IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

Qiitaのレベルは低くなければならない

Qiitaというか、ナレッジ共有システムに有りがちなことですが
レベルが低く保たれていないと正常に回らない枠組みというものが存在します。

 

レベルが高いとどうなるか

単純に、書くハードルが上がり、レベルが低い記事を書きづらくなります。

 

書き手も完全に理解できていない

皆が難しいと感じるポイントは、もちろん誰にとっても大なり小なり難しく、正解をキチンと答えられる人というのは希少です(そして答えられる方は大抵忙しい)
なので大多数の人の書き手の理解は完璧ではなく、完璧でない知識を記事にするかどうか、というジレンマが発生します。

この時、ハードルが高いと簡単に「書かない」という結論に至ってしまいます。

 

QiitaTeamでさえ恐らくそれが起きている

QiitaTeamが「社内Wikiの更新が止まっている方へ」という広告をQiita内に出していますが、社内Wiki(社内ナレッジ共有)というのは様々な要因で更新が止まりがちになります。
そもそも記事の書き手というのがマイノリティなのですが、曖昧な情報を書けないというのもその一つです。

以前居た某有名企業では、QiitaTeamのハードルを最大限下げるためほぼ何でもありにしていました。「最近面白かったおすすめ漫画!」みたいなのがいっぱいありました。そうやってハードルを下げてようやく少し技術記事が書かれます。
QiitaTeamですらそうなのです。

 

知識が修正されること、議論できること、良い記事が目立つことが重要

叩き台としてはたくさん出てきて、あとはどのように記事の見せ方をコントロールするかという運営側の努力の話になると思います。

(「低評価」はハードルを上げてしまうので個人的にはコメント機能くらいで十分だと思いますけどね)

 

 

以下蛇足

第二世代の自治がコミュニティを壊す

オタクなら経験があるかもしれませんが、自治したがる人が現れるとコミュニティの雰囲気が変わってきます。
意外かもしれませんが、自治したがる人というのはそのコミュニティの大ファンだったりします。大ファンだからこそ、コミュニティの有名人を崇め、新参やレベルの低いものを排除したがります

それが行き過ぎると

  • 第二世代にウケるものを提供し続け、コミュニティの上位的存在になる人
  • 息苦しくなってでていく人
  • マイペースな人

などに分かれていくことが多いですが、そこら辺でもコミュニティの成長は止まらず大所帯と成り、しかし人は徐々に入れ替わるという現象が起きると思います。

残念ながら、この現象というのはサービス運営的には人が増えるので問題ないんですよね。あくまで古株たちが居なくなるだけで、古株は大体少人数なので。(ちなみに私はこのコミュニティでは古株じゃないです)

 

 

とか書いてきましたけど、Qiitaはオープンなサービスで、かつソーシャル要素は低いので別に心配ないと思います。掲示板形式やSNS形式でこの現象が起きがちですね(全コメントが全員に見える状態なので)

 

投稿のしやすさが肝

SNSや、LINE、はてなTwitter、5chなど

盛り上がってる投稿型サービスには必ず投稿しやすい(あるいは投稿したくなる)要素があると思います