IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

フリーランスエンジニアが、より高単価を狙う時、越えられない壁

最近、嫌なことに気づいたので、忘れないようにメモを。

眠いので文章がヘロヘロです。

 

高単価を狙うには

もちろん、技術力・経験値・営業力など色々あるんですが、今は戦略のベクトルとして2つ考えてみます。

  • 必要とされる技術力が高い
  • 必要とされる要件定義力が高い

この2軸を3段階にして9エリアに分けたのが以下です。

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雑ですが、ノーマル案件は、一般的な価格帯になります。
グリーンあたりになるとできる人材が限られてきて、常駐なら高単価になります。
それ以上になるととにかく人材がごく僅かになってきて、また単価が上がります。

という、右上に行くほど難度が高く、金額も高いという図です。

 

あまりにハード過ぎると、仕事として成立しなかったりするので、狙うのはグリーンのラインか、オレンジのライン、せいぜいレッドのラインです。

 

要件定義力が求められる案件→金持ってないor個人に向いてない

ここ2年くらいで気づいたんですが、要件定義力が求められるシーンって

  • 新規案件
  • PMなどが不在(自走して欲しい)
  • PLを求めている
  • 規模が大きい

だと思うんですが、新規フェーズは金がありませんし、PM不在というのも大体体制ができあがっていない初期=金がありませんし、PLはフリーランスにやらせませんし、規模が大きいと受託企業向け案件になってしまうので出る幕がありません。

結果、適した高単価案件はほぼ無いと言っていいです。

 

技術力が求められる案件→プロジェクトが安定しない

なので薄々気づいていましたが、高単価を狙うと自ずと技術オタク界隈に足を踏み入れなければなりません。
しかし難しい技術を用いた案件は、当たり前ですがそれを上手く扱う人材が市場に不足しているわけで、プロジェクトが安定しません。
上手くやらないと苦しい思いをして終わります。

これは引き継ぎ案件と同じ現象です。時間あたりの良いパフォーマンスが出ないのです。

※厳密には、難しい技術というよりマイナー技術です

 

ここの壁、すなわち「「難しい技術」と「技術ヲタ」のどちらをプロジェクトが採用するかの差」は、市場にそのエンジニアがどのくらい居るかどうかを加味するかどうかだと思います。
一般的なプロジェクトでは、特殊な言語やフレームワークなどは保守性を考えて採用しない判断をする(ブレーキを踏む)わけですが、一個突き抜けたプロジェクトでは、何らかのこだわりがあり、そこでアクセルを踏みます(最先端だったり難解な技術を使おうとする)。
アクセルを踏んだ結果、必要な人材の単価相場が跳ね上がるわけです。視点を変えれば、そういう選択をしたプロジェクトでないと単価が跳ね上がらないわけですね。

 

個人で美味しい案件はない

普通にやってる限りでは、局所的に作り出すことは不可能ではありませんが、探して見つかるようなものでもないな、というのが最近の結論です。
プロジェクトのライフサイクル、発生フローなどを吟味すれば、「美味しい案件」という状態は発生し得ないという感じです。


じゃあどうすればいいかと言えば

  • 自分で事業(サービス)を作る
  • 技術オタクになる
  • サポート業に逃げる
  • 自分の知名度を上げる
  • チームを作り、大きなプロジェクトを受注する
  • 案件の横流しする(自分がPMになる)
  • 情報商材を売る
  • 営業で頑張る
  • (諦める)

こんな手段しかなくなってきますね。
どれもリスク高そう!!

そして、これらの思考は突き詰めていくと、「あれ、自分エンジニア辞めるべきなの?」となってしまいます。それもリスク高い!!

 

つまりここらへんに壁があるようです。

この壁は、かなり高そうです。