前回に引き続き、あまり推敲できていませんが、メモとして。
最近ちょっと混乱気味でちゃんと考えられてるかわかりません。
あと考えていったらエンジニアというより労働者の幸福みたいになってきました。
- 幸福を知るにはモチベーションを知らなければならない
- 3つの柱
- 余裕が出ると顕著になる
- それ以外のモチベーションの特殊事例
- 「お金」を分解する
- 「やりがい」を分解する
- 幸福に対するマイナス要素「ストレス」
- その人のモチベーションを分解した上で、そのモチベーションを最大化する環境と成長が得られる状態に身を置くのが最適解
- 別解:短期的視点からのアプローチ
- エンジニアを採用する企業はどのようにエンジニアの幸福を目指すか
- キャリアを用意するのか、しないのか
幸福を知るにはモチベーションを知らなければならない
何がしたいのか、何でエンジニアをやるのか。
もしくは究極的には働きたくないのかなど、そこらへんを探っていく必要があります。
3つの柱
やりがい、お金、時間と捉えてみました。どうでしょうか?
この配分は人によりますし、優先順位があったり、細かな差異もあります。
余裕が出ると顕著になる
そこそこのベテランフリーランスになって、潤沢な案件から仕事を選べるようになると、それぞれ働き方が変わってきて非常に分かりやすいです。
皆自分の幸福について考え始めるのではないでしょうか?
パターン1:もっともっと稼ぐ(複数の仕事をする)
パターン2:働く時間を少なくする
パターン3:働く場所を変える
パターン4:よりやりがいの感じる仕事を選ぶ
正社員の場合はこのパターン1、2、3が殆どできないので行動に顕在化されないですよね。
だから似たようなシステムで社員をやってるのに、それぞれのモチベーションが違うところにあったりして厄介です。
フリーランスを観察すると、700万あたりまではお金重視で、それ以降は働く時間重視の人が多いように思えます。これは観察対象が30歳前後で家庭を持っていない人が多いからというのもあるかもしれません。
それ以外のモチベーションの特殊事例
目標がある
例えば起業したいとか。
これはやりがいに入れてもいいですけど。
外圧
例えば家族に求められているとか。
これは主に金ですね。
なんとなく
意外とあるんですよね。
「お金」を分解する
これは金額面と安定面があると思います。
「やりがい」を分解する
- エンジニアをしていて楽しい
- ユーザーに使ってもらいたい
- お客さんの役に立ってうれしい
- 社会的な影響力
- チームプレイが好き
- 会社が好き
- プロダクトが好き
- 他の仕事より苦じゃないから(向いてるから)
- 自尊心・名誉が得られる
- 成長を感じられるから
- 夢や未来、将来性があるから
など
あるいはそれらを目標にしている状態。
幸福に対するマイナス要素「ストレス」
こちらも考える必要がありますよね。
- 将来への不安(不安定、キャリア、賃金など)
- スキル習得が難しい
- 人間関係のストレス
- 開発上のストレス(身体的ストレス、精神的ストレス)
- 長時間拘束のストレス
- 劣等感
- 虚無感
など
書き出すとわかりますが、「お金」「時間・働き方」に対するマイナスと、「やりがい」に対するマイナスが対の形で存在している気がします。
その人のモチベーションを分解した上で、そのモチベーションを最大化する環境と成長が得られる状態に身を置くのが最適解
当たり前のことしか言ってないんですが。
こうなりますよね。
まずどうしたいのか、どうなりたいのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、最終的にどうなりたいのか。
それらを考えた上で、決められるのは「自分がどうするか」と「どの環境を選ぶか」になると思います。
別解:短期的視点からのアプローチ
私は上記のようなアプローチでいつも物事を考えてしまうのですが。
どうやらそうではないような人もいるらしくて、もっと短期的視点で考えてる人のほうが世の中には多いのではないかと最近反省しました。
例えば私なんて、高校の時にITやろうと思って、そこから大学、大学院、就職と、約20年一貫してやってきているわけですが、世の中そんな人だけじゃないですよね。
それに短期的視点が悪いわけでもないなあと今更になって思いました。長期的視点は真面目なようでいて、達成まではずっと辛い状況が続くし達成できない可能性も結構高いわけですが、短期的視点だと臨機応変にその時々の幸福ややりたいことを考えて取りにいけるわけです。
幸福を考える時には最終的な結果だけ考えるのは間違いだと思います。幸福という視点では過程の方が大事かもしれません。
もちろん短期的視点にはデメリットも多々ありますが、上手くいくと幸福度は長期的視点より高いと思います。
短期的視点に立つ場合、「最終的にどうなりたいか」を考えるのをやめて「今どうしたいか」を考える感じになると思います。
結局決めるのは「自分がどうするか」と「どの環境を選ぶか」というのは同じなんですけど。中身のモチベーションの一覧が変わってくると思います。
エンジニアを採用する企業はどのようにエンジニアの幸福を目指すか
そんな事考えてる企業がどれほどあるのか不明ですが。
「お金」と「時間」はほぼ全員に共通する話題だと思います。一方でこれらは動かしづらいものでもあります。
やりがいについては多岐に及ぶので、全てを用意するのは不可能に近いのではないかと思います。ですので、自社で提供できるやりがいのリスト、あるいは提供できないやりがいのリストがあって、それにマッチした人材を探すのがベターな方法になりそうですね。
もしくは先に社員が居て事業を決める場合なら、どういうモチベーションがあるかを探ったほうが早そうです。
といっても、本人にすらわかってないケースも多いのでこれは理想論でしかないと思いますが。
キャリアを用意するのか、しないのか
最近ベンチャー界隈で働いていて感じるのは、キャリア全然ないなーという感想です。
そもそも規模が小さいのでキャリアを用意するなんて無理なのかもしれないですけど、あれ社員には不安ですよね。結局会社を転々としつつキャリアアップしていくしかないような気が。
もうそれでいいやって感じなんですかね?
そりゃー転職市場が盛り上がるわけだ。