開発元の思想は知りませんが、社会需要的にそうなるんじゃないか、といった予想です。
1.選択肢の一つとして
金と人と時間が許されるプロジェクトなら、大抵はフルで作ると思いますし、スタートアップでも最終的にそうなるでしょう。ですが最初から全媒体向けを作り込むのはリスキーです。
そこで今はアプリファースト(例えばiOSのみなど)などというふうに、一部だけからスタートする手が取られることがあります。
- アプリファーストで作る
- Webで作る
- ハイブリッドで作る(Cordova Xamarin ReactNative等)
これらの中に「PWAで作る」という選択肢が生まれると予想されます。
※どういうケースでどういうパターンが良いかは長くなるので割愛
2.Webでアプリっぽくしたいという要望
アプリにできない事情と言うものが存在します。
- アプリという利用文脈に合わない
例:メディア
例:ECサイト
- 審査が通らない
例:限られた人たちだけで使う(BtoB、社内ツール)
例:18禁
これらはPWAでやる可能性が高いと思います。
アプリや事業からみた、PWAのメリット
アプリ+PWAという構成にした時、もう一個期待できるメリットとして、アプリ側の最低保証バージョンをバンバン切れると言うものがあると思います。
例えばiOSにおいては上位2バージョン程度しか保証したくないというのが正直なところでしょう。新しい機能が使えませんし、プロダクトの開発スピードが遅くなります。
しかもそれが古いバージョンを使っている少数派のために起こります。
とは言っても、上位2バージョンだけだと、時期によって5%〜15%程度のユーザーが漏れてしまいます。
なのでその一部のユーザーの対応をどうするか、会社は苦慮していたのですが、彼らをPWAで担保することで解決することができるでしょう。これまでのスマホサイトでは力不足な感じがありました。
これはまんまTwitterLiteの思想なんですけどね(Twitter公式アプリは上位2バージョン程度しか保証していません。