IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

モバイルアプリとWebサイト、向き不向きの分析

まだ完全には分析できていませんが、メモ程度に。

 

アプリとWebサイト、いろいろ差がありますが、最も大きな差は「画面構成」だと思います。思想レベルで違いますね。
WebサイトというのはURLによって管理されています(この思想なんていいましたっけ、忘れました)
なので、画面が1つあり、URLを入れるところがあり、進む・戻るがある。これでブラウザは完成します。

一方でアプリにはURLがありません。何らかのアクションによって画面遷移します。

これが大きな違いを生みます。

 

アプリに向いてるのは、価値が1つであるものです。
機能が1つと言ってもいいです。何か1つのことをやるために、その周辺のサブ機能が存在します。

対してWebサイトに向いてるのは、細々とした価値がたくさんあるタイプのものです。情報を扱うのはこちらが向いています。

 

※以下は蛇足

 

ただ現状、アプリのほうが有利な面があります。push通知はまだアプリのほうが強いですし、スマホにおいてはユーザビリティの面でアプリのほうが上とされています。
なので私は、Webに向いている情報系、例えば会社のホームページなんかもアプリで扱えたらいいのになとよく思います。しかしそれは失敗してきました。1社の情報が書いてあるアプリなんて誰もインストールしません。

 

これを解消するためには、1回層深くします。
例えば会社の情報であれば、「世の全ての会社の情報を扱うアプリ」ならば成り立つわけです。
SNSが非常に顕著です。例えばTwitterは数多ある情報配信をツイートという140字に押し込めることで「ツイートを見て投稿するアプリ」として成立させました。シンプルかつ強力な方法です。

 

ですが、この時代ももう次に行っていいのではないかと最近思います。例えばあるジャンルに限定されたTwitterがあってもいいのではないかと。でもそうなるとアプリに向いている構成から離れていき、結局Webサイト向きのサービスになってしまいます。そして現にそういう特定ジャンルに特化したWebサイトというのはたくさんあります。

どうにかして、その中間、アプリの得意性を保ったまま、特化型サービスが作れないかと最近悩んでいます。
なにか、遷移方法が今までと違う構成の方がいいのではと。