IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

何とかする系アプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業?)

「なんだこの会社、ヌルイな」と思って飛び出した結果www

→飛び出した先はもっとヌルかった(ヽ´ω`)

→ヌルさを捨てた結果死にかける_(:3」∠)_

 

ちょっと説明

 
1.就職に関して、私は大企業でのキャリアアップと中小での実力主義を天秤にかけ、後者を選択した(ITならやりやすいしね)
2.前職の社員は皆大変やる気があったし、頭もかなりいい方が集まっていた。しかし中長期目線とか、構造的に物事を捉えられる人は少なかった(じゃないと中小に来ないよねw)
3.その上、前職では受託開発だったので、中長期的問題を脇においておいてもなんとかなってしまう状況だった(その代わり給料は安い)。そのため危機感が足りないと思った。
4.中長期的問題にも取り組める人間になるべきだと考え、より切羽詰まったベンチャー系に転職した
 

仮説と検証

 
仮説1.目の前に倒産の危機が迫れば皆本気の議論をするはずだ(ヌルくない)
仮説2.ベンチャーにはより高みを目指す優秀すぎる人材が来るはずだ
 
 
実際これは間違っていた
具体的に書いていく
 
  • 仮説1.目の前に倒産の危機が迫れば皆本気の議論をするはずだ(ヌルくない)
発見1.「目の前の危機を認知していない」人が多い(現職で言えば7割位)
これは経営陣が隠していたり、そもそもファイナンス的な状況を理解していなかったりと色んな条件で起こる。積極的に知ろうとするか否かにも依る。長期的スパンで物事を捉えて、そこから今の行動までブレイクダウンできる人じゃないとそういう動きをまずしない。
 
発見2.「目の前の危機を何とかするのは自分ではない」と思う人が多い
似たような理由だが、経営陣や上司やマネージャーが何とかするはずと思ってる人がかなり多い。普通の会社よりは少ないかもしれないが、頑張っても5割を切るのは難しいのではないだろうか?(人事次第だけど)
 
発見3.「目の前の危機を解決するすべを知らない」人が多い
当たり前かもしれないけど、今までそういう仕事の仕方をしてこなかった人に何とかできるはずがない。
・ノーアイディアで固まってしまい、知らぬ間にフェードアウトするか居るだけ人材になる
・ノーアイディアだが問題点は見えるので、殊更に不平不満を発言する
・なんとかしないと、が空回りして自体をより悪化させる
このいずれかのパターンが多い
面倒なのは、10人中2人くらいがちゃんと議論できる人だとして、残り8人を巻き込むと足手まといにしかならない。とは言え8人も当事者なので巻き込まないと後で面倒なことになる。つまり人が増えるほどリスクが果てしなく増大する
 
発見4.そもそも優秀な社員にとって、会社の危機は危機ではない
零細と違い、ベンチャーにはそこそこ優秀な経験値のある人も来るし、そういう人が中核を担う
しかし彼らは「潰れたらまあ他行けばいいか」のきらいがある(自分だってそうだ)し、他に転職する実力もある。
つまり食いっぱぐれないので、入って間もない無名企業なんて正直どうでもいい。
必死なのは経営者と出資者で、彼らがなんとかできなければ詰むというのは当然とも言える(経営者より必死な私なんかの方がオカシイし間違っている)
 
 
  • 仮説2.ベンチャーにはより高みを目指す優秀すぎる人材が来るはずだ
発見5.人事担当者が、その事業領域の専門家じゃないパターンがある
例えばシステムを作ろうとしているのに、システム開発が居ないとかCTOが居ないとか、そういうパターン。経営者は「◯◯に詳しい人を選別できるAさんを選別するスキル」が重要になる。このスキルが抜けると当たり前だがミスマッチのオンパレードになる。(そしてどれだけ優秀な経営者でも、意外とここが抜けていてびっくりする)
 
発見6.大企業出身者がことごとく使えない(偏見)
大企業出身者を一番無能にできる現場がベンチャー企業だと思う。
大企業では自分のタスク以外を勝手にやると怒られると思うが、ベンチャー(要は零細)では何でもやらないと仕事が回らない。価値観や動き方が全然違うので、「戸惑い」が数ヶ月以上続くと思う。そしてその数ヶ月はベンチャーにとって致命的だ。
 
発見5と6の組み合わせで、「◯◯のスペシャリスト」を雇ってしまうケースが有ると思う。よくあるのが「システム開発するんだからプログラマー雇えば完成するだろ」というパターンで、現職ではそれが起こっている。マネージャーも企画もマーケも管理職も居なくて、当たり前ながら回らずに詰む。
 
発見7.ベンチャーに来る人の種類
・よりイイ物を苦労して作って一攫千金したいギャンブラータイプ(←私)
・武者修行したいタイプ(←慶応、早稲田上がりの20代後半とかのイメージ)
・自分なら天下取れると思っちゃったお花畑野郎
・大企業が嫌でベンチャーに来た逃亡者
・意識高い系
・中長期で何も考えてない人
 
とにかく面接に来る人は玉石混交なので、人事担当者の見極め力と人脈がかなりものを言う
 
発見8.受託開発のいいところ
考えてみたら当たり前だが、受託開発にはお客さんがいるので下手なものを作れない。
だから品質やスケジュールに対する意識はかなり強い。
事業会社は、所によっては売上に直結するので更に意識が高いのだが、平均すると受託開発より低いのかもしれない。3ヶ月でできるものを「やっぱ半年以内でいいよ」と言われたら、受託開発なら残った時間で他の案件ができるからスピードは落ちないが、事業会社なら落ちかねないわけだ。
つまり組織単位での自律心が問われるのだが、ベンチャーはそこら辺もまだグズグズである可能性が高い(CTOの仕事だよねそこ)
 
 

自分がどうしたか

いくつか選択肢があった

・逃げる(転職)

・戦う(どうにかする)

・防御する(給料だけもらって傍観)

 

結果的に「戦う」になった。

投資家を焚き付けるという、一歩間違えばクビより怖いことになりそうな方法だったが、半分くらいはうまくいった(かなり大変だったが、投資家がまともだったのは不幸中の幸い)

しかし上手くいった結果、プロジェクトからほとんど人を追い出し、自分の責任領域がえげつないほど広範囲になった(自分がこけたら会社が傾く)

多くの問題は解決していないし、これから解決できる見通しも立っていない。そんなことをしていて良いのかという焦りもある。もうかれこれ1ヶ月以上休日がないし、これからも休日が無さそうで、正直やっぱり逃げたほうが良かった気もする。

 

次があるとしたら、今回の反省を活かして選別したい。