色んな方々が書かれているので自分が書いてもアレだけど
備忘録も兼ねて
@向いてる人
成果を出せる人(アウトプット、数値)
重要度★★★★☆ 無いと詰む★★☆☆☆ 成功に不可欠★★★★☆
限りなく弱肉強食のスポーツチームだと思ってもらえれば分かりやすいと思う
チームの上限人数は決まっているので、成果が出せない人は要らないしいつか死ぬ
ここで間違えやすいのは「成果の定義」
エンジニアなら最低限アウトプットを出せる人、できれば数値にもコミットしていける人
☆4なのは、別に成果出さなくても上手く立ち回ればノラリクラリ寄生できるから
大企業ではないので成果を測る人もあまりいなく、スキルのハリボテが通用してしまう
どこまでも成果主義である人
重要度★★★★★ 無いと詰む★☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
プロセスが重要というのはよく言われることだが
それも現実に成果やファクトが何か、というところからスタートできないと本質を見失う
どれだけまともそうな事を言おうが関係ない
これは自分の仕事だけじゃなく、プロジェクトや他人への見極めにも効いてくるのでかなり重要
スピードが早い人
重要度★★★★☆ 無いと詰む★★★☆☆ 成功に不可欠★★★☆☆
判断、作業のスピードなど、とにかく数倍速で成果へ邁進できる人
ベンチャーなんて早々に潰れるので、大企業が「四半期ごとに」とか「実現を目指す」とか言ってるのを数週間単位、数日単位で現実にしていかなければならない
あと、あまり遅いと周りから「何もしてない人」という見られ方をする
そのスピードも速い
ずっとサボっていて首になるまでの時間を勘定したら普通の企業よりずっと速いはずだ
意識高い(系)
重要度★★★★☆ 無いと詰む★☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★☆☆
意識は高いほうが良いと個人的には思う。
「系」 までいくとうざいが、新しくまだ世間に認知されていないような方法論も素早くキャッチアップしていけないとITベンチャーではまずい(他業界でやると意識高い系として疎まれる)
とは言え「ああそれ2年前に流行ったよねー」くらいの手法の方が確立されていて上手く回ったりするので、必須ではないと思う。
(今で言えばスクラム開発とかリーンスタートアップそのあたり?)
クリティカルシンキングができる人
重要度★★★★☆ 無いと詰む★☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
論理的に、事実を下から積み上げていける人
そして、漠然とした目標からその日のタスクまでブレイクダウンができる人
それができない人は「優秀」にはなれるかもしれないが「成功」は難しい
成功できるかどうかは運次第になる
あと、自分の意見には自信を持ちつつも、常に間違いじゃないかと疑わなければならないので、この点も関わってくると思う
事実ベース>目標ベース>>タスクベース という思考の人
重要度★★★☆☆ 無いと詰む☆☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
何故やるかで考えられる人、そして大きな目標から小さな目標までブレイクダウンできる人、もっと言えば事実を積み上げて目標を作れる人
「何すればいいですか?」 はタスクベース
「どういう風にすればいいですか?」 は目標ベースに見せかけたタスクベース
「どういう計画ですか?」 も、目標ベースに見せかけたタスクベース
「どういう目標ですか?」 は目標ベース
「こうなれば一番うけますよね」「こうなったらゴール満たしてますよね」 まで言って事実ベース
無いと詰むわけではないというか、事実ベースで考えられる人なんて滅多にいないので、取締役と企画の人がこれを出来てれば後はいい
チーム内にできてる人(判断器)が居なければ絶望的
企画層に関わるなら自分もできないと詰むと思う
潰れない人
重要度★★★★★ 無いと詰む★★★★☆ 成功に不可欠★★★★★
がんばる人より、潰れないほうがよっぽど大事だと思う
健康、心理、体力、モチベーション、色んな意味でぶっ壊れた人が勝つ
(ちなみに私は潰れる人です)
本質的な欠点を理解できる人で、本質的な長所も理解できる人
重要度★★★★★ 無いと詰む☆☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★☆☆
100人がプロダクトを見て、50人が「完璧」と思って、50人が「良いけどちょっと不満」だとすると、前者の気持ちと後者の気持ちの両方がわからないといけない
千差万別の意見を想像で補えないと、一部の意見に引きづられる
欠点ばかり見えると嫌になるし、長所ばかり見えると満足してしまう
とは言えこのスキルを持ってる人はかなり稀だ
成功に不可欠とまでは言えないが、持ってると成功確率はぐんと上がると思う
(ちなみにこれは私の数少ない特技の一つw)
満足しないが、満足のために進める人
重要度★★★★☆ 無いと詰む★★☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
常に自分は完璧から程遠い、プロダクトは理想からまだまだ遠いと認知でき
かつそのことで腐らず、一個ずつ改善していける人
山の1合目では「まだまだ足りない、次は2合目」と考え
山の8合目でも「まだまだ足りない、次は9合目」と考えられないといけない
幸せなオタク
重要度★★★☆☆ 無いと詰む★★☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
そのジャンルにおいて、どこまでもクオリティをあげられるオタクであるとともに
私生活は充実している人
こういう人なら何年も働く中で1個くらいは大ヒットを生み出すかもしれないが
オタクじゃないとどこかで満足してしまうし、幸せじゃないとプロダクトに全力投球してしまい潰れていく
(ちなみに私は幸せじゃないオタク)
常識を疑えるけど、夢は見ない人
重要度★★★☆☆ 無いと詰む★★☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
聞きかじった情報を鵜呑みにしない。
常に間違ってるかもしれないと考え迷う。それでも一応の結論を出せる人。
自分でよくよく考えるが、他人に強要はしないし、自分の考えた最強のプランも疑える人。
R&Dに似てるかもね
その会社が当たるかどうか、判断ができる人(ビジネスマン)
重要度★★★☆☆ 無いと詰む☆☆☆☆☆ 成功に不可欠★★★★★
ほとんどの会社が潰れるので、当たりを確実に見極めなければならない
何かしらの経験があって、これはいけると判断できる人じゃないと成功は難しいと思う
ただこれがあってもジョインできなければ意味が無い
ちゃんと貯金できる人
重要度★★★☆☆ 無いと詰む★★★★☆ 成功に不可欠☆☆☆☆☆
成功とはあまり関係がないが、倒産という自体に遭遇する確率がかなり高い
その場合、生活費が枯渇するとITベンチャーを続けることができない
どこかで安定を求めて考えが変わると思う
扶養家族がいない人
重要度★★☆☆☆ 無いと詰む★★★☆☆ 成功に不可欠★☆☆☆☆
上記と似た理由
判断にスピードが求められるし、安定もしない
普通のサラリーマンのような安定が必要とされる家庭環境なら向いていないと思う
ただ、家庭を持ちつつチャレンジしている人もかなり居て
特に家族向けサービスの安定している会社なんかは理解があって良いと思う
@ここから向いてない人
仕事が苦痛な人
向いていない度★★★★☆
ITベンチャーがやってるようなことは創作活動に近い
その活動自体がある程度好きじゃないとやってられないと思う
とは言え、スキルを一部貸し出すという意味では有りなのでフリーランス契約とかなら別にそれでもいいかも
儲けたい人
向いていない度★★★☆☆
「とびきり優秀な人が上場前後のイケイケベンチャーに飛び乗る」というパターンを除けば、あまり美味しい選択だとは思えない
期待値で考えれば普通の会社に行ったほうが良いと思う
一攫千金を狙っているような(私のような)バカはむしろ向いていると思う
何せ他に大して選択肢がない
世の中に価値を提供したい人
向いていない度★★★☆☆
特にアーリーシーズンより前の段階だと手応えすらあったものではない
自分が何のために仕事をしているのか分からなくなること請け合いだ
大企業に居たほうが自分が何かを成している感じはあると思う
なので「こういう世の中がいいんだ!」というある種身勝手な主張が合ったほうが続きやすいと思う
焦りを感じない人
向いていない度★★★☆☆
ゼネラル志向とかフルスタックとかを求められるので、いくら成長しても足りないのがITベンチャー
なので80点や100点を取って安心してしまうような人はあまり向いてないかもしれない
とは言え焦らなくてもコンスタントに成長できているとか、元から異常なほど優秀なら不要だと思う
2016/03/08 追記
また思いついたら書きます