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くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

iOSエンジニア SwiftUIへの移行戦略

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otihateten.hatenablog.com

 

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忘れそうなのでメモ程度に書きたいと思います。

 

 

otihateten.hatenablog.com

 

 

 

基礎知識

  • iOS13, Xcode11からの機能である
  • 共存は可能である
  • 思想的にはリプレース的である(Storyboardなどは消える運命)
  • iOSエンジニアがAppleの思想に逆らうと死ぬ
  • 現時点でSwiftUIの評判はまぁまぁ(足りない機能があるなどの指摘が有る)

 

当然予想されること

SwiftUIへの移行はiOS12を切ってからになると思います。

例えばObjective-CからSwiftへの移行は「新規画面はSwiftで」みたいなことが起きましたが、SwiftUIの場合はSwiftUIバージョンと既存バージョンを作る羽目になるので、それはしないだろうという予想です。

 

逆に、iOS12が切れたらSwiftUIをかなり積極的に使用するのだと思います。

 

移行開始時期

そう考えると、移行開始は2020年冬〜2023年春というのはほぼ決まりだと思います。
iOSアプリの保証バージョンは、攻めてるアプリで2〜3バージョン、だいぶ保守的なアプリで4〜5バージョンですから。

 

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ただ、iOS12を切ったら即SwiftUIに変換されるかと言えばそうではないはずです。
置き換えるだけのメリットがすぐ得られるとは思えません。
移行期間は短く見積もっても更に2年は見積もっておくべきです。2020年冬〜2025年くらいです。

それまではStoryboardもXibも触ると考えるべきでしょう。

新規アプリばっかり開発してStoryboardやXibを見ないようにするというのが実現できるのが2021年後半頃です。そう言う人も居ると思います。

 

2020年〜2025年のiOSエンジニア

Storyboardと、Xibと、SwiftUIの知識が当然必要です。

5年程度のレンジが有るので避けるのは難しいのではないかと思います。

 

いつ勉強開始するのが丁度いいか

対応が入ってくるのが2020年の冬か、2021年中だと思います。
逆算すると、早めに取り掛かるとしたら2020年の春頃、遅めに取り掛かるとしたら2020年の9月、iOS14が出てからでよいのではないでしょうか。

 

おわりに

AppleAndroidも、破壊的な技術的移行をしてくれるおかげで仕事が尽きないですね。逆を言えばずっと人手不足だし、対応できないサービスは置いていかれます。
良いのか悪いのか。

 

追記:2020年秋 現状どんな感じ?

WantedlyでSwiftUIを検索したところ、仕事の募集が16件でした(参考:Swift 943件)
まだまだ感すごいですね。

SwiftUIを実際に触ってみると、アレができないとかコレができないみたいなのがあったり、iOS14でまたガラッと更新されていたりしました。あとエンジニアの学習コストもあります。
よって実際には「iOS13が切れる頃の新規開発案件から徐々に」という予想で良いのではないかと思います。

つまり2023年あたりから移行が活発化するので2022年頃から勉強を始める。とかでいいのではないでしょうか?
移行が半分以上済むのが2025年とか?だいぶ先ですね。
これ、新人はSwiftUIを勉強してきたら実務で全然使って無くて泣く流れでは?

個人的にちょっと怖いのは、2021年あたりにSwiftUI案件にエンカウントすることですね。そこそこ有りえます。
それよりもFlutterがWantedlyで274件なのでそっちにエンカウントするケースが多いですけど。

 

追記:2021年1月 2件SwiftUIの面談をしました

ちょいちょいエンカウントしてきますね。

ただやはりマッチョな設計であるケースが多く今回は断りました。

最先端のコードが書きたい方はもう探せば案件がある状態だと思います。