IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

何とかする系アプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業?)

不思議な生産性神話

「労働時間を減らせば生産性(効率)が上がる」

という、子供でも分かりそうな当たり前な事象を統計を取って調査すること

これ自体は私は良いことだと思います。

しかし、それを受けて「だから労働時間を減らすべき」「日本はダメだ」という訳のわからない生産性神話論に発展するたび「またか」と変な笑いが漏れます。

 

最も需要な論点は「労働時間を減らして生産性を上げたら、GDPが増えるのか?」という話なのですが、この点に関して論じる人は稀です。

たぶん統計を取ってるところはそこら辺も考えてのことだと思います。

以前海外でそういった調査を行っていた際は、レポートの結論は真っ当だったのに記事になる時点でおかしくなってしまっていました。

「40歳の場合、週25時間が最も生産性が高く、月40時間では少し落ち、月60時間から生産量がマイナスに転じ始める」というレポートだったのですが、ネットの意見は「週25時間にするべき」でした。

あっはい、としか言えません。

 

それだけではありません。

少し検索すると簡単に「なぜ◯◯は労働時間が短いのに、生産性は高いのか」みたいな記事が見つかります。

頭が痛くなってきます。

「なぜ短距離走の方が、長距離走より速度が早いのか」みたいな話です。

 

こういったものを見かけるたび、「ああ、やっぱり情報をまともに読み取れる人って極々僅かなんだな」と悲しくなってしまいます。

しかもそんな記事に限って爆発的にPV伸びるんですよね(それを見越して記事作ってる人も居るんでしょうね)

どこで情報がおかしくなるのか、以前辿っていったら、国内ニュースのパクリ元の海外ニュースの時点でその状態でした、切ないですね。

 

参考

経済財政白書「労働時間短いほど生産性上がる」と指摘 「今さら過ぎ」「気づいてた」と呆れる人続出 | キャリコネニュース