まず、労働集約型産業ではない会社ではこうなっている
例えば3人の会社で売上が100上がっていて
4人目を入れたところで売上は(当面)100のはずだ
労働集約型産業ではこうなっている
1人=◯万円の売上があがるという構図になっているため
3人で売上が100なら、4人目を入れれば133になるだろう
もちろん仕事があれば、だが
これだけ見れば
「なんだ、労働集約型産業の方がヌルゲーじゃん!」
と思うかもしれない。
それは正しくて、実際にIT受託産業の参入障壁はかなり低い。
物を売ったりしてお金を稼いでる企業はこの点難しい。人を増やせば増やすほど人件費が重荷になるからだ。
だが、「より稼ごう!」と思ったらどうだろうか。
50人の壁を超えたあたりの、第二創業期でよく起こる話だ。
労働集約型産業じゃない企業では、売上が社員数に比例しない
だから10倍ということもありえる。
そしたら社員のお給料はババンと上がるかもしれないし、会社の利益もいっぱいでる。
それに対して、労働集約型産業は、「売上と社員数が比例する」
するとどうなるか。
仕事は溢れるほどいっぱいある
でも社員はあまり儲からない(比例してるから、1人あたりは一定)
仕事はあるし、もっと社員がいれば(会社の)売上が伸びるのになあ
そうして「人手不足」となる。
だが彼らは大概勘違いしている。
人を入れても利益率が上がらないのだから、社員一人当たりの給与は変わらない
だから儲からない
ここで注意したいのは「会社(役員)は儲かってる」ことだ
酷い!社員の給料も上げてくれればいいのに!と思うかもしれない
だがもう一度図を見てほしい。
いくら会社が儲かったとしても、利益の部分を薄くするのは会社として自殺行為だろう。それは規模が大きくなればなるほど危ない、つまり会社が儲かれば儲かるほど給与を上げるのはリスクを伴う。
なので、給料が上がらない。
給料が上がらないと、人が外から来てくれない。
人が増えないと、仕事はいっぱいあるので人手不足になる。
大変だ、このままでは潰れてしまう。と思うだろうか?
そんなことはない。人が居れば売上が立つのだから。どうなろうが生き残る。
そんなこんなで、彼らは永遠に人手不足と薄給に耐えながら仕事をするのだ。
お わ り (´・ω・`)
ちなみにこんなことは多くの人が言っていて
「利益なき繁忙」というワードでググるといっぱい出てくる
(でも基本的に説明がわかりづらい)
今度は「労働集約型産業からの脱却と、失敗」を書きたい
脱却は出来ぬ、出来ぬのだ...