の変更があります 

 

同意ばかりする人と、否定ばかりする人 

会話の中で同意ばかりする人と否定ばかりする人が存在しますよね

 一般的には女性が同意型、男性が否定型が多いと言われています

 

何故偏るか、理由まではわかりませんが、恐らく楽なのだと思います

同意するだけなら共感ポイントを探すだけよく

否定するだけなら否定ポイントを探すだけでよくなります

 

両方やろうとすると、同意できる点と否定できる点を探し、次に何を発話するか、その後どういうやり取りになるか考えることになります

  

意見の差はストレス!

自分の考えていたコトと、世界に存在する事象が異なるとき

人は少しのストレスと、合意に対するモチベーションが湧きます

合意のモチベーションが弱く出現したのが発話だと思います

 

例)

・自分にとって違うと思う表現(発言)が存在する

   ・りんごは緑色だ

   ・太陽は地球の周りを回っている

・相手が自分のことを理解してくれない

・自分の認知と世間の認知がずれている

   ・自分がつまらないと思う映画が世間で絶賛されている

   ・自分が面白いと思う映画が世間で酷評されている

など

 

 

例)

悪口に言い返すのも、ストレスで説明がつきます

「お前はバカ」と言われて、自分はバカではないと思っていたり、自分はバカだと思うがその発言をするべきではないと感じたら、言い返したくなりますよね

「どこがバカだ、言ってみろ!」

これは暗に「バカではない」と言っています

 

 

例)

A「お前のうちはいいよなー金持ちで」

B「は?どこが金持ちだよふざけんな」

というようなやり取りも、Bは認識の差異に苛ついています

 

 

面白いことに、人間は「認識の差をわざと作って突くのが相手にとってストレスだ」ということを無意識に理解しているようです

悪口が得意なやつほどそこら辺は分かっていると思います

ハゲじゃない人にハゲって言ってみたり

 

合意させる行為は気持ちいい

人間は、適度なストレスとその解消を楽しむ動物です

ホラー映画やジェットコースター、タバコなんかもそうですね

ストレス下において、そこからの脱出を快楽と感じます

 

意見についても同じで、それ違う!というのを埋められた時は快感を得ていると思います

 

僅かな差を埋めるのがとても気持ちいい

例えば、ちょっとだけ空いたドアを無意識に閉めることはないでしょうか?

人間は、あとちょっとを埋めるのが好きなようです

合意についても同じで、全くハチャメチャな論理より、「惜しい」論理のほうが気になります

 

50点の映画には何もいいませんが、90点の映画には残り10点についてとやかく言います

 

「叱ってくれる内が華」みたいな概念がありますが、あとちょっとで治りそうだから叱るわけで、どうしようもなければ何もしようとしません

 

漫才がなぜ面白いか ボケとツッコミ

これらを上手く表現したのが漫才やお笑いです

 

ボケ担当の人がわざと少しだけ間違い、ツッコミがその差を埋めます

それがとても楽しいのです

 

他人のツッコミも楽しめる

お笑いの例で考えると、自分が突っ込まなくても誰かがツッコんでるのをみるだけで楽しいですよね

人は共感できるので、誰かが絶妙な隙間埋めをしているとナイス!座布団一枚!と言いたくなります

 

同意する人も、否定する人も、実は快楽を求めている 

同意派の人は、意見の差によるストレスを避け、合意できる部分だけ探して同意して楽しみます

お笑いで言えばあるあるネタです

 

否定派の人は、意見の差をツッコミにして、場の合意状態を作り楽しみます

お笑いで言えばツッコミです

 

やってることとしては大差がありません

 

なぜ記事が炎上するのか

そう考えれば、記事が炎上する理由は意外と簡単です

上手い具合にツッコミどころを用意してあげればいいのです

お笑い芸人のように、何度も何度もうまいボケをしてくれると、皆喜んでツッコミを入れます

 

たまに「何でわざわざ見たくもない記事に来てギャーギャー言うんだ」って言う方が居ますが、単純に気持ちいいからです

 

否定の方がバリエーションが多い

ここまでの話だと、同意と否定が半々にあるべきなように思えますが、実際は否定のほうが多いですよね

 

その理由の一つが、否定的意見の方がバリエーションが多いからです

意見とは様々な認知・前提知識・論理構造の上に立脚しているため、粗探しがとてもしやすいのです

一方で同意のパターンは、それら網羅的に「イイネ」というほぼ一択です

 

もう少し頑張って同意するなら、「その話の○○というところはとても理解できる、例えば△△だってそうだ」みたいな話し方はできますが、これは非常に難度が高い作業で、かつ文章も長くなり、意見が埋もれます

 

これはお笑いの中で「わかるわー」より「なんでやねん」の方が多いのを見ても察せるかと思います

   

否定のバリエーションはどのくらいある?

ここからクソだるい話になるので次回に回しますが、ちょこっとだけ触れてみます

 

まず、このような発言があったとします

 

Aさん「カモノハシは卵を生む生物だから、爬虫類だ」

 

実際にはカモノハシは哺乳類です

分類学上、Aさんは間違ったことを言いました

では、議論の中でAさんに何と指摘するでしょうか?

 

そのバリエーションを表したのが下図です

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ツッコミどころというのはこのようにとても複雑かつ多くの観点があります

 

議論って何?

議論というのは、これらのツッコミをすることで、相手と合意形成し、一緒になって良いロジックを模索する行為です

そう考えると、どこに対してどうツッコミを入れるかが非常に重要となってきます

 

また、議論というのは一人でもできますし、言葉を使わずともできます

 

そんな話を次回にしたいと思います