KPIツリーを作る意味とその作り方 - it's an endless world.
たぶん、世間的には私のほうが間違ってる気がするんですが。
KPIツリーに違和感があります。
KPI Treeでもわりとヒットするようで、世界的に使われているようです。
モノ自体は、ゴールを満たすための構成要素を分解していく感じで、それ自体は有用だと思います。
でも、アレら出てきた指標が全部KPIなのか? というのが私の感じている違和感です。
個人的にはこうなんですよね。
KPIとは、目的を満たせているかを誤差少なく測るための指標で
それが伸びていれば目的に近づいていると判断できるものだと思っています。
構成要素とは異なるものという認識です。
ひょっとしたら、構成要素を近づけて点数化する場合もあると思います。
なにせKeyですから、Keyがいっぱいあるわけないです。
なぜそうするかと言えば、構成要素が多すぎると、施策の評価が難しいからです。KPIを設定することで「この施策はKPIに影響するか」で判断できます。
何か良さそう・悪そうな出来事があったとしても、「それはKPIに影響したか」で判断できるはずです。
その観点から言えば、KPIツリーという思想は逆行している気がしてしまうんですよね。
Wikipedia的にはそっちの方向性だと思うんですが、どうでしょう
Performance indicator - Wikipedia
おそらくですけど、KPI Tree、あとKGIは後から出てきた言葉だと思います。
KGIなんかは特に、米googleで検索してもあまり芳しい検索結果が得られません。
まあ定義云々言ってもしょうがないのですが、そのKPIの使い方で大丈夫? とちょっと思います。
KPI選定の重要性
ビジネスモデルを考える時、KPIを作成・選択することは非常に重要です。
つまり、最小スケールでも、最大スケールでも通用する指標が設定できるかどうか。そのようにビジネスモデルが構築できているか。という確認になります。
また、KPIを設定し掲げると、スタッフはその数値を上げるために努力します。
その設定が甘いと、暴走しちゃうんですよね。