IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

不安や劣等感と向き合う方法(エンジニア以外でも使える)

何だか最近「凡人」とか「劣等感」のようなワードを見かけたので、個人的な不安との向き合い方を理屈っぽく書きたいと思います。
珍しく自己啓発っぽい話。

エンジニアの劣等感との付き合い方 - Qiita

【JTF2020】凡人エンジニアの生存戦略 - Speaker Deck

 

 

仕事は日々不安や劣等感との戦い

仕事は、というか人生は全部不安や劣等感にまみれていますよね。
私は過去いろんな不得意なことを克服してきましたが、努力して克服する毎にそれより遥かにデキる人の存在が見えてきた憂鬱になりました。
どうやら私の脳は「誰かよりどれだけ劣っているか」でしか自己を評価しないらしく、どこまで成長しても無限に劣等感を抱くようです。
よくある自己啓発的な話ではそういう考え方をやめろとか言いますが、やめられたらこんな苦労してないんですよね。

仕事は人生にかなり直結します。ちゃんと成長できるのか、出世できるのか、続けていけるのか、稼げるのか、ほとんどの人が不安になります。それに大抵1番デキる人が目立つので、どうしても自分と比較してしまいます。

 

現状はどうしようもない

例えば今100人中100位だとしたら、それは正しく認識する必要があると思います。
それが90位でも、50位でも、2位でも、1位でも、良い悪いではなくそれそのものを丸ごと受け入れなければなりません。

取りうる選択肢の中に「現実を変える」とか「見て見ぬ振りをする」とか「考え方を変える」というものもあると思います。そういうのをオススメする人もいます。「気にすることないよ」と言う友人も居ると思います。
でも個人的にはオススメしません。その選択肢は次の行動に繋がりません。

 

行動できると安心する

不安とストレスばっかりの人生で発見したことですが、どうやら私は目標に向かって何か行動ができると少しだけ安心できるようです。
これは多くの人がそうではないでしょうか?
行動すると未来が変わる可能性が一ミリくらいは感じられます。それが不安を少しだけ減らしてくれるわけです。

 

そうじゃない人もいる

もちろん、そうじゃない人もいると思います。
おそらくこれは私が先々のことを予測して、その未来の感情を前借りしてくるタイプだからです。それとは反対に、起きたことにだけ感情を揺さぶられる人もいます。
例えば旅行するときに前々からワクワクしたり不安になるタイプは前者。行くまでは何とも思わず行ってからちゃんと感動するタイプは後者じゃないかなと思います。

たぶんですが、前者より後者のほうが性格が明るい印象です。楽観的というか、出たとこ勝負というか。

この話は前者に対してです(後者はそもそも不安にならないのでは。ドツボに入ると戻ってこれなさそうですが)

 

現状把握+計画+行動→安心

要は「努力って慰めになるよ」という話です。
気をつけたいのは「努力しようと計画まで立てたけどやらなかった」というパターン。これは余計に自尊心が傷つくので、計画までしたら自分のためにわずかでもやりましょう。

 

計画→ゴール設定→行動→計測→ピボット

細かい話ですが、一塊の行動=計画に一旦ゴールを設定しましょう。
そして、行動に対する計測を行います。
ゴール達成後に、効果があったか検討して、ピボットします。

 

例えば

不安材料:技術力が劣っていると思う
計画:技術記事を書く
ゴール:とりあえず100記事書く 
計測:記事数

もしこれが事業であれば、行動する毎に不安材料に効果があったか検討するべきかもしれません。
でもそれは毎日のように不安材料を直視することになります。こういうタイプの大きな不安は長期的なものなので直ぐに効果はでないはずです。効果があまりみられないものに対して長期間向き合うと精神がおかしくなります。効果検証するためにある程度の量の努力期間が必要です。

 

だから、ゴールを設定してそれが達成したときにだけ、果たしてこの計画・行動は正しいのかと考えるわけです。

 

ピボット時にあり得るパターン

  • 効果があった
  • 効果がなかった
  • よくわからない
  • そもそもちゃんと行動ができていない

ちゃんとできていない、精度の問題ややり方の問題があるかもしれません。そしたら少しずつ軌道修正していきましょう。

徐々に努力が作業的になってきて不安が減ります。

 

努力の成果が出たら劣等や不安感は減るか?

減りません。
間違わないでください。私のようなタイプの性格の人は無限に劣等感を覚えます。
100人中100位でも、50位でも、2位でも、たぶん1位でも劣等感を覚えます。
だから行動するという選択肢しかないんです。

変えられるなら性格を変えたい。

 

常に不安材料を直視させられるパターン

この方法は本当にヤバいときとか、凹んだときにやるんですが、少なくない確率で不安材料から目を背けようとしてもまざまざと見せつけられることがあります。
この時は少し注意が必要です。
努力しても何も状況が変わっていないことにすぐに気づいてしまいますから。倍速で病みます。

できれば逃げたほうが良いと思います。
逃げられるならですけど。

 

行動アイディアが出ないパターン

これもしんどいですよね。
変なものに手を出してしまったり。

ワンチャンすらない無理ゲーな不安材料に対してはどう足掻いても絶望なので、アイディアが出ても自分に言い訳するような形の努力になりがちですよね。
ゲームに例えるなら、あまりにも強い敵に勝てなくて、あまり効果のないスキルをとりあえず伸ばして見るみたいな。でもそういうのって別の敵には効果あるかもしれないから無意味ではないんですけどね。っていう考えがそもそも慰めでしかないですよね。

行動できないパターン

行動が塞がれるパターンもあります。
詰んでる状態。
これも苦しい、個人的には一番病むかも。

 

選択肢はあるけどその行動が自分にとって超ストレスというパターンもありますよね。
人前が苦手な人が登壇とか。

 

「ストイックですね」「上昇志向が強いですね」「真面目ですね」

とか言われるかもしれませんが、そう言われると自分が不安から逃げるように努力してるのが自覚できてしまうので、ちょっと辛いです(さすがにそんな人少ない?)
何かガムシャラにやってる人を周囲は評価しがちですが、本人は精神的にギリギリであるケースがあると思うので、個人的にはあまり良いものだと思えません。
例えばダイエットとか、筋トレとか、良いんですけど、自然ありのままを受け入れてる人の方が安定してそうですよね。自己肯定感が高いと言うか。

 

おわりに

仕事以外も含めて書きましたが、仕事については結構この方法を取ってれば良いところまでは行ける気がします。
ただ、努力中毒になってワーカーホリックになりがちなのでそれは注意してください(私のことです)

 

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