「心理的安全性を上げるとパフォーマンスが上がる」は強者の理論だと思います。
我々多くの普通のワーカーは、それより遥か低い次元に居るはずです
心理的安全性を作っても変わらない組織
- 間違いを認められる
- 助けを求められる
- 意見を言いやすい
こういった状態を作っても何も変わらない組織が多々あります
- 間違いを認めてもメリットがない
- 助けを求めてもメリットがない
- 意見を言ってもメリットがない
メリットがない、むしろデメリットすらある。そう言う組織で心理的安全性は無意味です。
例えばどんな組織?
- 成果を出しても報酬が上がらない
- 改善しても早く帰れるわけではない
- 会社の業績が上がっても自分には関係ない
- 自分以外が解決できない
- 意見を言っても無意味か、むしろ余計な仕事が増える
結構多いのではないでしょうか。
心理的安全性、もっと根源的に言えば
個人間、チーム間、組織間で情報共有をしましょうとか、忌憚のない意見が欲しいという話なんですが、それって既に多くの会社で仕組みとしてやってますよね。
もちろん、その仕組みでより本音に近い意見を出すためには心理的安全性が必要不可欠です。が、それすらできている企業にとってはやはり心理的安全性のメリットは薄いはずです。
心理的安全性が本当に必要な組織
より実験的なフェーズにある組織。すなわちベンチャー的な組織では必要なものです。そういう組織は基本的に多くの間違いや要改善点があるので、それを指摘しづらい状況があると大変です。
また、意外と顧客ークライアントの関係にある、受託のようなプロジェクトでも心理的安全性は必要だと思います。クライアントだって顧客だって間違いをしますが、それを認められないと余計なリスクを産んでしまいます。
業務方法が安定してきた組織ではどうでしょうか。もちろん改善のための意見は必要ですが代替案を出せる人は稀なので、意見が出すぎても困るのではないかと思います。
なぜGoogleやアメリカで心理的安全性が叫ばれるか
これは予想ですが、彼らは日本よりライトに「クビ」や「降格」みたいなことが発生します。つまり自分はいつだって正しいと叫び続けなければならない状況です。そうなってはチームが上手く動かないですよね。
そういう事情があるのだと思います。