IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

AIスピーカー戦争の謎 何故参入するのか?

www3.nhk.or.jp

 

類似品がこれだけあるらしいです。

Amazon Echo
Google Home
Microsoft Harman Kardon Invoke
LINE WAVE
SHARP
Apple HomePod

パナソニック SC-GA10
ソニー LF-S50G
オンキョー

 

何故皆ここに参入するのでしょうか?
私には芽のある市場に見えません。

考えられるのは、全てのリソースへの入り口(ポータル)として、スマホと同等の位置を狙っているのだと思います。確かにそれが上手く行けば強いです。有名アプリやスマートウォッチ、その他IoTもそのポジションを狙っています。
しかしAIスピーカーにはスマホのようなネットワーク効果(周りが使ってると使わざるを得ない)もないし、アプリを作ってもらうこともできないし、接続されていない家電の方が多いし(増えるとも思えないし、増えたとしても旧式は使えないし)、何より「スマホがあれば十分」と多くの人は思うでしょう。

もしこれが流行るのなら、その前にGoogleNowみたいなのがもっと一般化しているはずです。スマートウォッチももっと普及しているはずです。
これを成功させるには相当な努力と果てしないイノベーションが必要だと思おいます。せめて使わざるを得ない状況が。

 

ココらへんに参入するのはもう、大企業として大きなパイを狙おうとすると「こういうモノしか残らない」とか、そういう感じになるんでしょう。
「分かってるけど流行らせなければならない」という状態が多くの大企業で起こるのは趣深いですね。(しかも皆そうするからレッドオーシャンになる)

 

ここらへん、ひょっとしたらAIに対する期待値のピークになりかねませんね。

◯◯テックの違和感 テクノロジーは優位性足り得るのか?

〜〜テック流行ってますが
そもそもサービス事業において、テクノロジーだけで優位性が保たれることは稀なのではないでしょうか?
特に昨今のIT技術というのは、より誰でもできるようにという設計で作られているわけで、簡単ではないかもしれませんが他社が真似しようと思えばできるものが多いです。
なので素晴らしいソリューションを作ってみせたら、それは真似されたり類似品が出るのは道理だと思います。
基本的には技術の優位性がなくなっても勝てるようにしないとサービスは生き残れないはずです。

もちろん売り物になるくらいの技術依存のサービスもありますが、それは研究者レベルの話です。それに研究者レベルでも、商品化するのに一工夫は必要です。

 

「◯◯テック」という括りは、メディア受けもするし資金調達もしやすいのかもしれませんが、本当に事業をするなら尚もっと良いという、おまけとか+αとして捉えるべきだと思います。
現に成功されてる◯◯テックの会社も工夫をしているか、さもなくば徐々にレッドオーシャンに向かっているかしていますよね。

VC界隈の人たちは◯◯テックっていう流れどう思ってるんでしょう?

 

※あ、受託の場合は話がちょっと別です。技術力だけでも売りになります。技術力重視の会社って、よくよく見ると受託やコンサルやってたりするんですよね。

年収を上げる方法 その1(主にIT向け)

どうも。金の亡者です。

 

前回(1年前)の続き。
プラスαの部分であって、正道ではありません。搦め手の話。

 

otihateten.hatenablog.com

 

しかし、最近金やサービスの話が多いのは、仕事で新しい知見を得られていないことの証左ですね (´・ω・`)

 

お前年収上がったの?

上がりました。びっくりしました。

 

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一番左は社会人1年目のときです。リーマンショックでひどい目に遭いました。
酷い変動幅です。(下手したらまた落ちるんじゃ?)
 

どうやったら年収が上がるのか

もちろん、経験積んで勉強して優秀になって出世して・・・とすると年収は上がると思います。当たり前です。
ですが、それ以外の搦め手の部分が、この年収上げゲームでは結構重要だと思います。べつに裏技とかいうわけじゃないですが、取り組む仕事の分析ができてなくて、何で上がらないのかと悩んでる人が多い気がしています。

 

  1. 世の中の年収が決まる仕組みを理解する(ルールの理解)
  2. 自分の年収が決まる仕組みを理解する(ルールの理解)
  3. 市場を知る(プレイヤーの理解)
  4. 攻略法を見つける
  5. 有利になるように行動する

 

この、本来は知ってるべきだけど、普通に働いてると見えにくい部分について考えていきます。
ちなみに、私はそういうを考えるのが単純に好きです。ゲームの裏側を考えて出し抜くのがとても好きです。別に経済学部にいたとか本を読んだとかはありません。

 

誰が年収を決めるのか

ひょっとしたら、年収の高さは自分の能力によって決まるんだ。と思っている人がいるかもしれませんが、それは学校教育に毒されていると思います。もう少し理不尽に決まっています。
年収は商品の値段と似ています。
相場はありますが、場所や状況で揺れがあります。

年収を決めるのは誰か、あるいは何か。
数パターンあると思います。

  • 社長や役員が決める
  • ビジネスが決める
  • 相場が決める
  • 労働者が決める
  • 給与テーブルが決める

 

社長や役員が決める

社長がある日「君には年収5000万円出そう」と言えばそうなります。
違法ではありません。
そんなこと無いと思うでしょうか?
社員が5人の会社で、10億円くらい売上を上げていたらあるかもしれませんよ。

もちろん反論があると思います。

  • そんな儲かる会社など滅多にない
  • そんな会社に自分が入れるわけない
  • 5000万払うメリットがない
  • 5000万払うより他の社員を雇ったほうがいい
  • 他の社員や株主から非難されるかもしれない

そして上記がそのままその他の要因となっています。

 

ビジネスが決める

社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかしそもそもそんなビジネスはほとんどありません。

実際は5人で5000万円とかそんなもんです。
当たり前ですが5人で5000万円の会社では、年収5000万円にはなりません。
つまり会社がやってるビジネス次第になります。

同じように、5人で売上500万円の会社では、年収500万円にはなりません。
(もちろん会社が借金をする場合もありますが)

会社の売上、ビジネス構造というのは理解するのが難しいし、細かな数字を見せてくれなかったりするのでこの事実は案外スルーされたりします。
もし自分の会社が1人あたり100万円しか稼いでいなくて、自分が年収1000万円ほしいのなら、転職するしかありません。会社を立て直そうとするのは難しいのでおすすめしません。

 

相場が決める

社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかし相場がそれを許しません。

自分と同じスキルを持った人が、採用200万円+年収600万円で来てくれるなら、人を増やすでしょう。儲かった分は、全て人を増やすために使われます

もちろん、会社の成果が人数によらないとか、他に人が居ないのならそうならないかもしれません。
ですが以下の事情が有ります。

 

労働者が決める

社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかしそうする必要はありません。

労働者はおそらく1000万円くらい与えておけば満足するはずです
だって他に行ってもそれほどもらえないんですから。それ以上あげなくてもどうせ辞めません。辞めたら本人が困ることになるからです。(つまり相場に依存します)

もしその労働者が100万円でも満足してやる人間ならどうでしょうか。やりがい搾取している業界なら割とありえます。
すると今度は100万円より上げる必要がなくなります。

つまりこれは実質、労働者が年収を決めている状態です。

 

給与テーブルが決める

上記を全部ゴニョゴニョ考えて、会社では給与テーブルを作っているケースが多いと思います。これくらいの人はこのくらいの給料、のようにです。例外をあまり出さないように。([給与テーブル 設計]とかググると色々出ます)

何故でしょうか?
色々理由はありますが、組織が大きくなると全体を安定させる必要が出てきます。キャリアパスや公平感も作らなければなりません。決まった評価計算方法がないとどうしようもないのは想像し易いと思います。

給与テーブルで大事な点は、一つは「会社内で作られた独自ルール」ということです。業界標準ではありません。どれだけヘンテコなルールでも通ってしまいます。

もう一つ重要なのは、1つのルールの影響度が大きいということです。1000人の会社で、1人あたりの年収を月1万円だけ上げようとすると、会社全体では月1000万円となります。年間1.2億円です。影響が大きいため、変更も難しいし例外も出しづらくなります。公平にしようとすればするほどフレキシブルさは失われてしまいます。

 

その他

実際にはもう少し複雑なはずです。
例えば同じ会社でも、部署によって予算が決まっていたり、職業によって独特な決まり方があったり、税金の絡みで上限があったり、逆に税金の絡みで多くなったり。
あるいは、何も考えず給料を上げて潰れるような会社もあります(以前居ました・・・)

 

とは言え、ここまででも年収がどう決まるか、どうして上がらないのかなど、分析できるのではないでしょうか。
分析の順序としてはこんな感じでしょう。

 

1.その会社のビジネスを知る
2.その仕事の上限を知る(相場の上限、満足の上限)
3.給与テーブルを推測し、攻略する

 

続きはまた今度暇な時に書きます。 

 

マンションの激遅VDSLでも100Mbps近く出たのでまとめる(IPv6/IPoE + DS-Lite)

詳しく書くと私が理解していないことが露見しそうなので、ざっくり書きます。
他の方が散々書いてますしね。

回線がアホみたいに低速な方にはおすすめです。10Mbpsくらい出てる方はデメリットの方が目立つかもしれません。

 

まずは結果

150kbps〜2Mbps、平均600kbpsくらいの低速ネット回線速度が95Mpbsまで速くなりました
多分100Mbpsが理論値だと思います

ちなみに引っ越す前は600Mbpsでした😭

 

スペック

NTTフレッツ光ネクスト マンション ハイスピードタイプ(理論値200Mbps)
So-net 光 with フレッツ S

 

壁|電話線 ー NTTモデム ー ルーター ー MacbookPro

 

NTTモデムはRV-230SEという、2007年という太古の昔から使われているヤバイやつです。
電話線はあの小さいモジュラージャックのやつです。100Mbpsも出たんだアレ
ルーターは今回のために買いました。

 

そもそも何で遅いのか?

NTTの機械のところで渋滞してるらしいです。NTTが悪いです。
インターネットにそう書いてありました。

それ以上は別に知らなくていいです。
知りたかったらググりましょう。

 

何で速くなるのか?

渋滞してる場所を回避する裏技があるらしいです。それがIPv6/IPoEというものです。

それ以上は別に知らなくていいです。
知りたかったらググりましょう。

でもIPv6/IPoEじゃ足りません。
IPv6/IPoE + DS-Lite か IPv6/IPoE + v6プラス か IPv6/IPoE + MAP-E が必要です。

ここが調べていて分かりづらかったです。

 

デメリット

ポート開放できなくなる、ゲームやる人は支障が出るかも。だそうです。
「ポート開放って何?」とか「そもそも遅くてゲームできないんだよ!!」って人は問題ありません。

 

ちょっと知識整理

少し整理します。
極力簡単に。

IPv4:これ→192.168.0.1 4つの数字で管理
IPv6 4が6になったのですごい
・現在、IPv4IPv6のサイトが混ざっている!
IPv4IPv6が混ざっても見れる仕組みがある
・PPPoE → ルーターにプロバイダーのIDとPassを入れて動く仕組み
IPv4+PPPoE 皆が使ってる方法
IPv4+PPPoEでもIPv6のサイトが見れる(トンネル方式)
IPv6+IPoEでは、通常はIPv4のサイトが見れない
IPv6+IPoEが混んでなくて速い!
IPv6+IPoE+DS-Lite(又はv6プラス、MAP-E)でIPv4のサイトが見れる(ネイティブ方式)

なんか間違ってる気がする。

どうやれば良いのか、どう調べれば良いのか

この、結局何をすりゃいいの?が割りと分かりづらかったので端的に書きます。

1.自分がNTTの光回線であることを確認する
2.プロバイダーがIPoEに対応しているか調べる
3.プロバイダーが決まると、DS-Lite、v6プラス、MAP-Eあたりが自ずと決まる
4.プロバイダーにIPoE設定を依頼する(数時間〜2日)
5.対応しているルーターを買う
6.つなげて設定する

(光コラボの場合はどうなんでしたっけ??)

 

ポイントとしては
・プロバイダーが対応していない場合は、他のプロバイダーと新たに契約が必要になる(めんどい)
・対応するルーター買わなきゃいけない(あまり機種の選択肢がありません)

 

どのプロバイダーが対応しているかはこちらがまとまっています

IPv6 IPoE に思いを馳せながら ISP をどうやって選定するか考える話 - Qiita

 

ルーターの設定は、DS-Liteの場合はtransixがまとまっています。それ以外の場合でもどこかに書いています(プロバイダーのサイトなど)

transix DS-Lite 接続確認機種情報 

 

ちなみに私の場合は

1.あ、マンションVDSLでもフレッツネクスト光なんだ!と知る
2.プロバイダーのSo-netがIPoEに対応しているのを確認
3.So-netが対応しているのはDS-Lite(運営がtransix)
4.電話して2時間で開通
5.ルーター買う
6.ドハマリして2週間位あれこれ試してルーター更に買ってようやく繋がる

 

ハマると大変です。一個一個手順が間違っていないか確認しなければならないので。
運がいいとすっと行くらしいです。1日でいけます。

 

おわりに

うーん。我ながらふわっとしたレポートだ。

そもそもが複雑なので、誰でもできるというところまではいかなさそうですね。
2chでもハマってる人いっぱいいましたし、プロバイダーもここらへんはサポート外だそうです。
ちなみに一番ハマるのはルーターの設定だと思います。ホームゲートウェイ(HGW)とルーターがあるから手順が複雑になりがちなんですよね(技術的に、ではなく、単に電源入れたり消したり再起動したりっていう作業が)

あくまで自己責任で。

 

それ以前に、Nuroとか引けるように、極力高いマンションには引っ越さないようにしましょう(7階以上だっけ?)
部屋の階じゃないです。マンション全体の高さです。

 

追記:先々週あたりから、なぜか7Mbpsしか出なくなりました。意味不明です。それでも元より速いんですが。

追記:あれこれ試しましたがダメでした。sonetのDS-Lite専用ルータをレンタルしましたがダメでした。プロバイダーより先のところで混んでるとの回答。もうやだ、引っ越す。

 

 

追記:2019年

なんか上記をやって上手く行ったのですが、その後なぜか6Mbpsまで落ちてそこから上がらないという謎現象に見舞われました。

上記は正しいと思っているのですが、私の回線は何らかの異常事態が起きていて、結局解決できなかったので近所に引越ししてNuro入れました。

結局最終手段は引っ越しなのかもしれません。かなりお金かかりましたが。

 

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一介のエンジニアが起業する理由

一般論ではなく私事です
あと、だいぶ後ろ向きな話で、キラキラ度ゼロです

 

割りと以前から作ってきたサービスが、どれだけ遅くとも年内(早ければ来月)には出るくらいに煮詰まってきました。
それで、いよいよ会社を立てるみたいなことを現実的に考えることが多くなりました。
一応それなりに堅いビジョンとスケールが見込める程度のサービスにしました。

正直言って、私は社長なんて器でもないし、それほど向いてもいないと思っています。
ちょっとプロダクト寄りな一介のエンジニアです。そこらに居る程度の。
地頭だって、記事で見かけるような有能な社長ほどありません。私がこれまで見てきた社長達のようなバイタリティもありません。いつも腹を壊しています。
会社の片隅でぼへーっと仕事してるタイプのエンジニアです。
起業なんて絶対嫌だと2年前まで思っていました。

 

それでも最近、業界を知れば知るほどキャリアパスの一つとして起業するという方向しか見えなくなってきました。
確認も込めて理由をまとめたいと思います。

 

プロダクト・サービス作りに絡めない

多くのエンジニアがそうであるように、私も何か役に立つものを作り上げたいという欲求をそれなりに持っています。

それもあって主にモバイルアプリを専門にしています。モバイルアプリはユーザーが直接触れるものなので、これならプロダクトに積極的に絡めると思っていました。しかし話はそう簡単ではありませんでした

いくつか理由があります。

  • サービスというのはアプリやwebというより、もっと大きなシステムや思想であり、アプリ開発者だからどうこうできる規模のものではない
  • 小さめの規模の会社(例えば10人以上)ですら既にサービスは完成されてしまっている
  • サービスの議論と実行ができる会社が非常に稀
  • 議論できる会社だと判断できた頃にはすでに育ちきっている

そういえば、受託会社から出た理由も似たような理由でした。
受託ではお客さんが居るので、お客さんのサービスに対する温度感が高くないとひたすら作業になってしまうのではないか。そう思って自社サービス会社を巡ったり、フリーランスになったりと色々試したのですが、予想以上にちょうどいい場所というのはレアなようでした。

下手すると、受託案件の方がまだ面白い案件に絡めるかもしれません。一、二度経験があります。

そのくらい、探しても探しても、サービス作りに参画できそうな会社がありませんでした。
おそらく事業が上手く作られているなら、たけのこのようにスーッと成長しきってしまうのでしょう。あるいは、人伝だけで美味しいポジションは埋まってしまうのかもしれません。すると転職サイトに上がってきません。
結果残った初期の会社は最初のビジネスモデル・サービスモデルの設計で躓いているか、そもそもノーアイデアの事業ばかりです。
以前R社の偉い方が「今成功されてる方はチャンスを虎視眈々と狙っていたような人だ」とおっしゃっていたのがようやく理解できました。

チャンスに出会えないのはまだいいとして、経験すら積めないのは困ったものです

 

プロダクト作りに参画できる度

受託(零細) ■■■■□□□□□□
受託(中堅) ■■■■■■□□□□
ベンチャー(シード)   ■■■■■■■■□□  ※不安定だし見つからない
ベンチャー(アーリー)   ■■■■■□□□□□  ※予想外の低さ
ベンチャー(ミドル)   ■■■□□□□□□□  ※予想外の低さ
起業     ■■■■■■■■■■  ※当事者

※一応言うと、CEOでもサービスづくりに傾注できない場合は多いらしいですね。資金調達に奔走したり、人材獲得に奔走したり。上記は必ずしも当たるとも限らないです。

 

噂ですが、誰でも知ってるような有名ベンチャーにエンジニアとして入ったものの、丸っきりプロダクトに絡めずに嫌になって出ていく人と言うのは多いらしいです。
 

サービス設計を経験できない

サービスやプロダクトなどは、初手が非常に肝心です。最初の設計(あるいはPivot時の設計)が甘いと、その後どれだけやっても厳しい戦いになるし、下手すると頑張るほど苦しい状況というものが生まれたりします。
実装フェーズでさえ、その大本のサービス設計に影響されて苦しくなることもあります。つまり全ては設計次第です。

Googleが出してるTeamGeekという本に「安全な位置まで昇進するべき」というのがありましたが、それがどこまで昇進するべきかと考えた時、事業設計をコントロールできる位置だと考えました。

しかし、その事業設計に携われる位置は、遥か上(あるいは遥か初期)にあります。
そこに行かなければ経験も積めないし、いつまでも安全とはいえません。
私は多くの人と同様に、普通に安心して働きたいのです。

 

年収に限界を感じる

勤め人(経営者ではない人)の年収というのは非常に合理的だと思います。
優秀なら優秀なほど高給取りです。
160時間働いて、給料がゼロなんてこともありません。
だからこそ、私はもう限界です。
30代前半(私)だと、勤務医や弁護士の年収が大体800万〜1600万円程度です。
40歳の優秀なプロジェクトマネージャーでも1000万円程度です。
私は決して彼らほど優秀ではありませんし、社会人経験もたった7年しかありません。
そう考えると、普通に考えたらいっぱいいっぱいもらっています。

これより上に行くならゲームを変えなければなりません。

 

今のままでも十分とも考えられますが、特にこの業界は将来が不安でしょうがないです。それに私は自分を信用できません。全力で上昇しようとしてようやく少し安心できます。さっさと一般的な生涯年収を稼いでしまいたいです。

 

サービス設計さえ良ければ意外とどうにかなる

私でもなんとかなると思ったからという理由です。
(たぶんこれは慢心なのですが)

起業で成功されてる方、失敗されてる方を見てみると、ビックリするほど優秀です。
ですが起業のことをよくよく考えてみると、どれだけ優秀でも足りないことがわかります。
会社、人、商品、マーケティング、開発、法律、財務、経理、営業・・・
いくら知識があっても足りません。端から詰んでるんです。
それでも成功してる方がいるのは、もちろんプロが支援してくれるからです

以前(今はなき)ベンチャー企業に居た時にそれを学びました。私より1歳年下の社長でもある程度やれていたのは、周囲の支援があったからでした。
しかし支援してもらうにも、ネタとなる事業≒サービス・商品がないといけません。それだけが他の人にどうにかしづらい難問であって、それこそ注力すべきものだと理解しました。

 

できないことをやらなくても成り立つように心がける

とは言え、もちろん事業・サービスをやる際についてくる必須スキルは山ほどあります。
例えば、50人規模の体制を築かないと成り立たないサービスだとしたら、それを管理するスキルがチーム内に必要です。
そういった様々なスキルの中で、自分ができそうにないこと、失敗しそうなことを排除して、それでもやれそうなことがあるかどうか、で考えました
私はそこまで有能というわけではないので、やれないことはとても多いです。

・人の管理
・事業計画
・金の管理
・教育
・人脈
・プレゼン
・営業(※これだけ協力者見つけました)

これらは正直できる気がしません。努力は可能ですが限界があります。一介のエンジニアですし。
なので調達しません。事業計画もふわっとしてます。人入れません(入れるとしても外注です)。
たとえ上手くいっても大規模な組織にしない。IPO目指さない。人を増やす時は慎重に。など。
特にIPOを目指すのを諦めると難易度はある程度下がりそうです。

それでもできそうなサービスだけやります。
だいぶ縛りがキツイですし、そういったものは往々にして参入障壁が低くレッドオーシャン化していますが、意外と探せばあるもんです(私の場合は、原案は別の方が持っていたので、ただのラッキーですが)

そして人の管理をしなくても、エンジニアなら自分で動けばまずスタートは切れます。

 

サービス設計と、組織設計と、プログラムの設計は似てる

長くなるので割愛しますが。
プログラミングの設計を突き詰めれば、他に転用可能だと思いました。
ゴールドマン・サックスでもプログラミングを勉強するそうです。プログラミングとプロダクトは設計という点で意外と近いのではないでしょうか?

 

試してみたいことがあった

おそらく多くの起業家がそうでしょうが、次の時代はこういう時代になると予想して、それを実行に移してみたくなっただけです。別に他の輝かしい起業家のように、絶対これやりたい!ってほどじゃないんですが、「次これでしょ? これがあれば世の中よくなるよ」ってのを実現してみたくなりました。

(具体的に言うのは今度にします)

 

新規事業資金がほしい

正直言うとこれもあります。
さっきのやれないことリストで除外されたもの。例えば初期資金が無いから(あるいはリスクを取れないから)できないような、思いつきサービスをジャンジャンリリースしてみたいです。エンジニアなら一度は夢見るんじゃないでしょうか? 元々そういうことがしたくてエンジニアになりました。

アグレッシブかつ優秀な人は、リスク取ってでもそういうことをやるんでしょうが、サービスというものがそんなに甘くないことを知っています。私は石橋を叩きまくって渡るタイプなので、当面の生活費がないとそんなことできません(あと優秀じゃありません)

 

おわりに

我ながら後ろ向きな理由が多いなぁと思います。
そりゃぁそうです、起業なんて普通に考えたら頭おかしいんです。
しかし頭おかしかろうが前向きな人間に人はついてくると思います。私についてくる者は居ないでしょう。だから、魅力はとにかく自分ではなく、事業とサービスに注ぎ込みたいと思います。単一事業企業の方が健全だと思うんですよねぇ。

 

 

とか書いたけど、ちゃんと起業できるんだろうか?(不安w)
一寸先は闇です
できなかったら消そう

 

※私の考えは定期的にコロコロ変わります。この考えが正しいとは思わないでください(予防線)

 

若干訂正:

最も都合が良いのはCTO+CPO(P=Product)だと思っています
技術とプロダクト、そしてグロースに集中的にコミットできるのがいいです
でもそれをやろうとするとどうしても起業せざるを得ない状況になりそうです
だって、優秀な社長が私をそんなポジションに据えるわけないじゃないですか! 経験ないんですから(完全に鶏と卵)
本当は社長じゃなくていいんですが(CEO業務めんどい)

今は相方の方がCEOっぽいことをしているので何とか成り立ってます。
未だにサービスの骨子を作ってる私より、人を連れてきたりする相方の方が社長向きだと思っているんですが、難しいですね。

経産省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」まとめと感想

IT関連産業の給与等に関する実態調査結果を取りまとめました(METI/経済産業省)

http://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

こういう調査好きですよ

会社と個人に対して調査したようです。
気づいたことや感想、まとめを書いていきます。

面白かったネタまとめ

・Web系の副業率15%
・新卒の横並び給与の会社9割
・頑張れば頑張るほど年収は上がるが苦しくなる傾向(勉強時間+残業時間)
・一番勉強してないのはレベル2(レベル1=新卒 レベル3=独立可能)

 

IT人材の給与水準の実態

全体的に平均給料が高いです。
スキル標準レベルを見ると平均3.5なので、そもそも全体の平均ではないと思います。

レベル3 ... 独立して仕事ができる中堅人材レベル
レベル4 ... 部下を指導できるチームリーダーレベル
レベル5 ... 社内での指導者・幹部レベル
(Lvについてはこちら https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itss13.html) 

 

大体平均30代後半とかですかね?
たぶん割りとちゃんとした人、会社にアンケ取ってる気がします 

 

ページ8 

概要:レベル上がると給与上がるよ

 

個人的にはLv5,6,7の給与安いなーと思いました。
要はCTO、技術トップ、著名人とかそこら辺レベルです。

 

ページ9

概要:年功の影響度


年功の影響度がある会社もあれば、ない会社もある
業種に依る差はありそうで意外と無いです

 

ページ10 ※要チェック

概要:
「年功型」と「能力・成果重視型」の比較
年齢とともにどのように給与が推移するか
最終的に「年功型」と「能力・成果重視型」でどれほど差があるか(高給群と、低給群での差)

年功型が1.4倍の開き
能力・成果重視型が1.6倍の開き

意外と両者に差はないとのことですが、平均化してるので割りとこんなもんじゃないでしょうか
300人の社員を上中下で100人づつに分けたとして、上と下の差みたいなもんでしょうから
(実際に気になるのは最高と最低の開きですね)

ところでグラフを見ると25歳時点で、能力・成果重視型の方が大分高いです
これ重要だと思います
(最後の「ツッコミ」に書きました)

 

ページ11 ※要チェック

概要:アメリカも同様に調査してみた


日本では最大値が1250万円〜2250万円(50代)ですが
アメリカでは20代でも最大値が年収4500万円とかです
とは言え平均からして違うので、割合で出しましょう

日本20代 MAX/平均=1250万/413万=3.0倍
米国20代 MAX/平均=4578万/1023万=4.5倍

かなり差が有ります
日本で4.5倍の差を付けるなら、MAXは1858万円です
どうでしょう?

もう一点注目したいのは下限です

日本40代 150万円
米国40代 172万円

下は差がありません

 

ページ12 

概要:IT平均年収/全産業平均年収 の国ごとの比較


日本韓国<アメリカ<新興国
とIT産業の平均給与比率が高いよという話ですが
新興国でIT産業で働ける層と言ったら裕福な層に決まってるのでそりゃ高いでしょう

私が気になったのは人口との比率です
中国、インド、インドネシアの比率が高いのですが
これは自国の人口が多い国です
スケールメリットの差が出てくるのでしょうか?
そう考えると米国(3.2億人)も有利ですよね

 

IT関連企業の給与制度及び人事評価制度の実態と課題

個人的には特に目新しい情報はありません

・ITスキルは当然大事
・マネジメント能力、コミュニケーション能力、成果が大事
・先端分野の知識やスキルはあまり求められていない
・35歳あたりからマネジメント能力が問われる
・情報学科の学歴が役に立たない(信用されていない)
・能力・成果重視への変革を望んでいる人は多い
・やりがいがあると給与が低くても満足感が高い
 (やりがい≒自社では労働時間よりもアウトプットや生産性が評価されていると感じる)
・能力・成果主義は難しい。基準、客観性、公平性、成果の把握。
・自社が年功序列だと積極的に転職する(その理由に値する)

 

ページ30

概要:能力・成果主義は社員間の連携を阻害するか?


「阻害すると思う」が意外と多いですね(3割)
実際に能力・成果主義の会社でも2割居る
全員が能力・成果主義が諸手を挙げて賛成というわけではないことに注意したいですね
 

 

IT関連企業における採用の実態と課題

人手不足・人採れない会社が大体半数

 

ページ33

概要:従業員規模が小さいほど、人手不足

そりゃそうだ

 

ページ34

概要:35歳時点での年収水準の差額が300万円以上の企業群にお いては、採用した人材の満足度、エース人材の採用や採用上の競争優位の実現などで、成功している 企業が多いという結果が得られた。

鶏と卵な気がしますね。
いい人が採用できてるから差額を生み出せているのか、差額を生み出したからいい人を採用できているのか。
(300万の差額と言ったら、上は650万円は超えてくるでしょうし)

 

ページ35 ※おもしろい

新卒の給与差を、最終学歴以外で付けているか?
付けていないが9割

日本的ですね。
ただし技術者派遣では2割の企業が考慮しています(新卒時点で差をつけている)

 

ページ36

概要:年功影響度が低いほど、中途採用に積極的

 

これも当たり前です。
能力・成果主義の方が人の出入りは多くなります。
また年功の影響度が高いほど新卒主義で中途を取る必要がありません。

 

ページ37 ※要チェック

概要:業種ごとの人材不足

 

「十分な採用人数が確保できているか」 「採用した人材の水準に 満足しているか」 「自社のエースとなるような人材を 採用できているか」で比較

受託と技術者派遣では大体半数が満足していなく、慢性的に人手不足です
人が多い=売上が高い というビジネスモデルなのでしょうがないというか、やや無謀なゲームとなっています。

 

ページ38 ※要チェック

概要:規模別の人材不足

 

従業員数1,000人以上の大企業は比較的良い状況
つまり人手不足は中小企業で起きています
中小企業の受託と技術者派遣ですね。

 

ページ41 ※要チェック

概要:転職時に重視すること

 

1位 給与(75%)
2位 やりがい(59%)

金だよ金!
裏返せば、人が出ていく理由も金が大きいということですね

 

ページ42 ※要チェック

概要:例えば新卒と同じ年齢の中途が入った場合、中途で給与を決めるか、同じ年齢で給与を決めるか

60% → 優秀な中途には、新卒以上を与える
35% → 同年齢の新卒と同じ範囲に抑える

これ気になってました
新卒の給与範囲が広い会社もある、と思いましたがP35でほとんどの会社はそうしていないようなので無視していいですね
これはつまり、転職したら「あなたは◯歳だから」とか「◯年目だから」とか「◯◯だから」で給与が決定する会社が3、4割ということです
本質的にはもっと多い気がしますが(極一部の特例だけそうしているパターン) 

 

IT人材の残業時間と勉強時間

最近流行りの話題

 

ページ44

概要:月平均残業時間 25〜30時間程度

こんなもんですね。そんなわけない!という人はたぶん情報が偏っています。

 

1週間当りの勉強時間 1.8〜2時間程度
(これゼロの人が多いんじゃ・・・)

 

ページ45 ※おもしろい

個人事業主の残業時間が一番少ない(大勝利
個人事業主の勉強時間が一番多い(2.4時間/週)

 

ページ46 ※要チェック

概要:ITスキルレベルが上がるほど残業時間が増える


つまり成長するほど苦しくなる

 

前同じこと書きました
やっぱりそうですよね

otihateten.hatenablog.com

 

レベル2が一番勉強をしていない
レベル5〜7はかなり勉強をしている(2.8〜4.3時間/週)

後者については働き方の問題もあるんじゃないでしょうか
コンサルや講演、執筆なんかもあるでしょうから、知識を付けることが仕事のようなものです

あらためてレベル表

レベル2  上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル
レベル3  独立して仕事ができる中堅人材
レベル4  部下を指導できるチームリーダーレベル
レベル5  社内での指導者・幹部レベル

レベル2で止まるかどうかが割りと大きそうです
楽ですからねここのポジション

 

ページ47 ※要チェック

概要:残業時間と年収分布について

 

年収が増えるほど残業時間が増えています
残業時間が増えるほど年収が増えているともいえます

これは不都合な真実ですよね
結局経験値の差だったりするので、残業するほど昇給している実態がきれいに出てしまっています
(これも上で出した日記に書きました)

といっても1000万円台でも平均37時間程度ですけど。個人差が大きそうですね。

 

「年収が増えるほど勉強時間が増える」の結果ですが、懐疑的です
単純に高給であるITコンサルの割合が増えているだけだと思われます
勉強時間が増える→年収が増える かどうかはこれだけでは言えません

 

ページ48 ※要チェック

概要:残業時間と勉強時間の相関(業種ごと)です

 

相関はありません
「残業が多くて勉強できない」は成り立っていないようです

残業と勉強の両方を「必要時間コスト」と捉えるなら
一番きついのがコンサルタントです
高度SEもキツイです
エンジニア、プログラマ、SE、保守、サポートなどは楽です
印象通りですね

 

IT関連企業における兼業・副業の実態

みんなしたくてもできない副業

 

ページ50 ※要チェック

概要:若い人ほど副業したい


お金がないからですね

 

実際に副業を
やってる(7%前後)
是非したい(3割)
できればしたい(3割)
やりたくない(3割)

 

つまりやれてる人は1割以下です
ただしWeb関連サービス業だけ15%副業ができています
やや多いですね

 

ページ51 ※要チェック

概要:副業が許可されているか


業種の差が大きいです
ですが比較的許可されているWeb系、コンサルも3,4割です
基本的には許可されていません

従業員規模が多いほど許可されていませんが
1000人を超えると許可が増えます
大企業になるとそこら辺が奨励されるのは割りとあります(ただし制限付きですが)
中堅が一番副業できないんですね

 

ページ52 ※要チェック

概要:副業禁止の理由


自社の業務に差し支える可能性があるから 8割
適切な労務管理が行えないから 5割

まあ差し支えるのはぶっちゃけ事実ですよね
週1働いたら週休1日になってしまいます
でもそれなら差し支えないタイプなら良いんじゃないですかね?
放置系の副業とか、ブログとか

 

雑感 

以上です。

何か物足りない気がしますね。
残業代周りでしょうか?
もっと細かくしてまたやってほしいです。

 

そう言えば、「能力・成果主義」を併記してくれたのはよかったです。
成果主義能力主義って混同されがちなんですよね。

 

otihateten.hatenablog.com

 

あと「頑張れば頑張るほど年収は上がるが残業が多くなる傾向」が数字として出てしまっていますね。
あくまで傾向なので、 個別には違うかもしれませんし
年齢の差も考慮していないので、ひょっとしたら外れてる可能性もありますが

これを正しいとすると、2つ示唆していると思います。
マクロ的に見れば、この傾向はよくないです。皆頑張らなくなってしまいます。成功した人ほど家庭を顧みない。みたいな状態です。
ミクロ的に見れば「頑張る道」か「頑張らない道」かを選ぶ必要があると思います。
頑張るとお金は余裕ができるかもしれませんが、どんどん辛くなり限界が来ます。
頑張らないとお金に余裕がなくなります。
もしくは第三の選択肢として、金有+余裕有をどうにか個人として目指すか、目指す場合はどのルートを選択するか。

 

ちょっとツッコミ

「年功の影響度」と給料の高さが逆相関しているので

「項目Aは「年功の影響度」に相関している」っていう結論のページは、実際のところは「給料の高さに相関している」だけなのでは? と思えます。
また、年功の影響度が無い=自由な体制が可能な状態。更に年功の影響度が無い=社会的に良いこととされる状況。も相関に影響していそうです。

つまり
年功の影響度が高いからAである ではなく
給与が高いからAである だったり
年功の影響度を下げられるような体制の会社だからAである だったり
年功の影響度が低いから会社は優良であり、Aだと信じている
年功の影響度を低くできていないから会社は悪であり、Aではない だったりするかも? ということです
この調査だけでは何とも言えませんね。

(日記)本気でリーダブルコードを目指す記事を書いている

最近Qiitaにリーダブルコードの記事を書いているんですが中々書くことが多くて大変です。

でも少したのしいです。

世間で言われていることと逆のことを思いついて、私が間違っているのか?とググってみると、大抵10年以上前から同じことが言われていたりします。

その場合、大抵自分より深い考察がされているので、勉強になります。

 

今日はコードの再利用について考えました。

コードの再利用 - Wikipedia

コードの再利用性は、リーダブルのためには全力で落としたほうが良いのでは?と考えています。極力再利用させないコードと、再利用させるコードに分ける。