IT業界で気づいたことをこっそり書くブログ

くすぶってるアプリエンジニアが、日々気づいたことを適当に綴っていきます(受託→ベンチャー→フリー→大企業→ベンチャー→起業)

エンジニアの幸福とは?どう実現するか

前回に引き続き、あまり推敲できていませんが、メモとして。
最近ちょっと混乱気味でちゃんと考えられてるかわかりません。

 

あと考えていったらエンジニアというより労働者の幸福みたいになってきました。

 

 

幸福を知るにはモチベーションを知らなければならない

何がしたいのか、何でエンジニアをやるのか。
もしくは究極的には働きたくないのかなど、そこらへんを探っていく必要があります。

 

3つの柱

やりがい、お金、時間と捉えてみました。どうでしょうか?
この配分は人によりますし、優先順位があったり、細かな差異もあります。

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余裕が出ると顕著になる

そこそこのベテランフリーランスになって、潤沢な案件から仕事を選べるようになると、それぞれ働き方が変わってきて非常に分かりやすいです。
皆自分の幸福について考え始めるのではないでしょうか?

 

パターン1:もっともっと稼ぐ(複数の仕事をする)

パターン2:働く時間を少なくする

パターン3:働く場所を変える

パターン4:よりやりがいの感じる仕事を選ぶ

 

正社員の場合はこのパターン1、2、3が殆どできないので行動に顕在化されないですよね。
だから似たようなシステムで社員をやってるのに、それぞれのモチベーションが違うところにあったりして厄介です。

フリーランスを観察すると、700万あたりまではお金重視で、それ以降は働く時間重視の人が多いように思えます。これは観察対象が30歳前後で家庭を持っていない人が多いからというのもあるかもしれません。

それ以外のモチベーションの特殊事例

目標がある
例えば起業したいとか。
これはやりがいに入れてもいいですけど。

外圧
例えば家族に求められているとか。
これは主に金ですね。

なんとなく
意外とあるんですよね。

 

「お金」を分解する

これは金額面安定面があると思います。

 

「やりがい」を分解する

  • エンジニアをしていて楽しい
  • ユーザーに使ってもらいたい
  • お客さんの役に立ってうれしい
  • 社会的な影響力
  • チームプレイが好き
  • 会社が好き
  • プロダクトが好き
  • 他の仕事より苦じゃないから(向いてるから)
  • 自尊心・名誉が得られる
  • 成長を感じられるから
  • 夢や未来、将来性があるから

など

 

あるいはそれらを目標にしている状態。

 

幸福に対するマイナス要素「ストレス」

こちらも考える必要がありますよね。

 

  • 将来への不安(不安定、キャリア、賃金など)
  • スキル習得が難しい
  • 人間関係のストレス
  • 開発上のストレス(身体的ストレス、精神的ストレス)
  • 長時間拘束のストレス
  • 劣等感
  • 虚無感

など
書き出すとわかりますが、「お金」「時間・働き方」に対するマイナスと、「やりがい」に対するマイナスが対の形で存在している気がします。

 

その人のモチベーションを分解した上で、そのモチベーションを最大化する環境と成長が得られる状態に身を置くのが最適解

当たり前のことしか言ってないんですが。
こうなりますよね。
まずどうしたいのか、どうなりたいのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、最終的にどうなりたいのか。
それらを考えた上で、決められるのは「自分がどうするか」「どの環境を選ぶか」になると思います。

 

別解:短期的視点からのアプローチ

私は上記のようなアプローチでいつも物事を考えてしまうのですが。
どうやらそうではないような人もいるらしくて、もっと短期的視点で考えてる人のほうが世の中には多いのではないかと最近反省しました。

例えば私なんて、高校の時にITやろうと思って、そこから大学、大学院、就職と、約20年一貫してやってきているわけですが、世の中そんな人だけじゃないですよね。
それに短期的視点が悪いわけでもないなあと今更になって思いました。長期的視点は真面目なようでいて、達成まではずっと辛い状況が続くし達成できない可能性も結構高いわけですが、短期的視点だと臨機応変にその時々の幸福ややりたいことを考えて取りにいけるわけです。

幸福を考える時には最終的な結果だけ考えるのは間違いだと思います。幸福という視点では過程の方が大事かもしれません。
もちろん短期的視点にはデメリットも多々ありますが、上手くいくと幸福度は長期的視点より高いと思います。

 

短期的視点に立つ場合、「最終的にどうなりたいか」を考えるのをやめて「今どうしたいか」を考える感じになると思います。
結局決めるのは「自分がどうするか」と「どの環境を選ぶか」というのは同じなんですけど。中身のモチベーションの一覧が変わってくると思います。

 

エンジニアを採用する企業はどのようにエンジニアの幸福を目指すか

そんな事考えてる企業がどれほどあるのか不明ですが。
「お金」と「時間」はほぼ全員に共通する話題だと思います。一方でこれらは動かしづらいものでもあります。
やりがいについては多岐に及ぶので、全てを用意するのは不可能に近いのではないかと思います。ですので、自社で提供できるやりがいのリスト、あるいは提供できないやりがいのリストがあって、それにマッチした人材を探すのがベターな方法になりそうですね。

もしくは先に社員が居て事業を決める場合なら、どういうモチベーションがあるかを探ったほうが早そうです。
といっても、本人にすらわかってないケースも多いのでこれは理想論でしかないと思いますが。

 

キャリアを用意するのか、しないのか

最近ベンチャー界隈で働いていて感じるのは、キャリア全然ないなーという感想です。
そもそも規模が小さいのでキャリアを用意するなんて無理なのかもしれないですけど、あれ社員には不安ですよね。結局会社を転々としつつキャリアアップしていくしかないような気が。
もうそれでいいやって感じなんですかね?
そりゃー転職市場が盛り上がるわけだ。

エンジニアに立ちはだかる3つの壁

ちょっと考えました。

メモ。

 

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エンジニアは3つの壁があると思います。
これらはどのような方針で攻略できるかでまとめました。

 

1つは普通にプログラミング知識やエンジニアリングの知識です。発展型として設計力があると思います。

 

2つ目は、所謂上流系のスキルと細かな開発テクニックの経験値です。

 

3つ目は、学術的な調査力や、特殊な専門性の高いスキルです。

 

最も簡単に攻略できるのは「プログラミング・エンジニアリングの知識」

本にも書いていますし、学校でも教わることが出来ます。先輩にも教えてもらえます。
ここらへんは3000時間も頑張ればモノになるんじゃないでしょうか。

 

ただ、ここの知識だけでフリーランスになるのはちょっと危険だと思います。
どうしても2つ目、3つ目のスキルが要求されてくるのと、フリーランスになってからここを伸ばすのが難しいので、組織の中で頑張るのが良いと思います。

 

上流系のスキル、開発テクニックのためには良質な複数の仕事が必要

これが1社で賄える大きい企業に属しているならラッキーですが、それが叶わない場合はどうにか勉強するか、転職などして大海に出ていかなければ得られないと思います。

もちろんハードルが高いです。あと時間も年単位でかかります。

調査力は全く別のスキル

1つ目と2つ目を戦略的に獲得できたとして、3つ目は全然系統が違うスキルだと思います。ただ仕事をしているとここらへんの特殊な専門性を求められることが出てくるでしょう。
それを突っぱねるのもいいと思います。というか完全に地力でやるのは無理があります。プロジェクトはチーム戦ですから専門家に任せるのもいいでしょう。
ただ、専門家に頼むほどではないけど調査や実験が必要なタスクというのが存在します。
例えば課金処理とか、ライブラリーやSDKを使って解決できるようなモノは非専門家のエンジニアがそのままやることが多いですよね。
それができず、詰むようだと、おそらく一人前・独り立ちとは認めてもらえないと思いますが、じゃあこの領域をどう教えてもらうかと言えばちょっとむずかしいですよね。個人の資質に寄ってしまいそうです。

 

1人前のエンジニアとはどこなのか?

1人前を「独立できるエンジニア」と仮定すれば、全部できてようやくだと思っています。そうしないと取れる仕事が減るので非常に危険です。

ただ、全員が全部できるべきかと問われれば疑問です。それはマッチョな思想ですよね。1人前じゃなきゃエンジニアじゃない、みたいな考えは現実的ではありません。

 

それぞれの戦略、どこに所属するのが幸せか

1つ目+2つ目+3つ目の方

独立してもいいですし、社内でベテランポジションに落ち着いてもいいですし、出世してもいいですし、プロジェクトリーダーをしてもいいと思います。自由です。

 

1つ目+2つ目の方

こちらは社内に居たほうが安定すると思います。自分の専門性が活かせる会社です。危険なのは5年に1回しかそのスキルを使わないみたいな状況で、その度に勉強・調査が必要になると大変です。

 

1つ目+3つ目の方

プロジェクトリーダーが最適なポジションだと思います。独立はあまりオススメしません。専門性を持った方を抱えている会社で、そういう人に仕事を依頼する解決方法を取るのが安定すると思います。

 

1つ目のみの方

1つ目のみの方の中には、2つ目3つ目を攻略途中な方がいると思います。そちらの方はそれぞれに適した仕事を見つけるべきでしょう。
そうではなく、力量的に、あるいは労働時間的に2つ目3つ目を攻略するほどの余裕はなく、1つ目に終止するならば、フォローしてくれる人や組織がある状況で、かつマッチョな思想ではないところに属するのが幸せだと思います。給料は安くなるかもしれませんが。

 

ただ基本的にどの会社もマッチョな考え方しますよね。っていうのを今日考えました。私はマッチョな考えにならないように気をつけたいです。

エンジニアよ、絶望せよ

キラキラした期待を持ったエンジニアの気持ちをくじきたい。今そういう腐った気分です。よろしくお願いいたします。

 

 

実務未経験者は絶望しよう

新卒や若手でもない限り、未経験者が潜り込めるような隙間はほぼ無いです。
それでもどうにかして入ってくる人が居ますが、極稀で優秀な人達だけです。
その優秀な人達ですら一旦泥水を啜るようなキツイブラックを一旦くぐって入ってくることがほとんどでしょう。
絶望してください。未経験者を普通に雇う理由は企業にほとんどありません。いくつか例外はありますが、ポジティブな理由ではなりです。

 

受託企業に絶望しよう

受託企業が絶望的なのは、単価の頭打ちがあることです。かなりいい所で月120万円が上限くらいになるんじゃないでしょうか。これは会社が受け取る単価です。実際の給料は半分くらいになります。
すると年720万円ですが、こんなうまくいきません。
閑散期があればもっと減りますし、大抵はプロジェクトが見積もりどおり行かずに揉めたり、炎上したりするともっと減ります。いいところ300万円台ですよね。
受託会社は常に締切に追われています。一部の仕事が集中してる人は寝袋を持って職場に寝泊まりしています。
規模を大きくするほどに経営者は儲かる構図なので、どんどん技術力が怪しい人を入れます。その割に育成に力を入れません。そんな余裕ないですから。
結果的にどんどん優秀な人がやめていきます。おかげでいつまでも技術力が会社につかず、それでもどんどん若手は投入されます。
大抵は残業代が出なくて、裁量労働制だとか言って裁量がありません。
社員はどんどん疲弊していきます。変な話ですが、外注の方が良い暮らしをしていたりします。
絶望です。

 

人材派遣型SESに絶望しよう

SES、私は良いと思うんですよ? 勉強する分には、案件ガチャが上手く行けばですけど。
不景気になった時に強いって言いますしね。今まさにその時ですよね。でも会社が潰れたら元も子もないんですけどね。
SESが絶望的なのは、所属感がゼロな割に社名を背負ってるので責任は重いところですね。責任は重い割に重要な部分の技術を触れせてくれなかったり。
案件ガチャもあります。変なのに捕まると数年出てこれません。
そしてガチャがあるにしては安い。
もちろん会社に入れる分が差っ引かれるので安いんですが、会社は人を増やそうとしますよね。その人が増えた分自分にメリットが有るかと言えば無いです。昇進するみたいな仕組みがエンジニアにはない事が多いですからね。結果やっぱ皆出ていきますよね。
実績を口外できないことが多いのも困ったものです。守秘義務ってそこまでに及ぶの?っていつも疑問なんですが、会社通してるのでおおっぴらに書きづらいですよね。

 

常駐フリーランスSESに絶望しよう

個人的にはだいぶ良いと思いますけどね。
数年もやってると限界が見えてきます。まずリーダー経験みたいなのは積めないです。職場を転々とすることで社員と仲良くしようとする気力が徐々に削がれていきます。これは人徳やコミュ力次第かもしれませんが、どんどん知人が増えていくか、どんどん減っていくかの二択です。私は後者です。

あと前任者の書いたクソコードをひたすら直す作業に明け暮れるはずです。自分のせいじゃないのに仕事が遅いことを咎められます。それが仕事です。絶望してください。

報酬はいいですけど、明日突然仕事が無くなってもおかしくない状況なのは変わりないです。コロナでどうなるんでしょうね。あとローンが組みづらいです。家を買うのは結構キツイんじゃないですかね。

 

自社サービスのベンチャー(立ち上げフェーズ)に絶望しよう

ベンチャーに憧れるのはわかります。
まだ5人以下の小さな会社で世にインパクトを与えたいというモチベーションもわかります。
ただしこの規模の会社はとにかく金がありません。激安で凌がなきゃいけません。
その上ヒットする確率は雀の涙ほどです。
ストックオプションは基本的に無駄になります。絶望してください。あなたは零細企業に勤めています。

 

スタートアップに絶望しよう

立ち上げフェーズが上手い、成功させるのが数回目みたいなチームがあると思います。
気をつけてください、彼らのやり方は通常のものではありません。だいたい骨までしゃぶられた後で切られることでしょう。
それも勉強と思って参画するには良いですけど、次のあてを探しておくのが賢いと思います。

 

大きめのベンチャーに絶望しよう

もう既にある程度成長した、上場前後のベンチャーは仕事をするのに大変良い環境だと思います。
でもその分優秀な人が既に入っていて、仕事の方針をだいたい固めてしまっています。
そこに後から入っていっても、あまりイニシアジブは取れません。人数も多いので、結局一兵隊として働くことになるでしょう。それで良いのであれば良いですけど。色んなことができると夢見てきた人は絶望して去るでしょう。

 

機械学習・AI系に絶望しよう

そちらに行けばもっと面白い仕事ができるのではないか、と思って転向された方も居るでしょうが。
考えてみてください、KPIの数値改善をして喜ぶのは大きな金額を扱っている大企業が基本です。
そこに対して提案しなければならないと言う状況は、SIerがやっていることと近いです。
別にSIerが悪いとは言わないんですが、わざわざ機械学習とかAIに手を付けた人が、結局大企業を相手にして数値改善をするために技術のわからない人と交渉することになるのは望んでいない展開なのではないでしょうか。
こっちも多分絶望的だと思っています。

 

終わりに

エンジニアは隣の芝生が青く見えているでしょう。
あそこならもっと良い仕事ができるんじゃないか、そう夢見ているかもしれません。
ですが大抵は幻で、どこに行っても絶望はあると思います。
さあ諦めましょう。
ふて寝しましょう。

不安や劣等感と向き合う方法(エンジニア以外でも使える)

何だか最近「凡人」とか「劣等感」のようなワードを見かけたので、個人的な不安との向き合い方を理屈っぽく書きたいと思います。
珍しく自己啓発っぽい話。

エンジニアの劣等感との付き合い方 - Qiita

【JTF2020】凡人エンジニアの生存戦略 - Speaker Deck

 

 

仕事は日々不安や劣等感との戦い

仕事は、というか人生は全部不安や劣等感にまみれていますよね。
私は過去いろんな不得意なことを克服してきましたが、努力して克服する毎にそれより遥かにデキる人の存在が見えてきた憂鬱になりました。
どうやら私の脳は「誰かよりどれだけ劣っているか」でしか自己を評価しないらしく、どこまで成長しても無限に劣等感を抱くようです。
よくある自己啓発的な話ではそういう考え方をやめろとか言いますが、やめられたらこんな苦労してないんですよね。

仕事は人生にかなり直結します。ちゃんと成長できるのか、出世できるのか、続けていけるのか、稼げるのか、ほとんどの人が不安になります。それに大抵1番デキる人が目立つので、どうしても自分と比較してしまいます。

 

現状はどうしようもない

例えば今100人中100位だとしたら、それは正しく認識する必要があると思います。
それが90位でも、50位でも、2位でも、1位でも、良い悪いではなくそれそのものを丸ごと受け入れなければなりません。

取りうる選択肢の中に「現実を変える」とか「見て見ぬ振りをする」とか「考え方を変える」というものもあると思います。そういうのをオススメする人もいます。「気にすることないよ」と言う友人も居ると思います。
でも個人的にはオススメしません。その選択肢は次の行動に繋がりません。

 

行動できると安心する

不安とストレスばっかりの人生で発見したことですが、どうやら私は目標に向かって何か行動ができると少しだけ安心できるようです。
これは多くの人がそうではないでしょうか?
行動すると未来が変わる可能性が一ミリくらいは感じられます。それが不安を少しだけ減らしてくれるわけです。

 

そうじゃない人もいる

もちろん、そうじゃない人もいると思います。
おそらくこれは私が先々のことを予測して、その未来の感情を前借りしてくるタイプだからです。それとは反対に、起きたことにだけ感情を揺さぶられる人もいます。
例えば旅行するときに前々からワクワクしたり不安になるタイプは前者。行くまでは何とも思わず行ってからちゃんと感動するタイプは後者じゃないかなと思います。

たぶんですが、前者より後者のほうが性格が明るい印象です。楽観的というか、出たとこ勝負というか。

この話は前者に対してです(後者はそもそも不安にならないのでは。ドツボに入ると戻ってこれなさそうですが)

 

現状把握+計画+行動→安心

要は「努力って慰めになるよ」という話です。
気をつけたいのは「努力しようと計画まで立てたけどやらなかった」というパターン。これは余計に自尊心が傷つくので、計画までしたら自分のためにわずかでもやりましょう。

 

計画→ゴール設定→行動→計測→ピボット

細かい話ですが、一塊の行動=計画に一旦ゴールを設定しましょう。
そして、行動に対する計測を行います。
ゴール達成後に、効果があったか検討して、ピボットします。

 

例えば

不安材料:技術力が劣っていると思う
計画:技術記事を書く
ゴール:とりあえず100記事書く 
計測:記事数

もしこれが事業であれば、行動する毎に不安材料に効果があったか検討するべきかもしれません。
でもそれは毎日のように不安材料を直視することになります。こういうタイプの大きな不安は長期的なものなので直ぐに効果はでないはずです。効果があまりみられないものに対して長期間向き合うと精神がおかしくなります。効果検証するためにある程度の量の努力期間が必要です。

 

だから、ゴールを設定してそれが達成したときにだけ、果たしてこの計画・行動は正しいのかと考えるわけです。

 

ピボット時にあり得るパターン

  • 効果があった
  • 効果がなかった
  • よくわからない
  • そもそもちゃんと行動ができていない

ちゃんとできていない、精度の問題ややり方の問題があるかもしれません。そしたら少しずつ軌道修正していきましょう。

徐々に努力が作業的になってきて不安が減ります。

 

努力の成果が出たら劣等や不安感は減るか?

減りません。
間違わないでください。私のようなタイプの性格の人は無限に劣等感を覚えます。
100人中100位でも、50位でも、2位でも、たぶん1位でも劣等感を覚えます。
だから行動するという選択肢しかないんです。

変えられるなら性格を変えたい。

 

常に不安材料を直視させられるパターン

この方法は本当にヤバいときとか、凹んだときにやるんですが、少なくない確率で不安材料から目を背けようとしてもまざまざと見せつけられることがあります。
この時は少し注意が必要です。
努力しても何も状況が変わっていないことにすぐに気づいてしまいますから。倍速で病みます。

できれば逃げたほうが良いと思います。
逃げられるならですけど。

 

行動アイディアが出ないパターン

これもしんどいですよね。
変なものに手を出してしまったり。

ワンチャンすらない無理ゲーな不安材料に対してはどう足掻いても絶望なので、アイディアが出ても自分に言い訳するような形の努力になりがちですよね。
ゲームに例えるなら、あまりにも強い敵に勝てなくて、あまり効果のないスキルをとりあえず伸ばして見るみたいな。でもそういうのって別の敵には効果あるかもしれないから無意味ではないんですけどね。っていう考えがそもそも慰めでしかないですよね。

行動できないパターン

行動が塞がれるパターンもあります。
詰んでる状態。
これも苦しい、個人的には一番病むかも。

 

選択肢はあるけどその行動が自分にとって超ストレスというパターンもありますよね。
人前が苦手な人が登壇とか。

 

「ストイックですね」「上昇志向が強いですね」「真面目ですね」

とか言われるかもしれませんが、そう言われると自分が不安から逃げるように努力してるのが自覚できてしまうので、ちょっと辛いです(さすがにそんな人少ない?)
何かガムシャラにやってる人を周囲は評価しがちですが、本人は精神的にギリギリであるケースがあると思うので、個人的にはあまり良いものだと思えません。
例えばダイエットとか、筋トレとか、良いんですけど、自然ありのままを受け入れてる人の方が安定してそうですよね。自己肯定感が高いと言うか。

 

おわりに

仕事以外も含めて書きましたが、仕事については結構この方法を取ってれば良いところまでは行ける気がします。
ただ、努力中毒になってワーカーホリックになりがちなのでそれは注意してください(私のことです)

 

関連

otihateten.hatenablog.com

コロナ再自粛に備えようという話(2020/7/23)

※素人の意見です

 

都内の感染者数がついに300人の大台に!!!!!!!!!

 

みたいな報道にそろそろ世間が飽きてきてる頃かと思いますがいかがお過ごしでしょうか。
最初の世間のコロナショックの時(4月前後)は、未知の病気に対する恐怖と海外の流行っぷりに戦々恐々としたと思います。その熱湯が喉元過ぎ、どうやら日本人の多くにとっては対岸の火事っぽいなという雰囲気になってからは、もはやコロナもどこ吹く風と言う感じで、一部の業界が苦しむ以外は平穏を取り戻したかのように見えます。

 

 

指数関数的に増えていく陽性者数

しかし、PCR検査陽性数のグラフを眺めてみると、ちょっとマズイなというのが感覚的に見えてくるんじゃないでしょうか。

 

toyokeizai.net

 

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東洋経済 新型コロナウイルス国内感染の状況 検査陽性者数

うわあキレイな指数関数だ。

 

検査数が増えているだけ?

このまま行くとマズイのでは?
と思わせるグラフですが、実は検査数が増えているだけという指摘もあります。

 

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東洋経済 新型コロナウイルス国内感染の状況 検査数

 

また、重傷者数や死亡者数はかなり減ってきています。
これは感染者に若者が多いからだそうです。おそらく重篤化しやすい60代以降はきちんと自粛を続けているのでしょうね?(予想です)

 

じゃあ安心じゃん、とはならないっぽい

検査陽性率もジワジワ上がっているようです。
検査数も増えていますが、感染率もジワジワ上がっている模様。

 

stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

 

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東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイトより

そもそも国民が絶対視するのはあくまで陽性者数ですよね。
検査が増えてるだけだから大丈夫!っていうのは、一旦言い訳として使われそうですけど無理がある理屈です。 

 

順調に伸びていったら

このままジワジワ指数関数的に上がっていったらどういう伸び方をするでしょうか?
単純な二次関数で近似すればこんな具合に成りました。何次関数になるのかは不明ですが(そもそもPCR検査数に依存しちゃうし)

 

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(※参考:アメリカは現在1日に約70000人の陽性者数が出ています、人口比を考えると日本において28000人程度)

 

来週か再来週に「全国で1日1000人突破」で一旦メディアが大騒ぎするのは確定だと思います。
それから順調に伸びていけば、再自粛か!?という話になると思います。
でも政府、専門家、世論の意見は割れるのではないでしょうか。死者数が増えていないとか、注視するとか、経済がとか、なんやかんやで。

次に意見が「再自粛するべき」にまとまるのは、我々国民にとって対岸の火事じゃなくなった時ではないかと予想します。

 

対岸の火事じゃなくなり再自粛へ??

もし順調に陽性者数が増えていった場合、9月頃には1ヶ月あたりの感染者率が0.1%を超えるくらいまでいくのではないでしょうか。まだわかりませんけど(淡い期待)

 

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そうなると、知り合いの知り合いあたりに陽性者が出ることになります。メディアの中の話が、より近くで起こるわけです。
2週間のタイムラグがありますから、知り合いの知り合いに1人出たら、その後どう足掻いても立て続けに1人2人また出るでしょう。知り合いからも出るかもしれません。

まあそうなったら、世論が再自粛へ傾きますよね。政府は嫌がるでしょうけど。

 

感染リスクよりも再自粛リスク

1か月あたりの感染リスクが1%未満であれば、それでも確率的には多くの人にとって対岸の火事でしょうが、再自粛となれば全員に関係してきます。(ちなみにアメリカは1か月あたりの感染リスクが6%、もうご近所に居るレベル。こわい)

一定期間、自粛すれば沈静化するというのが日本人の中に成功体験としてありますから、年内に再自粛への流れはほぼ確実なのでは?と今の所考えています。

 

秋か冬に、2週間〜2か月くらいの再自粛があると思って今のうちに準備しておきたいですね。
(その分夏は遊んでおくべきかも?と言いたいけど顰蹙買いそう)

 

※素人の意見です

 

追記:7割自粛(2020/07/26)

 

だそうです。

news.yahoo.co.jp

 

追記:1000人突破(2020/07/29)

 

ですよね。

 

www3.nhk.or.jp

 

時短フリーランスでエンジニア転向はたぶん無理

プログラミング学習がブームになりつつあります。
そしてエンジニアは結構儲かります。
となると他業界からエンジニアになろうというという人が結構出てくると思います。

 

その際、どうスタートを切るかですが

前の業界の仕事をしつつ週3くらいでエンジニアをして成長していく

というプランはたぶん破綻すると思います。

 

 

もっと具体的に条件を絞り込む

正社員になる → うまくいく可能性あり

派遣で常駐 → うまくいく可能性あり

フリーランスで常駐 → ちょっと難しい

時短フリーランスで常駐 → 難しい

時短フリーランスでリモート → かなり難しい

 

上手く行かない理由

  • 勉強量、経験量が圧倒的に足りない(慣れるまで5000時間以上必要)
  • 育成してくれない(成長効率の差)
  • フリーランスだと求められるスキルレベルが高くなる → 仕事が見つからない
  • リモートだと頼れる人が居ない
  • リモートだと過程ではなく結果が求められる

 

成長するために必要な要素

  • ステップアップするために丁度いいレベル感の仕事
  • 上級者の書いた実装が見れる環境
  • 質問できる人、頼れる人
  • 時間

 

上手くいってる人居るよ、俺知ってる

それかなり凄い人なので参考にしないでください。

 

さすがにいきなり週5で仕事するのはキツイ

わかります。
基本詰んでます。

 

どうしても週3くらいで成長したい

師匠見つけてください。
こっちのほうが難しい説ありますけど。

 

otihateten.hatenablog.com

 

おわりに

最近、某社のエージェントと話してて気づきました。
プログラミングスクール終わってからいきなりフリーランスになって上手く成長できてる人、ほぼ居なくね??って。時短なら尚更で、リモートは更に尚更です。

 

もしリモートフリーランスになりたいと思っても、丸2,3年くらいはどこかの会社で修行が必要になると思います。
時短で雇ってくれるところは少ないでしょうから、自ずと前の仕事はできなくなってしまいますよね。しかもポテンシャル採用されなきゃいけないし。最初は超薄給だろうし。結構厳しいです。
30歳超えてからエンジニア転向する人が少ないのはこれが理由かもしれないですね。

新人エンジニアを育てるメリットと難しさ

最近エンジニアの新人を真剣に育てているのですが、メリットと、現実的な難しさをまとめます。

 

 

メリット 

曖昧な知識を明確にするきっかけになる

よく言われることですが、知識を断定できるくらいに鮮明にしておかなければ教えるのが難しいです。
そのため基礎的なことについて改めて調べるきっかけになり、自己の成長に繋がります。

 

よりリーダブルなコードが書けるようになる

新人エンジニアがハマりがち、間違えガチな部分がわかってくるので、はまらないような優しいコードを書けるようになるでしょう。
あるいははまりそうな部分を隠蔽したり切り分けるという動機にもなります。

 

指示出し、タスク管理の訓練になる

世の中一般的には、ある程度の経験を積んだら管理職やマネジメントを覚えないと出世できないと言われることが多いと思いますが、エンジニアは幸か不幸かそういう立場に成らずともそれなりにお給料がもらえてしまいます。フリーランスなら尚更です。

見方を変えれば指示を出したりマネジメントしたりという訓練の機会に非常に乏しく、孤立しがちでもあります。そういった人がマネジメントの訓練の導入に新人育成をするのは丁度いいと思います。

 

営業の訓練にもなる

新人をちゃんと育てようとすると、適切な仕事を与えなければなりません。
いきなり難しい、一般的ではない仕事を振っても、うまくステップアップできないというのは誰しも経験があると思います。

なので丁度いい塩梅の難易度の仕事がどうしても必要なのですが、それをうまく用意するというのは中々難しいです。
それで私は仕事をいくつか取ってきたのですが、かなり苦戦したもののいい経験になったと思います。

 

楽しい

正直楽しい。
年取ると、教えるのが楽しくなるのかもしれません。
たしか50代くらいがピークらしいですよ。教えたくてたまらなくなるとか。

特に私は学生時代も後輩とか禄に居なかったし、新卒は失敗し中途でやってきたのでそう言う機会に恵まれませんでした。

 

しかし、綺麗事では片付かない新人育成の現実

以上が良い面です。
しかしその分大きなコストが掛かります。

 

もちろん育成の程度に依りますよね。
まず育成のレベルを作ってみましょう。

 

育成レベル

リーダーシップ理論を参考に考えました。

https://leadershipinsight.jp/explandict/sl%E7%90%86%E8%AB%96%E3%80%80situational-leadership-theory

 

1.アドバイザー ・・・ 委任的

その人の進むべき道や、やるべきことについてアドバイスする程度。
例:会社の同僚

 

2.メンター ・・・ 参加的

困ったことが生じた場合に質問を受け、時には一緒に解決に当たる程度。
例:会社の世話役の先輩

 

3.教師 ・・・ 説得的、教示的

一から物事について教え、課題を出す程度。
例:プログラミングスクール

 

4.コーチ

その人の適性まで観察し、指導する程度。
例:家庭教師

 

5.師匠

1〜4まで行った上で、必要ならば設備や仕事や課題を適切に用意する程度。
例:昔の親方制度

 

私が最近やってるのは4〜5です。
通常育成と言えば1〜2だと思います。

近年のエンジニア育成事情

情けは人の為ならずという言葉がありますが、大抵は育成はあくまで教える側のメリットと捉えて行動するはずです。しかしそうなると、掛けられるコストに限界が出てきます。期待できる見返りに相応するだけの手間しか掛けられないわけです。


上で示したメリットの一覧を考えると、割に合うのはぶっちゃけアドバイザー止まりです。もう少し踏み込んだとしてメンターで、これは同じ会社に属する者だからとか会社の利益になるからいう理由で行われるでしょう。
教師レベルになると、お金を取るようになります。プログラミングスクールが成立するわけです。ここまでくると掛けるコストも月15時間以上になってくるでしょう。

 

昔はコーチや師匠というものが存在しました。しかしそれは職業選択の自由が少なく、いずれ自分の利益になるだろうという投資だったわけです。あるいは丁稚奉公みたいな雑用をやらせることでコストを回収していたのかもしれません。

 

現代においては職業選択の自由がありますから、コストを掛けても回収が難しいのです。だから会社も新人育成に対して力を入れていません。成長したら転職してしまいますから。

育成という名のふるい落とし

現代のエンジニア界隈はアドバイザー、メンター、教師を利用しつつ、あとは自力で乗り越えられるエリートしか生き残れないのが現状です。
これは育成ではありますが、同時にふるい落としでもあります。

 

近年始まったプログラミング教育も、あくまで「教師」までの育成レベルになりますので、ふるい落としという面が大きくなると思います。まあ他の教科だってそうですから何の違和感もないのですが、これまでと何かが変わるとは思えないですね。

 

コーチ・師匠は確実にコストがメリットを上回る

もしふるい落としではなく、きちんと育成したいと思ったらコーチか師匠という動きになると思いますが、この行為は明らかにコストがメリットを上回るので注意が必要です。というかほぼ破綻すると思います。

 

まず見返りを期待するとうまく行かないはずです。見合うだけのメリットはないし、お金を取ろうとするとかなり高額になるでしょう。
(※元から才能があり、勝手に成長するタイプの人なら手が掛からないですが、その場合はメンターより上の育成レベルは必要ありませんから)
もしこれが会社相手ならばコンサルタントということになるでしょうが、個人相手であれば大抵の場合難しいはずです。

 

そうなるともはや親目線のようになるしかありません。
ギブアンドテイクを忘れなければなりませんから、打算的思考のエンジニアには厳しいかもしれませんが。


もちろん人間関係的にも良好でなければなりません。「こいつに教えたくねーわ」「メリット無いし」と思ったら詰みます。

 

学習者にも強いモチベーションが必要

なぜそれを学ぶか(なぜエンジニアになろうとしてるのか)というモチベーションの部分は、他人からどうこうするのが難しい領域です。
こればっかりは学習者に依るので、そこが揺らいでいないかは最初に確認したほうが良いと思います。

 

まとめ

新人教えるのはメリットもあるけど、コスト的にバランス取れるのはせいぜいメンターまでですよ。という話をしました。
教師以上をやろうとするなら、ギブアンドテイク無しに教えられる状態でなければなりません。

 

おまけ:人を増やしチーム化するのは有り??

「これからもっと人増やして会社みたいにしたらいいんじゃないですか?」って言われたんですけど、常駐が基本のエンジニアフリーランスは群れる意味があまりないんですよね。
でもフリーランス集団には少し憧れみたいなものがあります。
一匹狼は飽きますから。

たとえばiOS, Android, Web, デザイナーといれば1個サービスをまるっと作れそうですけど、そういうのってまず仕事の流入元が必要ですよね。
たぶん仕事が流入する仕組みが先にあって、そこにギルド的に人が集まるみたいな順序だと思います。

普通に受託にしても難しいというのはこのブログで何十回も書いてきました。

みどり荘っていうコワーキングスペース教えてもらったんですが、今度行ってみようかな。渋谷だと自宅から13分。
まあこういうところ、アプリ案件は無いイメージなんですが。

 

midori.so

 

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