IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

何故「出る杭は打たれる」のか

昨日、面白い発見をした(子供の頃から薄々気づいてはいたが)

 

「何とかなってないモノを、何とかしようとすると叩かれる」法則

 

言い出しっぺの法則」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

 

dic.nicovideo.jp

 

色々ニュアンスはあるが、「言い出しっぺ」に当事者意識が強くあるので、結果的に言い出した人がやることになる。みたいな話だ。

これの「言い出しっぺになって、実行することになったその次に起こること」がこの法則。

ちなみに、もし何かを新しく創るとか、ポジティブな内容なら関係なくて

「ネガティブな問題を解決しようとする試み」の時に、法則は発動する。

 

何かの「問題が起きている」場合、ほとんどの場合何かが足りてないわけだが、「言い出しっぺ」になる状況では

・担当者の力量が足りない(と思っている)

・担当者がそもそも居ない

のどちらかになるだろう。

 

そこで自分が何とかするべきと言い、何とかしようとすると、「彼が担当者だ」と認知されるわけだ。すると、そもそも「はなから何とかなっていなかった」ので、最初の期間はどうしても「何とかなっていない状態」になる。

 

すると周りから「何とかなってないぞ!」と怒られる。

例えどんなに善意で動こうと思ったところで、外野は「自分で何とかする」のではなく「君はこう動くべきだ」と野次を飛ばしてくる。

もし「外野」ではなく何かしら利害関係者ならなおさらで、フラストレーションを思い切りぶつけてくる。

結果、大抵は邪魔になることが多い(プラスになることもあるが)

 

というようなことが、思い返してみると人生で6回以上あったと思う。

しかも考えてみれば、日本中、政治・企業・家庭など至るところで似た事例は発見できる。

 

 

ーー法則の説明はここまでーー

 

じゃあどうすればいいのか(皆どうしてるのか?)というと

何もしない!責任回避!何とかしようとしない!

これが最強の護身である。

それでも何とかしたいと思ってしまうバカは、私と一緒に悩みましょう^ー^

 

法則を逆に考えてみると

何とかしようとしてる人に対して、何もする気がないなら邪魔するな!

とも言える。

アドバイスはとても良いと思うが、批判は事態を悪化させるかもしれない

もっと詳細に言うと

「それが問題だ」という「認知」は「言われなくても分かってる」

必要なのは「何が困っていて、それに対しどういうアプローチがあるか」の助言だ

そして、もし任せておけないと思うなら、具体的に自分が動くとよいと思う

 

前の記事でも書いたが、ここも「何とかする人」、「何とかしない人」の境界線の一つかもしれない。

しないひとは護身を完成させたのだから、別に責めてもしょうがない。

(それ以前に、問題の認知しか考えが及ばない人種もかなり多く存在する。

 問題の認知は一番イージーで、具体策が次に難しく、計画・実行が最大難度だから)