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IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

何とかする系アプリエンジニア(SE)が、日々気づいたことの中で、役に立ちそうなことを綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業、ベンチャー)

けものフレンズのバズを前線で見ていて学んだこと

ほぼリアルタイムで見てましたが3話あたりでハマりました
たぶん2chアニメスレの書き込みのうち、2%くらいは私ですw

 

さて、私は運良く多くの人より先んじてのめり込んだようで
そのためバズの流れを非常によくみることができました
少し分析してみます

※ちなみに、けものフレンズをある程度知っている前提です

 

ニコ生4話の時点で異常な熱量があった

分析されている多くの方が、4話で火が付いてそれ以降にバズったと分析されているようですが
ニコ生4話の時点で視聴者の熱量は異常でした
1万人の視聴者に対し、コメントが3万、評価が約95%と、すでに大きなうねりはあったのです

スレの雰囲気も3話の時点で良好でした
では、なぜ3話時点でバズが起きなかったのでしょうか?

 

バズのためにネタが必要

「どのアニメのどの回がおもしろかった」なんていう情報はそこらじゅうに転がっています
情報の受け手に「お?」と思わせるためには、何かが必要です
今回はそれがニコ動の超高評価と、ミームだったと思います
これはたまたまなのですが、4話のニコ生は視聴者数が減っていました
何故かといえばシュタインズゲートの一挙放送が裏でやっていからです
また、3話は前の放送からの流入が有りました

つまり、4話の視聴者はけものフレンズ大好きな熱狂的な感染者だったのです
熱狂的な感染者はもちろん超高評価を叩き出します
そして、「だんだん評価が尻上がりに急上昇していって、ついに95%まで達した」というネタができるわけです

 

アーリーアダプターに火をつける

ミームでキャッチして、けものフレンズというものを知らしめ、かつ「どんどん盛り上がっているらしい」

この事実に反応するのはもちろん情報に敏い人でしょう
「しまった、ノーチェックだった」と思った人はその面白さを分析しにかかります
それが4話以降に起きたことです

彼らは得てして拡散力が有ります(アーリーアダプター体質)
そこに着火できたために、バズが加速したのでしょう

 

はてなブログのホットエントリー入り

アーリーアダプター=情報発信している層です
彼らが何かしらの記事を書くと、イノベーターは「そうだ!」と言います
するとはてなブログのホットエントリーでちょっとした盛り上がりを見せます
そこでアーリーマジョリティに発見されるわけですね

 

職業記者に見つかる

はてぶのホットエントリーみたいなものをよく観察しているのが、仕事で記事を書いている人たちです
はてぶのホットエントリーに、複数記事が登場すると
必ず数日後に大きなメディアが報じる傾向があります

彼らは熱量こそ劣るものの、拡散力と情報調査力に長けています
そして新しい情報や分析を行うと、多くのアーリーマジョリティーに発見され、さらに既存のユーザーによって拡散されるわけです(私のような)

 

ここで重要になる「総熱量」

とはいえ、ここまで来るネタというものは、割と多くあります
そこから先は、感染者たちの熱量がものを言うでしょう
大手メディアはその熱量を敏感に嗅ぎつけて、その程度次第で
記事化➝ヘッドライン(ヤフーなど)➝テレビへの露出
などのように伝染していきます
(今回のヤフーの嗅ぎつけ具合は半端なかったですね!)

 

改めて考える、どこがスタートだったか

もちろん着火は偶然4話でしたが
火を付けた者たちは3話で既に飲まれていました
(もちろん3話で熱狂したのは、1話と2話があったから)
仕掛ける側としては4話を再現したいわけですが、それでは全然足りないわけですね
たとえハリボテで4話を再現しても、その先につながらないのは上で説明したとおりです

 

面白ければこのバズは起こるのか?

上で書いたとおり、偶然がいくつか重なっています
黙って面白いものを作っていても、このバズは起きるかどうかは運でしかありません


上で書いていない要素としては、「1話の振り落とし」と「ニコニコ動画で有料」という点があるでしょう
「見た者の評価」と「まだ見ていない者の評価」にギャップが生じます
以前の記事でも書きましたが、ギャップを感じると人間は埋めたくなる生き物ですから
おもわず隣人に「面白いから見てみて!」と言ってしまうわけです

 

似た事象を起こすなら、どこを狙うべき?

他の人気作品と比べたとき、同じくらいの熱量でもけものフレンズのほうが大きなうねりになっています
これをわざと起こそうとしたら、まずはイノベーターやアーリーアダプターにだけ価値を提供すると良いのかもしれません
けものフレンズの1話振り落としのように、明らかなギャップを生じさせると
ある一時で一気に爆発できる可能性があります
ピークが高くなるので、より大きいメディアへの露出を狙えるでしょう

 

バズの弊害、コントロール

ただ、よくアニメを観る層で言われる教訓として、「がっこうぐらし」「琴浦さん」があります
これらもバズ力は凄まじかったのですが、売上はそれほど行きませんでした
バズったとき、本質なのか一過性のブームなのか、見極めるのは非常に難しいのです
(面白さは見極められるでしょうが、アニメは面白いからと言って売れません。これは他のサービスでも言えると思います。だからどうあがいても流行を分析するのは難しいのです)

 

けものフレンズは売れてる模様

しかし、けものフレンズはどうやら売れているらしいのです
じゃあどこが今までと違ったかといえば3,4話でバズったということです
1話でバズるのと、3話以降でバズるのは大きな差があるようです
つまり、一過性の価値(アクティベーション)ではなく、ある程度継続した価値(リテンション)を受け入れられた上で、ある一定層から評価されたという結果としてバズったからです

この「3話でバズって成功」というのはまどマギなど他の作品でも見受けられます
もちろん、アニメでは3話ですが、他のサービスやコンテンツでは、どの時点でのバズが本質的なのかは分析しなければなりません

ただ1つ言えることとして、1話で先行してバズった場合、一気にレイトマジョリティまで行き渡ると彼らはノイズでしかなくなるということです
3話になっても彼らは盛り上がったままなので、本質的なのかどうかまったくわかりません
よくターゲットをアーリーアダプターに絞れと言われるのはこういうことなのかもしれませんね
(とは言ってもアニメの場合は撤退が簡単ではないので、1話から攻めたほうが良いと思います。この話は、ある程度撤退が容易なサービスだけですね)

 

おわりに

いろいろ書きましたが
よくわからないけど、たーのしー!\(^o^)/