AI美空ひばりの件は、今後5年の課題になる
なんというか、美空ひばりでこの問題が話題になるのって日本らしいですが、要はディープフェイクの問題ですよね。
美空ひばりなんて全然いい方で、もっとヤバい使われ方が世界的には行われているらしいです。
アメリカや中国ではすでに法整備がされつつあります。
法律では基本的に悪意が重要な要素になってくるでしょうが、よりボーダーラインに近い使われ方のときにはいくつか問題になる要素が見つかると思います。今回の美空ひばりの件もそうでしょう。賛否両論あるタイプのものです。
- 本人の許可
- 本人の拒否
- 故人かどうか
- 有名人かどうか
- どのくらい似ていればアウトか
- どういう使い方がアウトか
などなど
特に故人かどうかは面倒な問題ですね。技術が進むと死んだ途端にフリー素材になる可能性も出てきます。
個人とはどこからどこまでか
最近はVtuberも流行ってますが、時代が進むに従って、個人の境界が曖昧になりつつあります。
有名人ならなおさら。
昔でも例えば「襲名」なんかは一部の個人の受け継ぎですよね。
ああいうのは、その人そのものがコンテンツであるものの、その人のブランディングが個人の力ではないから起こるのだと思います。
自分の芸名を使えなくなった方とかもいましたよね。
あるいは、AV女優が販売停止請求するみたいなことも最近起こっています。
今後、ディープフェイクやアバターのようなものが一般化すると、より一層その個人がどこまでか、どこまで権利が生じるか、死んだらどうなるか、というあたりが複雑になり議論が進みそうに思います。
と言っても私はその行く末にさほど興味ないですけどね、面白けりゃ何でも良いので、良い妥協ラインが見つかると良いと思います。