IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

すべき論と現実の狭間 何とかしようとすると必ず反発を受ける法則

プロジェクトにおいて、過去何度となく「これはヤバイ」という危機に出会ってきた

そしてその度「何とかしそうな人が居ない。自分がなんとかしなくては」と思ってきた

 

それに対し、「こうあるべき」という主張がある

「こうあるべきだが、そうなっていないので、今悪い状態なのだ」という主張だ

 

しかし「そうあるべきだけど、なってないですよね。じゃあどうするんですか?」に答える者は少ないし

「そうあるべきだけど、なってないと認識しましたよね。じゃあどうしたんですか?」に答える者はほとんど見たことがない

 

色々な手を尽くそうとすると、「そうあるべき」から逆行することがよくある

「何とかしなければならない時」というのは異常事態なのだ

事実として何かしら悪い状態があり、通常の常識が通用しないのだから

「そうあるべき」は破綻することは普通にある

 

だがその時、「するべき論者」「あるべき論者」からは猛反発を食らう

 

その度に凹んでしまうのだが、「じゃああなたがなんとかしてよ」というセリフはぐっと堪える

その人は「そうあるべきだけど、なってないと認識しましたよね。じゃあどうしたんですか?」に答えられない人なわけだから、無理に行動されると却って自体が悪化するからだ。あるいは行動したけど何の解決にもならない、みたいなことも多い

 

それで結局、合っているのか間違っているのか独りで苦悩しながら自分が無茶な判断をして、徐々に心身ともに壊れていく

 

何とかならないものだろうか

 

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ところで今日、「あるべき論」vs「あるべき論」の討論を傍から傍観していた

どうなるとかというと簡単で

A「こうあるべきだと思います」

B「こうあるべきだと思います」

A「そうですね、そうあるべきですね」

B「そうしていきましょう」

 

つまり「結論:そうあるべき」だ

 

行動につながらない討論や会議に意味は無い

結果、何も進まないことになる