IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→法人化(今年))

事業会社と受託会社どっちが良いか? 特徴を比較

エンジニア歴が、ちょうど受託会社と事業会社で半々くらいになりました。
ここらでざっくり比較しておきたいと思います。

 

 

基本事項を確認

念の為書くと私が言ってるのは主にWeb系(新興系?)におけるものです。
受託会社は、だいたい数十万円〜数億円規模くらいの案件をクライアントからもらい、納品することで稼いでいます。大抵はワンストップで、従業員数は多くても1000人くらいで、複数社絡むとしてもグループ企業程度です。
受託会社と対になる形で事業会社が存在します。こちらは自社サービスを持っている会社です。
従業員は20人〜300人と言った規模感で、エンジニアチームだけで言えば大抵数十人程度です。

 

事業会社、受託会社で表しにくい存在

メガベンチャー

事業を複数持っている会社です。リクルートサイバーエージェント楽天、ヤフー、DeNAとかそこらへんです。

 

派遣・SES・フリーランス

これも若干文脈が違うのですが、これらの人たちは「受託会社に買われるか、事業会社に買われるか」と考えてほしいです。

 

SIer、ユーザー企業、メーカー、組み込み

文脈がかなり変わってしまいます。 

 

事業会社に夢見すぎ問題、受託会社ディスりすぎ問題

って私のことですが。

otihateten.hatenablog.com

 

受託会社というのは明らかに構造的な欠陥が存在します。

それに自社のサービスがないためアイデンティティが得られにくいという問題も存在します。だから受託会社にいる人は「いずれ事業会社に」というケースが多いです。人がいれば売上が立つような受託会社に比べて、事業会社の方が実際潜り込みづらいです。

ですが最近は事業会社も大概酷いというのがわかってきました。
どっこいどっこいです。

 

受託会社の欠点

  • 人が居るほど儲かるという性質上、質の低いエンジニアも入りやすい
  • 相場や競争が発生するため、価格競争に陥りやすい
  • 基本的に給料は安い
  • 締め切りが厳しく、見積もりミスした時にかなり苦しい
  • 最上流がお客さん=システム・サービスの素人なので、お客さんがクソだとプロジェクトがクソになる
  • 事業的な視点の社員が少ない
  • エンジニアだらけ
  • 自分のサービスがないためアイデンティティに欠け、知名度もない
  • 新規開発が多く、常に安定しない

事業会社の欠点

  • エンジニアが少ない
  • 面接の力が弱く、変な人もちょいちょい入るし外注ガチャに失敗しがち
  • キャリアパスが存在しない
  • 開発フローが非常にわかりづらく、勉強にならない
  • 対象となる案件数が少ないため、勉強にならない
  • 新規案件がほとんどないため、勉強にならない
  • ぶっちゃけエンジニアの質は受託会社より低い
  • お客さんが居ないため、締切も品質もなぁなぁになりがち
  • 見積もり・システムの値段の感覚が身につかない
  • 会社が潰れる時は、仕事をしてもお金が発生しないのでタダ働きになるリスクが有る
  • PC機器に対する予算が少なすぎることがある(開発にならない)

 

受託会社の利点(事業会社に比べて)

  • エンジニアがたくさんいるから、すごい人が居たり相談もしやすい
  • キャリアパスが少なからず存在している(規模があるため)
  • はっきりした開発フローがあり、繰り返し経験するので勉強しやすい
  • 対象となる案件数が多いため、勉強になる
  • 新規案件が多いため、色々試せるし少し失敗しても痛くない
  • 地雷エンジニアを除けば、エンジニアの質やマインドは割と高い
  • お客さんが居るため、締切も品質もシビアになり訓練される

 

事業会社の利点(受託会社に比べて)

  • 人が居れば居るほどコストがかかるだけなので、大量採用やそれによる弊害がさほどない(あるにはある)
  • 会社が儲かっているかどうかのシステム開発部門依存が低く、そもそも借金や資金調達が当たり前なので、無茶な安い給料にはなりづらい
  • 締め切りにある程度柔軟性があり、スクラム開発であることが多い
  • 最上流がお客さん=社長や事業部長で、そのサービスをずっとやってきた人なので素人ではない(ワンマン社長は多いけど)
  • 事業的な視点の社員が多く、事業に対するモチベーションは高い
  • エンジニア以外の方が大抵多く、社内に色んな人が居て面白い
  • 自分のサービスがあり、やりがいを強く感じる
  • 継続開発が多く、軌道に乗れば安定する

 

受託会社と事業会社で、考え方が違うこと

  • 受託会社は「働けば働くほど儲かる」、事業会社は「働けば働くほどコストになる」
  • 受託会社は「どうにか間に合わせる事が重要」、事業会社は「どうにか間に合わせても事業計画に大きな影響を及ぼさない」

 

結局どっちがいいか?

素晴らしい事業会社 > 素晴らしい受託会社 > クソ受託会社 > クソ事業会社

 

です。

素晴らしい事業会社の上に「メガベンチャー」が来ますが、メガベンチャーは会社の中で良い悪いに濃淡が存在するのが厄介です。

 

受託会社はとにかく勉強・成長向け、事業会社は安定向け

キャリアパスを複数社で考えるなら、先に受託会社、30歳くらいで事業会社みたいなパスが良いと思います。

1社に骨を埋めるならどちらでも大差ないかもしれません。

 

フリーランスになるなら、受託会社の経験が必須?

と思ってるのですが、どうなんでしょうか?
事業会社からフリーランスになってる人も見かけるので違うかもしれませんが。

 

起業するなら、事業会社の経験が必須?

これもどうなんでしょうね。
私はこれに首肯しますが、受託会社では成長後のプロジェクトに関わりづらいですし、事業会社では立ち上げのプロジェクトに関わりづらいですよね。

 

 

気がついたら随時項目を更新します。