IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

プログラマーが契約で確認する最低限のこと

忘れそうなのでメモ程度に。

 

 

請負か準委任か?

ググると類似の記事がたくさん出てきますが。これは請負か準委任か、みたいなボーダーラインを作ることが難しいです。
一番わかり易いところだと、準委任契約は完成義務を追わず瑕疵責任もない、みたいなのが一般的ですが、「準委任だよ」と言われて契約書を見たら完成義務と瑕疵責任が入っていることの方が多いです。
たぶん発注側企業としては「そんくらいやって当たり前」と思ってるんでしょうが、だとしたら単価の面でもうちょっと考えなきゃいけないですよね。

まあ考えても単価は上がらないんですけどね😭

 

ここらへん、境界線が曖昧なのでまとめて「業務委託」と言ってる会社も結構見ます。

 

契約書外も重要

過去の裁判を見ればわかりますが、契約書より「実際どうだったか」を重視されます。だからコミュニケーションが重要になります。

 

最低限、確認する点

  • 時間を管理されているか(報告しているか)
  • 瑕疵責任の有無(バグが後から見つかった場合誰の責任か)
  • 完成義務(納品日までに終わらなかった場合、自身の責任で無報酬で完成させるか)

一番ありがちなのは「まだ完成してないから直せ、直したら払う」みたいなやつです。

これらに付随して

  • 納期はどのように決定されるか
  • 瑕疵責任がどのように決定されるか

ここらへんですね。
ここらへんは契約書に入ってこないので、PMやPLに確認する必要があります。法務部は頑ななので、プロジェクト内の人とそこでコンセンサスがどこまで取れるかが結構鍵なんじゃないでしょうか、現実問題(自分に圧倒的な実力があれば「そんな会社知らね」と言えるんですけど)

 

経験的に、「この契約書ちょっとあんまりでは?」と言ってもあまり通らないことが多い気がします。法務的な話になっちゃうので(1勝3敗2スルー)

まあでもそうなると単価や見積もりがガッ!と上振れますよね。個人的にそういうのアジャイル感とかけ離れるので嫌いなんですが、しょうがないです。

 

つらみ。