どうも。金の亡者です。
前回(1年前)の続き。
プラスαの部分であって、正道ではありません。搦め手の話。
しかし、最近金やサービスの話が多いのは、仕事で新しい知見を得られていないことの証左ですね (´・ω・`)
お前年収上がったの?
上がりました。びっくりしました。
一番左は社会人1年目のときです。リーマンショックでひどい目に遭いました。
酷い変動幅です。(下手したらまた落ちるんじゃ?)
どうやったら年収が上がるのか
もちろん、経験積んで勉強して優秀になって出世して・・・とすると年収は上がると思います。当たり前です。
ですが、それ以外の搦め手の部分が、この年収上げゲームでは結構重要だと思います。べつに裏技とかいうわけじゃないですが、取り組む仕事の分析ができてなくて、何で上がらないのかと悩んでる人が多い気がしています。
- 世の中の年収が決まる仕組みを理解する(ルールの理解)
- 自分の年収が決まる仕組みを理解する(ルールの理解)
- 市場を知る(プレイヤーの理解)
- 攻略法を見つける
- 有利になるように行動する
この、本来は知ってるべきだけど、普通に働いてると見えにくい部分について考えていきます。
ちなみに、私はそういうを考えるのが単純に好きです。ゲームの裏側を考えて出し抜くのがとても好きです。別に経済学部にいたとか本を読んだとかはありません。
誰が年収を決めるのか
ひょっとしたら、年収の高さは自分の能力によって決まるんだ。と思っている人がいるかもしれませんが、それは学校教育に毒されていると思います。もう少し理不尽に決まっています。
年収は商品の値段と似ています。
相場はありますが、場所や状況で揺れがあります。
年収を決めるのは誰か、あるいは何か。
数パターンあると思います。
- 社長や役員が決める
- ビジネスが決める
- 相場が決める
- 労働者が決める
- 給与テーブルが決める
社長や役員が決める
社長がある日「君には年収5000万円出そう」と言えばそうなります。
違法ではありません。
そんなこと無いと思うでしょうか?
社員が5人の会社で、10億円くらい売上を上げていたらあるかもしれませんよ。
もちろん反論があると思います。
- そんな儲かる会社など滅多にない
- そんな会社に自分が入れるわけない
- 5000万払うメリットがない
- 5000万払うより他の社員を雇ったほうがいい
- 他の社員や株主から非難されるかもしれない
そして上記がそのままその他の要因となっています。
ビジネスが決める
社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかしそもそもそんなビジネスはほとんどありません。
実際は5人で5000万円とかそんなもんです。
当たり前ですが5人で5000万円の会社では、年収5000万円にはなりません。
つまり会社がやってるビジネス次第になります。
同じように、5人で売上500万円の会社では、年収500万円にはなりません。
(もちろん会社が借金をする場合もありますが)
会社の売上、ビジネス構造というのは理解するのが難しいし、細かな数字を見せてくれなかったりするのでこの事実は案外スルーされたりします。
もし自分の会社が1人あたり100万円しか稼いでいなくて、自分が年収1000万円ほしいのなら、転職するしかありません。会社を立て直そうとするのは難しいのでおすすめしません。
相場が決める
社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかし相場がそれを許しません。
自分と同じスキルを持った人が、採用200万円+年収600万円で来てくれるなら、人を増やすでしょう。儲かった分は、全て人を増やすために使われます。
もちろん、会社の成果が人数によらないとか、他に人が居ないのならそうならないかもしれません。
ですが以下の事情が有ります。
労働者が決める
社員5人で10億儲かるビジネスなら5000万円もらえるかもしれません。
→しかしそうする必要はありません。
労働者はおそらく1000万円くらい与えておけば満足するはずです。
だって他に行ってもそれほどもらえないんですから。それ以上あげなくてもどうせ辞めません。辞めたら本人が困ることになるからです。(つまり相場に依存します)
もしその労働者が100万円でも満足してやる人間ならどうでしょうか。やりがい搾取している業界なら割とありえます。
すると今度は100万円より上げる必要がなくなります。
つまりこれは実質、労働者が年収を決めている状態です。
給与テーブルが決める
上記を全部ゴニョゴニョ考えて、会社では給与テーブルを作っているケースが多いと思います。これくらいの人はこのくらいの給料、のようにです。例外をあまり出さないように。([給与テーブル 設計]とかググると色々出ます)
何故でしょうか?
色々理由はありますが、組織が大きくなると全体を安定させる必要が出てきます。キャリアパスや公平感も作らなければなりません。決まった評価計算方法がないとどうしようもないのは想像し易いと思います。
給与テーブルで大事な点は、一つは「会社内で作られた独自ルール」ということです。業界標準ではありません。どれだけヘンテコなルールでも通ってしまいます。
もう一つ重要なのは、1つのルールの影響度が大きいということです。1000人の会社で、1人あたりの年収を月1万円だけ上げようとすると、会社全体では月1000万円となります。年間1.2億円です。影響が大きいため、変更も難しいし例外も出しづらくなります。公平にしようとすればするほどフレキシブルさは失われてしまいます。
その他
実際にはもう少し複雑なはずです。
例えば同じ会社でも、部署によって予算が決まっていたり、職業によって独特な決まり方があったり、税金の絡みで上限があったり、逆に税金の絡みで多くなったり。
あるいは、何も考えず給料を上げて潰れるような会社もあります(以前居ました・・・)
とは言え、ここまででも年収がどう決まるか、どうして上がらないのかなど、分析できるのではないでしょうか。
分析の順序としてはこんな感じでしょう。
1.その会社のビジネスを知る
2.その仕事の上限を知る(相場の上限、満足の上限)
3.給与テーブルを推測し、攻略する
続きはまた今度暇な時に書きます。